はしくれ
今週の日曜日はGⅠ戦としては最長距離を戦う、伝統の重賞・天皇賞春2021が発走します。
特殊な距離のためその適性が問われやすい舞台となるのですが、長距離向きの馬体をつくるため、各陣営意識が見られました。
1週前は殆んど一杯や強めの調教になりましたから、直前追い切りの差がライバルと比較する際の肝になるでしょう。
それぞれに違う形で今度の一戦を迎える調教ですが、そんな天皇賞春2021の調教診断を致します。
目次
天皇賞春2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:アリストテレス
<栗東 CW 良 79.0-64.1-50.1-37.3-12.4 ほぼ馬なり>
今回1位に選出したのはアリストテレスと致しました。
同馬は1週前の調教で併せ馬でCWを追われて、やや強めに手綱を押し出されてラスト11秒9としました。この時は終い重点となって6ハロンは84秒7、全体時計としてはやや遅く時計はかかったなと思いました。
それが今週は同じ栗東のCWであまり追うことなく、ほぼ馬なりで6ハロンタイムを79秒0の時計です。ラストも12秒4と殆んど追うことなく切れる脚を使って、前週の調教から一段と動きがよく数字にも出ています。
阪神大賞典の出走時馬体は更に張りが出てくればと、感じていましたがその部分にも納得いくものが感じられます。下腹部も余分な肉が付かずにシャープな印象を受ける馬体で、前走から巻き返す状態は十分に整ったと言えましょう。
調教2位:オセアグレイト
<美浦 南W 良 67.0-51.8-39.0-12.4 ほぼ馬なり>
調教2位はオセアグレイトです。
同馬はいかにも長距離に向いた胴長な馬体をした馬ですが、今回の追い切りで分かる通り、シャープな馬体を維持しています。鋭い反応と伸びを見せつつ真っすぐ駆け抜けたのが好感で、前走時より馬体に張りがあり状態は更に上がってきました。
追い切りの時計も内容的にほぼ馬なりで追い切られたもので、前週の一杯のときと比べタイムも遜色なく好感です。特に4ハロンタイムの比較はコンマ2秒差しか見られませんし、負荷をかけずとも時計が出たのは好調にあると判断しました。
また日経賞時の追い切りでは稍重馬場だったこともあるので、単純比較は難しいですが、タイム・手応えからも今回です。加えて馬体がフックラしたままきちんと下腹も絞れましたし、遠征で増えることはなさそうで馬体面の維持からも期待です。
調教3位:カレンブーケドール
<美浦 坂路 良 52.7-38.2-25.2-12.9 馬なり>
最後はカレンブーケドールです。
同馬は前週同様坂路でしっかりと負荷をかけられましたが、今週は馬なりの調教でも好タイムを記録して見せました。4ハロン52秒7ならば十分速い時と言えますが、これを軽々と計時するあたりさすがジャパンカップ4着馬です。
国枝厩舎らしい併せ馬の調教で坂下から加速して、僚馬を待つ余裕すらあるほどのしっかりとした脚を伸ばしました。また追い方も前週と比べて軽めになったことばかりではなく、タイム面でも4ハロンタイムでコンマ2秒ほど縮めてきました。
本番に向けて仕上げは着々上向きと言った感じに思われ、あとは長距離での適性面が実戦次第というところでしょう。馬体面を見る限り無駄はなくいつものように上手く立ち回れば、最後までスタミナが保たれても不思議はない状態と思います。
天皇賞春2021調教診断・おわりに
天皇賞春といえば一番スタミナが問われる一戦ですが、上記3頭は追い切りの際も強めには追わず好内容です。
やりすぎによるテンションの悪化や絞れ過ぎによるガレた馬体への、懸念が少ない調教と見られこの点も評価に繋がりました。
長丁場であり当日各馬のコンディションには要注意ですので、当日のパドックでははしくれの判断にもぜひご期待ください。
のりしお
はしくれ
のりしお
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限界に挑戦する各馬への応援を惜しみなく送りながら、天皇賞春もご覧下さるあなたに幸運がありますように。
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