はしくれ
毎年好メンバーが競い合うGⅠ安田記念でありますが、「さすがはマイルGⅠ」と痺れる調教を見せてくれている各馬。
当欄は先週3重賞で1位選出馬が全馬券内、日本ダービーではステラヴェローチェが3着好走となりました。
一時は有料化も踏まえていた当ブログ人気コンテンツですが、安田記念2021の調教診断を実施致します。
目次
安田記念2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:ダノンプレミアム
<栗東 CW 良 83.2-65.9-50.8-37.3-11.5 ほぼ馬なり>
今回1位に選出したのはダノンプレミアムと致しました。
同馬は今年最初の一戦がいきなり安田記念となりますが、昨年は海外帰りもあって13着と残念な競馬に。それでも不良馬場の反動など敗因も見つけられる一戦で、天皇賞秋では先行して4着を確保する走りでした。
そんな同馬の先週の動きは、一杯に追われ好タイムを出し、栗東CWを稍重で6ハロン80秒切りでした。この78秒7を出して4ハロン49秒4で、そこから12秒0を計時のフィニッシュと素晴らしい動きでした。
これで今週はほぼ馬なりにて4ハロンから同等の時計で、ラスト11秒5を計時して豪快且つ切れるフィニッシュでした。完全な勝負仕上げと目され目標はここしかありませんから、少なくとも追い切りの評価では同馬を1位にしたいところです。
調教2位:インディチャンプ
<栗東 坂路 良 51.8-37.3-24.1-12.3 やや強め>
調教2位はインディチャンプです。
同馬は高松宮記念でも3着を確保しているのですが、左回りは未だに3着を外したことがない堅実派です。馬体も前走時よりもシャープですっきりと見せる体型にあって、走りを見ても軽快そのもので颯爽と坂路を駆け抜けました。
全体時計としては先週の方がコンマ2秒速いとはいえ、ゴール前でかなり強めに追った前週より内容も軽いです。51秒8というタイムはそれだけで高評価ができますし、ラストも12秒3としていて切れ味もより磨かれてきました。
追えば追うほどタイムが伸びてくる状態を上手くセーブしましたし、高松宮記念以来となるローテもむしろ好感を得ました。無理をさせずにしっかりと調整して本番を迎えそうですから、ここは例年通りの実力を発揮してくれることと思います。
調教3位:グランアレグリア
<美浦 坂路 良 53.6-38.6-24.9-12.5 ほぼ馬なり>
最後はグランアレグリアです。
同馬は今回中2週となり間隔が詰まってはいるのですが、動きそのものに悪い点はなく、むしろ切れを感じる動きでした。馬体面の維持にも成功して特段細化も見て取れませんし、相変わらずの筋肉の鎧でパワフルでダイナミックな馬です。
実は同馬の選出にあたってギベオンとかなり迷ったのですが、両者の比較では馬体面からグランアレグリアに軍配でした。先週の調教の内容でも15-15を完璧にこなして、ブレのないメニューをこなしたことも今週に結び付いているでしょう。
今週も藤沢厩舎としては十分な時計を出していますし、馬体面の良さを認識できる53秒6だと思います。賢い馬で悪さをしませんし隣が走ってもかからないので、自分自身の競馬はこなせると判断して3位に選出です。
安田記念2021調教診断・おわりに
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のりしお
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*安田記念2021のパドックロードも配信致します。プロの相馬師による相馬眼に今週もぜひご注目ください
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