純粋。
白毛であることが注目されて人気を集めていたソダシですが、完璧な競馬で疑問の声をレコードタイム完勝で払拭。
吉田隼人騎手のコメント通り話題だけではない力を見せて、純粋に強い馬であることを強烈にアピールしてくれました。
常に高次元な馬体を見せて無敗を保った2歳女王の、馬体診断とレースの回顧を行って参りたいと思います。
はしくれ
桜花賞2021着順
優勝馬ソダシ
2着馬サトノレイナス
3着馬ファインルージュ
桜花賞2021予想&予想結果
本命◎ソダシ
対抗〇メイケイエール
単穴▲サトノレイナス
買い目=各単勝100円、ワイドボックス各100円、計600円。
予想結果=的中:単勝360円、ワイド290円
パドックロード配信結果
◎1着→☆2着→▲15着→〇18着でワンツーを達成です!
のりしお
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目次
桜花賞2021結果・馬体診断
優勝馬ソダシ
まず優勝馬ソダシです。
同馬は白毛という毛色のため疑問の声もあったところですが、馬体は相変わらず好馬体で迷いなく本命に選びました。当ブログのコアなファンの方には最早説明不要なことですが、毎回本命に選ぶに足りる走力のある馬体をしています。純粋に強い、白毛馬ソダシ快勝
吉田隼人騎手のコメントからは話題だけではとの疑問の声も、聞かれたというこのソダシでしたが馬体を見れば疑問は湧きません。距離適性も万能のタイプで抜け出してからも衰えないのは、同馬のスタミナが高く非常に能力が高いことが分かります。
元々間隔を開けるローテも経験が少ないところでしたが、馬体はバランスの良さを保って無駄肉のない絞れたものでした。このままでも十分オークスでも好勝負可能だと思いますし、更に毛ヅヤが冴えたらこれ以上走っても不思議ないと思います。
2着馬サトノレイナス
2着馬はサトノレイナスです。
同馬は前走時よりも馬体が後肢に向かって多少せり上がり、いつもの素晴らしい体幹からは角度がついた仕上げにありました。この点を憂慮した4番手の評価に落とした一戦でしたが、素晴らしい追い込みであと僅かに迫る競馬は見事なものでした。
同馬は関東馬のため輸送がどうしても壁になるところですが、変わらず柔軟性を保ちつつ筋肉も良質な仕上げでした。この点はさすが国枝厩舎の期待馬であることが分かりますし、トモも大きく見せるつくりにあり素質上位は揺るぎませんでした。
阪神ジュベナイルフィリーズよりも仕上がり途上にある今回でも、これだけやれるのですからもちろん、オークスでの期待は大きいです。馬格もあって胴長な馬体で東京は向く舞台となりそうで、輸送も短いことから一気に差を詰めることも期待できましょう。
3着馬ファインルージュ
3着馬はファインルージュです。
同馬は非常にふっくらと見せる幅のある馬体の持ち主であり、坂のあるコースを得意にできる腹袋をしている体型です。いかにもパワーがあることが分かる前肢の発達した筋肉から、ボリュームたっぷりのトモを保持して推進力を感じる馬体です。
奥が深そうな馬体をしており中距離はこなせると思いますが、個人的にはマイルで活躍を期待したい一頭だと言えます。それは同馬が非常に筋肉が付きやすそうな馬体に見えること、個性である幅が活かせることが大きな理由と言えるところです。
オークスは距離がギリギリになるか、現状若干長く見えるので、NHKマイルカップを目指してくれたら面白いと思います。素晴らしい素質の持ち主ですし、まだまだ成長しそうな馬体で、これからも活躍が期待できるハイレベルな一頭と言えましょう。
ということで・・・
のりしお
はしくれ
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桜花賞でもご声援くださり、誠にありがとうございました。これからも皆様とご一緒に感動を追い求めて参ります。
桜花賞2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
走破タイムの速かった阪神ジュベナイルフィリーズの上位2頭、ソダシとサトノレイナスで決まった結果は納得のいくものでした。メイケイエールは折り合いを欠いて一か八か前に立たせましたが、横山典弘騎手の手腕でも難しい気性面となりました。
最下位に沈みましたが馬体は決して悪くないつくりでしたし、一生懸命すぎて前に出る気性が災いした結果でしょう。次走以降は逃げて折り合いつつ走るレースを試みるでしょうし、そういう点ではオークスの距離は厳しいものになるかもしれません。
いずれにしても同馬の今後にも注目していきたいところですし、変わらずGⅠワンツー2頭のオークスも楽しみにしています。
のりしお
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騎手のコメント
1着吉田隼人騎手・・・「最高に気持ちいいです、前回よりいい感じで挑めました。形が決まってからは馬と呼吸を整えて、周りを確認する余裕もありました。最後はこれだけ高速馬場だったので、ちょっと分が悪いかなと思いましたが、本当に馬の力に助けられました。プレッシャーはありました。周りからも、話題だけで本当に強いのかっていう感じで見られてたので、何とか見返してやろうって気持ちで、実力も付けてくれて、自分が思っている以上に馬は成長してくれているんだと思います。今のところお利口さんに競馬が出来ているので、今後のローテは未定ですけど、先は無限大に有ると思います。僕の財産にもなりましたし、人馬ともに頑張りたいと思います」
2着C.ルメール騎手・・・「18番枠は苦しかったかもしれません。とても馬はいい競馬をしてくれました。今日は仕方ありません。オークスで巻き返したいですね」
3着福永祐一騎手・・・「期待通りの走りでした。勝ち馬とは完成度の違いだと思います。この馬の伸びしろを感じました。その中で強い上位2頭を相手に僅差の競馬をしてくれたことで、将来性に期待を持てる走りでした。今後が本当に楽しみです」
桜花賞2021結果データ
勝ちタイム=1分31秒1(良・過去10年で2番目に速い時計)
前半800m通過=45秒2
ペース=ハイペース(0秒7差・800m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=33秒8(4位)
レース上がり3ハロン=34秒3
4角通過順=3→16→6番手
当日のクッション値(午前7時半)=9.9(標準)
おわりに
ソダシは今回レコード勝利で記録更新となる走りでしたが、桜花賞優勝馬としては最長間隔出走勝利でした。中118日で優勝は素晴らしい内容となりましたし、馬場の対応も問題にならず坂でも伸びて強い競馬でした。
阪神の馬場がGⅠ仕様の良馬場であれば速くなることは、毎日杯時の馬場から予想が可能だったこともポイントでしょう。(毎日杯2021結果&馬体診断・優勝はシャフリヤール)それだけに後方から伸びてきたサトノレイナスも素晴らしい馬で、上り32秒9の脚も目の覚めるような凄い脚でした。
人気馬2頭が間隔を開けてワンツーしたことから桜花賞は、今後このローテが主流になってくるのではないかなと思われます。その先駆者のグランアレグリアも変わらず大活躍していますし、馬に合わせた選択が可能になることは良い変化となるでしょう。
競走寿命が延びて足元にかかる負担も軽減されながら、一頭の馬が大切に扱われる競馬になれば嬉しいです。そんな競馬の進化に合わせつつ、更に予想力を向上させて、役に立つ競馬ブログのひとつになるよう当ブログも頑張ります。
またパドックロードの会員様、今ご覧下さるあなたにとって、充実した情報が届くようこれからも精進して参ります。
そしてまた次の更新の際も、お会いいただけたなら幸いです。
はしくれ
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