外強襲。
イン前有利の馬場が継続で展開次第の一戦でしたが、インでミスニューヨークが伸びるなか、クリノプレミアムが外を強襲。
6頭居たハンデ最軽量馬53kgで唯一突っ込み、15番人気の低評価をも覆す優勝を飾りました。
データ的にも芝の千八では底を見せていない実績ですが、中山牝馬ステークス2022の結果を復習しましょう。
はしくれ
中山牝馬ステークス2022着順
優勝馬クリノプレミアム
2着馬アブレイズ
3着馬ミスニューヨーク
中山牝馬ステークス2022予想結果
本命◎ミスニューヨーク
対抗〇ルビーカサブランカ
単穴▲ドナアトラエンテ
特注☆ゴルトベルク
買い目=ワイドボックス各100円、計600円
予想結果=不的中
パドックロード配信結果
◎3着→☆7着→〇10着→▲11着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
〇2着→▲3着→◎10着→☆14着
GⅢオーシャンステークスでは3着以内の2頭を選出。プロの相馬は
目次
中山牝馬ステークス2022結果・馬体診断
優勝馬クリノプレミアム
まず優勝馬クリノプレミアムです。
同馬はご覧の通りバランスも良好な馬体を見せていますが、毛ヅヤが少し、目立たなく思えて選出できなかった一頭です。牝馬にしては馬格がある方でこれは他馬と比べて有利ですが、トモも面積が大きい馬体で瞬発力には納得しました。
このレースは完璧な仕上がりの馬は見られない一戦でしたが、同馬も人気こそなかったですが、悪くない仕上がりに思えました。特にトモがしっかり独立したはまりの良いトモをしていますから、得意距離の右回りも含めて、この舞台は合っていたことでしょう。
2着馬アブレイズ
2着馬はアブレイズです。
同馬は元々好馬体を持ち、将来を期待した馬でしたが、いかんせんいつも好仕上がりでも結果が良くないことが多いです。それが敬遠した理由でしたが腹目がすっきりとしている通り、切れ味抜群の走りを見せて最後も惜しいところまで来ました。
マイナス14kgは仕上がって、悪いマイナスになっていませんし、これくらいが本来走りやすい体重なのではと思っています。フラワーカップの勝ち馬でしたし、適性面にも疑いないので、56kgでもきちんと伸びた事実を評価したいと思います。
3着馬ミスニューヨーク
3着馬はミスニューヨークです。
同馬は前走よりは下降して張り詰めたものが消えていましたが、それでもこのメンバーの中ならば、本命に相応しい馬体でした。どの馬も一長一短のなか、バランス・張り・毛ヅヤともに優れて、トモも充実した仕上がりなのはやはり旬を感じさせるものです。
最後インを捌きながら競馬し、苦しくなる場面もありましたが、人気を背負っての3着ならばむしろ胸を張って良いことでしょう。適性的にもこれ以上距離は延びない方が良いと思いますが、胴が詰まったように感じたのも、成長過程のことと言えましょう。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
中山牝馬ステークス2022結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回はペースが上がると踏んで差し台頭と予想したのですが、前後半差1秒8という、想定外のスローペースでした。ミスニューヨークはインで溜めながら自身の競馬は出来ていましたし、ワイドで相手がこなかったことは、致し方ないと考えています。
ただしクリノプレミアムは千八2戦2勝という結果でしたし、アブレイズも元々重賞馬と、この舞台の適性がありました。全く見抜けないものでもないと今更ながらに思えてきますし、特にハンデも追い風としていた勝ち馬は納得のところでした。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着松岡正海騎手・・・「大外枠が不安でしたが、上手く乗れてほっとしています。折り合いを付けるために後方で控えたのが良い方に出てました。ハイペースですが余裕があるので遅いくらいに感じるものでした。久々でしたが落ち着きもあって、成長を感じられるものでした。わたし自身怪我からの復帰後は成績が振るわなかったのですが、若い騎手に負けないよう、これから頑張っていきたいと思います」
のりしお
はしくれ
中山牝馬ステークス2022結果データ
勝ちタイム=1分46秒8(良)
前半800m通過=48秒4
ペース=スローペース(1秒8差:前後半800m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=34秒3
レース上がり3ハロン=35秒0
4角通過順=9→5→5番手
クッション値(午前7時)=9,8(標準)
おわりに
今回はペースから読み違えて当たるところのない予想でしたが、先行馬が乱立するなかでは、驚くような結果になりました。2~3着馬は4角5番手でまだ前が生きていると見えますし、ハンデも手伝って外強襲の勝ち馬は差せたのだと思います。
ただしそれを抜いても福島では強い競馬を披露していますし、コース形態に似た感じのある中山で勝ったのは頷けます。馬体からもフロックではないので、今後も注目が必要ですし、予想家として学ばねばならないことが多い一戦になりました。
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。温かいご声援に感謝して、配信に邁進して参ります。
はしくれ
のりしお