毎日杯2021予想・本命はグレートマジシャン

スローペース。

今年の毎日杯は9頭立ての少頭数となっていますが、逃げそうなのがウエストンバートただ一頭というスローな構成。こうなると前有利になりますが例年上がり最速馬が強く、坂もあるため最後の直線で捉まりやすい一戦と言えます。

ただ特に今年の毎日杯2021は例年と違い、未勝利戦から優勝を目指す馬が多い一戦でもあります。そこでデビューから2戦2勝したグレートマジシャンを本命にして、相手を絞った予想で馬券の的中を狙いたいと思います。

それでは早速まずは予想印と買い目を公開致しましょう。

毎日杯2021予想・印&買い目

本命◎グレートマジシャン

対抗〇シャフリヤール

単穴▲ウエストンバート

買い目=馬連ボックス各100円、計300円。

先週3歳限定GⅢファルコンS3着以内独占

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毎日杯2021予想

本命◎グレートマジシャン

本命はグレートマジシャンです。

同馬はいかにも当レース向きの実績を挙げての出走ですが、父ディープインパクトという点も血統的に追い風になります。当レースは過去10年でこのディープインパクト産駒が9年で、馬券内に入り5勝を挙げる大活躍を見せているからです。毎日杯2021過去10年の傾向とイチオシ

ご存知の通りこの父を持つ馬は瞬発力タイプが多数で、トモが発達して筋肉も柔らかい素質馬が多く見られます。同馬もそんな特徴をしっかり反映している馬体をしていて全体的にも流線形のフォルムが非常に美しい馬です。毎日杯2021・今週の期待馬体

ディープインパクト産駒は晩成傾向が強いタイプなのですが、バランスが良く骨格が良いため早くからの活躍も目立ちます。同馬も前走のセントポーリア賞では速いタイムをマークして、当レースの歴代Vタイムと優に並ぶ持ち時計があります。

強いメンバーと戦った上でこの時計を記録していますから、その信頼性は他馬と比べて上位評価して良いところでしょう。また上がり最速も前走で記録、そのタイムは2位と0秒9差で、この事実ひとつとっても相当末脚が切れることが分かります。

不安要素としては右回りが初経験になることに加えて、関東馬なので初遠征での馬体減が気にかかるところです。そこで今週の追い切りでしたがやや末がピリッとしない感じで、この点もまた不安要素ですが悪くもない調教となりました。

とにかく見栄えが良く安定してレースでは力を出しているので、実戦向きの馬という感じで予想としては捉えたところです。鞍上がルメール騎手というのが特に心強い要素ですから、スローペースの対応力含め、本命が相応しいと思います。

対抗〇シャフリヤール

対抗〇にはシャフリヤールです。

同馬は前走共同通信杯で3着としているのですが、このレースからは2着としているヴィクティファルスが重賞を勝ちました。それも先週スプリングステークスを完勝でGⅠ戦線へ、堂々と向かえる勝利ですからレースレベルは高いと見ています。

同馬はそのヴィクティファルスとはタイム差なしという実績があり、このときは上がり2位を記録して際どく差してきた一戦でした。速い上りが要求されてくる当レースの傾向を見てみても、同馬の末脚は他馬にとっても十分脅威になるものでしょう。

その傾向では上がり最速を当レースで記録した馬たちが、過去10年で全て馬券内と素晴らしい成績を挙げています。実際のレースはやってみないとこの数字を記録する存在が、どの馬かは分からないことですが、その可能性が高い同馬です。

また同馬は馬体的に腹袋が下に垂れているつくりにあり、阪神の坂は味方にすることができるタイプだろうと思います。その上ぴっちり皮膚が突っ張って無駄肉がつきにくいタイプなので、切れ味鋭い差しを決めるのも得意なタイプであると思います。

そしてそんな同馬の父もやはりディープインパクトの名がありますが、この父の産駒が優勢なのは先にお伝えしている通りです。まだ同馬も旬ではありませんが伸びしろを感じる体型ですし、バランスもよくこれから実戦で更に上昇の予感があります。

また鞍上の川田将雅騎手は過去10年で4度馬券内と、近年最も良績を挙げている騎手でもあり見逃がせません。福永騎手からの交替ですが、重賞好走歴もありますし、時計も詰めて走ったことからも対抗評価に推したい馬です。

単穴▲ウエストンバート

単穴▲はウエストンバートです。

同馬は調教で坂路を使い53秒6としていますが、上々の手応えでやや強めの調教を消化して出走です。診断としては3位以内には選出はできないところでしたが、決して悪いものではなくて末もきっちり伸ばす良い攻め馬でした。毎日杯2021調教診断・上位3頭を選出

またこの時期では非常に大きい馬格を誇るのも特徴ですが、前走時は534kgという馬体で優勝しました。こういう馬は絞れて出すことが一苦労となるのは確かですが、代わりに仕上がっていればそれなり加速力が味方してくるのです。

同馬も前走は行き脚がつき逃げる競馬で先頭を奪うと、稍重馬場のなかを追いつかれて突き放す二枚腰を見せました。実際大柄な割に馬体はお腹周りも絞れていましたし、この点が追いつかれての粘りに十分つながったと思われます。

今回は幸騎手から国分優作騎手に鞍上交替も、逃げて味のある同騎手起用で逃げることが鮮明になりました。これはスロー展開になりそうなメンバー構成から優位であり、他馬にとっても注目度の低い同馬の逃げは盲点になります。

当レースは常に速いタイムが記録されやすい傾向でもあり、中距離戦よりはマイルに近いラップ構成と言って良いでしょう。そのため前走でマイルを使い、スタミナの要る稍重馬場を勝ち、坂で二枚腰の競馬を見せた同馬は粘れる下地があります。

人気各馬が阪神で競馬を経験していないことも有利で、12秒程度の時計加算はまだVタイムでの走破圏です。これなら楽に単騎で逃げたなら捉まらない計算もできますし、ミドルペースで逃げを打てる馬で差を開いてのかく乱もあります。

展開予想から少頭数は紛れが生じやすいこともあって、前に行ける強みを考えれば同馬は無印評価できません。特段馬体や傾向的には推すほど強い材料はなくても、上記のような利点もあるために楽しみの持てる出走馬でしょう。

国分騎手にとっても今回はチャンスと言える一戦でしょうから、今後を見据えて大胆に乗って結果を出してほしいところです。あとは馬体が締まって一段と持てる馬格を活かせる仕上げなら、より怖い存在になるところで、単穴▲評価とします。

買い目

今年は実は常に1レースの上限額(600円)を賭けてきたのですが、当レースは金額を抑えつつ、的中と配当を考慮します。グレートマジシャンが調教の際多少ピリッとしなかったことから、軸には立てずボックスの評価で馬連を狙って買っていきます。

夏まではJRAの施策で3歳馬連がお得でもあり、この点も加味しての買い目ですが正直複勝とも迷いました。人気馬が飛ぶと相手に選んだ馬が複勝で十分だったり、先週の阪神大賞典もかなり大きなオッズとなりました。

この点は組み立ての策次第で回収率が変わるところですが、上記2頭のきっちり決着も十分あるかと思っています。馬連が5%の施策でギリギリ300円以上つけば、幸運かなという予想で見つつ、応援していきたいと思います。

過去の予想結果

またこちらからは毎日杯の過去の結果を掲載して参ります。ご必要な方はリンクから結果をどうぞご覧になって下さい。

2020年優勝馬サトノインプレッサ

過去記事なし

2019年優勝馬ランスオブプラーナ

過去記事なし

2018年優勝馬ブラストワンピース

ブラストワンピース優勝!毎日杯2018結果

当日のパドック予想

今月最終週の配信に突入したパドックロードですが、創設以来毎月新規会員様にご加入いただいています。先週もGⅢファルコンSで3着以内を制圧重賞でも変わりなく実績を毎週積み上げているところです。

☆1着→◎2着→〇3着→▲12

チューリップ賞でも3着以内独占を果たした3月ですし、好調な1か月の締めくくりに備えて気を引き締めています。今週も4重賞開催で非常に楽しみが広がりますが、はしくれの最大の武器でもある相馬眼にもご注目下さい。

これまでも同業を騙る人やパドックは無意味だという人など、様々な妨害を受けましたがはしくれは決して挫けはしません。パドックこそ予想家の技ですし競馬の華の一つなのであって、脅威だからこそやめさせようとする人たちに抵抗してきました。

その甲斐あって配信の最中に本命◎の選出馬が、重賞で8連勝をするなど結果をきちんと残してもいます。こういう結果が挙げられたことははしくれをご支持下さっている、会員の皆様のあたたかな思いに応えようとすればこそです。

当ブログは数ある競馬ブログのなかでも異質な存在ですし、それははしくれがプロの予想家で尚且つ相馬眼があるからです。プロの看板とその自負を背負い公言して結果を出し続ける。プロであれば普通のはずのことができているブログは少数でしょう。

パドックだけで予想ができるのは、はしくれにとっては当たり前です。そしてそういった武器がないならば予想家としては厳しいでしょう。もちろん時には良績が出せず悲しみに暮れることもありますが、はしくれは更に相馬を磨いて次の感動を求めていきます。

毎日杯2021は3月27日(土曜日)、阪神競馬場第11レース15時35分発走予定です。

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