はしくれ
今週土曜日のメインレースはGⅡ京都新聞杯2021が発走となりますが、最有力と目されていたディープモンスターが回避となりました。
それでもダービーを目指し各馬が順調に調整されていますが、その中でも好内容となった3頭を選出して参ります。
坂のある左回りの中京でどんな結果が待ち受けているか、京都新聞杯2021の調教を診断致します。
目次
京都新聞杯2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:ルペルカーリア
<栗東 P 良 81.5-65.6-51.4-38.2-12.1 ほぼ馬なり>
今回1位に選出したのはルペルカーリアと致しました。
同馬は前走レコード決着の毎日杯を4着として、速いタイムを経験したことが今回は吉と出そうな馬です。追い切りを見ると馬体面からも上昇を感じる締まり具合で、特に厚ぼったかった腹目のラインがかなりシャープさを増しました。
体型的にここを絞ることが最も難しい馬でもあって、腹部をスッキリと見せていたのはかなり好感が持てる要素です。ポリトラックという負荷が弱めの調教馬場を選んだことからも、走れる状態に仕上がったと見て今回1位に指名しました。
その追い切りでは4ハロンタイム51秒4からラスト伸び、12秒1をほぼ馬なりでの計時と中々の好時計です。前走に続き開幕馬場では速いタイムも予想されますので、スピード重視の追い切り自体は効果が現れると予想します。
調教2位:マカオンドール
<栗東 坂路 良 52.5-37.9-24.6-12.4 ほぼ馬なり>
調教2位はマカオンドールです。
同馬は前走大寒桜賞を重馬場のなか見事差し切り、1番人気に応えて勝利し重賞に駒を進めてきました。これまでも強敵を相手にして僅かな着差で善戦するなど、常に高次元な走りを見せて安定感を発揮してきました。
そして今週最終追い切りは坂路を使われて52秒5、ラストも12秒4をマークし軽快な動きを披露しました。道中もあまり追われることなくほぼ馬なりで駆け抜けていますし、キビキビとした走りを見せており状態面に不安はないでしょう。
あとは前走重馬場で勝利の反動が気にはなるところですが、鈍ったところも見せていないのであまり気にしなくても良さそうです。腹目のラインも絞れていそうで無駄のない馬体にありそうですし、実力発揮は十分可能と判断して2番手に指名です。
調教3位:レッドジェネシス
<栗東 芝 良 83.5-67.3-52.3-38.5-12.1 ほぼ馬なり>
最後はレッドジェネシスです。
同馬は前走ゆきやなぎ賞を快勝して臨む今回ですが、2400mを勝利しスタミナには自信を持っています。そして追い切りでは併せ馬での調整を行ってきたのですが、そのパートナーは新潟大賞典に出走予定のポタジェです。
この僚馬の前走時3着とした金鯱賞の稽古の相手も、同馬が務めての善戦ですし、効果のある追い切りとなりました。そして何より同馬自身がその後のゆきやなぎ賞を快勝して、格上の僚馬に胸を借りての調教が功を奏していました。
芝での調教でタイム的にも速めの内容となっていますし、4ハロン52秒3からのラスト12秒1と伸びました。手応えの良さも僚馬と比べて全く引けをとらないものですし、馬体もシャープに見せていますから争覇圏のデキと見て良いでしょう。
京都新聞杯2021調教診断・おわりに
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のりしお
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