持久力。
毎年速いラップが刻まれるカペラステークスの一戦ですが、今年はモズスーパーフレアが逃げ、32秒8の3ハロンに。
芝の良馬場並みのタイムの中、各馬追走をしていきましたが、最後2番手から抜け出したのは5歳馬ダンシングプリンスでした。
パドックでは非常に太目に見え選べなかった馬となりましたが、そんなカペラステークス2021の結果を復習しましょう。
はしくれ
カペラステークス2021着順
優勝馬ダンシングプリンス
2着馬リュウノユキナ
3着馬オメガレインボー
カペラステークス2021予想&予想結果
本命◎リュウノユキナ
対抗〇ダンシングプリンス
単穴▲ロイヤルパールス
特注☆ミスズグランドオー
買い目=ワイドボックス各100円、計600円。
予想結果=的中:ワイド520円
パドックロード配信結果
〇2着→▲7着→◎10着→☆14着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
▲1着→◎3着→〇7着→☆8着
GⅠ阪神JFも馬券圏内の2頭選出
目次
カペラステークス2021結果・馬体診断
優勝馬ダンシングプリンス
まず優勝馬ダンシングプリンスです。
同馬は下腹がポッコリと出た独特の体型をしていますが、いかに中山が腹袋のある馬が強くても買えませんでした。元々ふっくらとボリュームがあり多少緩く見せる馬体でしたが、ここまで顕著に太く見られれば相馬師としては良しとできません。
しかしこれだけ太く見せながらも勝つのはパワーアップかと思われ、これがきっちり絞れてきたときは更に上昇も考えられます。度肝を抜かれた今回でしたがこうした馬が重賞を勝つのは、非常に珍しいことであるため記憶しておきたいなと思います。
2着馬リュウノユキナ
2着馬はリュウノユキナです。
同馬は現在充実していてふっくらと全体を見せましたが、後肢が強く非常に張りのある丸いトモが目立つ存在でした。毛ヅヤもフワフワで好調そうで本命と迷う仕上がりでしたが、まだ多少絞れそうに見えたため対抗2番手にしておきました。
芦毛馬なので日光が当たると見づらくなる部分もあるのですが、胴が詰まった体型も含めて舞台適性は高い馬体です。この馬も多少腹袋があり持久力を感じさせるタイプで、スピードの持続力の決着となった感じのある一戦でした。
3着馬オメガレインボー
3着馬はオメガレインボーです。
同馬は今回短距離に変えてどう出るかが試金石なところも、上り最速の末脚を使い後ろから一気に追い上げました。やはり胴が伸びやかに見えるのでマイル以上が良いと思いますが、今回これだけ追い込んだことで適性は見せていると思います。
同馬に関しては距離適性が読み切れず様子見としたのですが、前半の追走はてこずっても走れるという結果になりました。今後はこの結果を加味したうえパドックに臨まねばなりませんし、このあたりしっかり記憶にとどめ、選び抜いていきたいと思います。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
カペラステークス2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回はデータ予想の本線ワンツーという結果が出ましたが、スピードの持続力勝負となり地力がはっきりと現れました。モズスーパーフレアからしてみると最後ダートで上りがかかるため、単純なハイペースの競馬では粘り切るのは難しいのでしょう。
得意な舞台で得意な競馬を披露することができた上位馬が、ワンツーを果たした結果にもなり、ある意味分かりやすい結果でした。買い目をもっと工夫できていればプラスが目指せた結果であるため、今後に備え一段買い方も上を狙っていきたいところです。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着三浦皇成騎手・・・「ゲートの駐立もバタバタとして、大外の逃げ馬もいましたので、絶対スタートでミスのないよう緊張感をもって乗りました。元々想定していたレースの展開で運ぶことができたので、坂を上がってから時計的にも苦しい展開にもなりましたし、馬がよく凌いでくれたと思います。脚元も不安を抱える中でスタッフが良い状態でここまで持ってきてくれたのが全てだと思います。重賞ウィナーとして胸を張って、もっともっと強い馬と戦っていけるんじゃないかなと思います。宮田調教師の初重賞制覇が僕で良かったなと思っています」
のりしお
はしくれ
カペラステークス2021結果データ
勝ちタイム=1分9秒5(良)
前半600m通過=32秒8
ペース=ハイペース(3秒9差:前後半600m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=36秒4
レース上がり3ハロン=36秒7
4角通過順=2→4→10番手
おわりに
今回はモズスーパーフレアから売れたオッズになってはいましたが、芝の短距離とダート短距離は最後のタイムに違いがあります。先行力に魅力はありますが大外枠もネックになったので、このあたりが同馬には厳しいと言わざるをえないものとなりました。
ただその中で1分10秒をフラットで駆け抜けてもいますから、このGⅠ馬のダート参戦は地力を見せた結果とも言えます。このあたりダート適性を見るに重要な部分にもなりますから、ダート替わりの適性の考慮に加味していただければ幸いです。
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。今週も誠心誠意予想を鋭意配信致して参ります。
はしくれ
のりしお