純粋に強い、白毛馬ソダシ快勝

 

こんにちは、はしくれです。

 

デアリングタクトの秋華賞から

コントレイルの菊花賞の勝利

アーモンドアイの8冠達成と

記録づくめの日本競馬界。

 

話題に事欠かない競馬界で

更にもうひとつ大きな話題が

白毛馬ながら重賞を制した

実力馬「ソダシ」の存在です。

 

 

神々しい白毛を輝かせて

晴天の競馬場に鮮やかな

白き花のごときコントラストを

美しく咲かせているこの牝馬。

 

既に札幌2歳ステークスを

完勝した実績がありますが

先週末は東京の舞台で

アルテミスステークスを勝ちました。

 

これでデビューから3戦3勝

負けなしの進軍となりましたが

ただ白いだけでなくその強さで

更に注目が集まっています。

 

今日はそんなソダシの強さにつき

迫っていきたいと思いますので

どうぞご一緒にこの白毛ちゃんの

美しさに酔いしれていきましょう☆

 

☆白毛馬ソダシの強さその①:柔軟性

 

 

こちらほぼ先ほどと同角度の

ソダシの馬体画像になりますが

同馬は今までの白毛と違い

明らかな特徴を持っています。

 

それが筋肉の柔らかい点で

今までの白毛馬たちの多くが

ダートを主戦場にしていたのと

適性面で違いがあるのです。

 

このあたり同じ白毛馬としても

大活躍したユキチャンとの差は

まずこの特徴が挙げられるなと

個人的に感じるところでした。

 

動きも軽快で落ち着いていて

吉田隼人騎手の指示に従い

レース運びも上手い気性ですが

まずはこの柔らかさが大事です。

 

お腹周りが絞れていながらも

前後肢をふっくらと見せており

動きにぎこちなさが見えないのが

柔軟である証拠と言えましょう。

 

☆白毛馬ソダシの強さその➁:我慢ができる

 

 

こちらアルテミスステークスでの

スタートのキャプチャ画像なのですが

矢印の通りソダシはすんなり

スタートを決めて先行しました。

 

パドックでも落ち着いていましたし

ゲートもさっと出られる馬ですが

吉田隼人騎手のコメントからは

注意してゲートから出たそうです。

 

 

そして道中は前後半差で

2秒3のスローペースの中を

2番手でぴったりと我慢ができ

余力を残す走りができました。

 

スローペースは気性難の馬で

前に行きたがる馬も多いので

どっしりと構えていられることは

非常に価値のある走りなのです。

 

全く無駄な動きをしないので

安心して見ていられる競馬で

本命に推したはしくれとしても

ワクワクする一戦となりました。

 

 

4コーナーを回って直線も

騎手の指示通り脚を溜めていて

400mを過ぎる地点で

まだきちんと我慢が利いています。

 

ここまで理想的な走りができ

やることがきちんとできているので

もう後続も来るなら来いという

強気モードになれるところでした。

 

そしてソダシは抜け出した後にも

ふらふら走る素振りなども見せず

その輝かしいばかりの四肢を伸ばし

単独でゴールを駆け抜けました。

 

 

テン良し、中良し、終い良し。

 

競馬で理想の形と言われる

この3つを全て成し遂げたのは

何よりも同馬の我慢ができる

賢さの高さによるものでしょう。

 

☆ソダシの強さ③:瞬発力

 

このアルテミスステークスの際は

最後2ハロンが10秒9など

かなり末脚が必要とされる

直線での競馬ともなりました。

 

抜け出したのが早かったですから

上りは4位タイの記録ですが

レース上がりをきちんと上回り

着差をつける強い走りでした。

 

これは同馬が瞬発力を持ち

スローに対応できるだけでなく

爆発力も備えていることを

物語っている数字と言えます。

 

このあたりは馬体からも同馬の

その特質が理解できますので

もう一度馬体画像をご覧に

なっていただきたいと思います。

 

 

こちらですね。

 

バランスがよく伸びやかな馬体で

お腹周りが絞れているために

後肢の可動域が広くなって

深く踏み込むことが可能です。

 

それでいてトモに丸みが見られて

皮膚も薄くふわふわに見えるので

空気抵抗も抑えられていて

理想的な体型に見えました。

 

いつでも風を切って走れそうな

颯爽とした馬体を見せており

白毛馬だから人気に推されたと

いうわけでは全くありません。

 

このような馬を育成してきた

ノーザンファームと須貝厩舎は

やはり凄いなと改めて思う

今回のソダシの快勝でした。

 

 

☆吉田隼人騎手のレース後コメント

 

「ほっとしてます。ちょっとテンションが高くなってきているので、折り合いと、リズムよく運べたらなと思ってました。若干ゲートを苦しがるところも出てきましたし、中でもちょっと気の入り過ぎちゃうとこがあったんで、そこらへんがあれでしたけど、ゲートは出てからも上の言うことを指示待ってる感じでしたし、良かったです。瞬発力勝負になるのが嫌だったんで、前々での競馬でしたけど、自分から早目に先頭から抜け出すってイメージで乗ってたんで、もう本当イメージ通り行けました。初めて跨らせてもらったときから完成度が凄く高かったので、そういう馬を任せられてるのでしっかり結果を出せて良かったです。このまま負けずに行ってほしいですけど…これからまた人馬ともに頑張っていきますので、応援よろしくお願いします

 

吉田隼人騎手のコメントからは

同馬に対する高い評価と

結果が出せる馬であったという

感触があったことが分かります。

 

白馬の騎手としてのエスコートが

任された吉田隼人騎手ですが

紳士な対応でソダシに似合う

とても良いコンビだと思いました。

 

馬名由来はサンスクリット語で

純粋・輝きを意味するこのソダシ。

その輝きでこれからもターフを

湧かせ続けてほしいと思います。

 

ということで―

 

今回はただ白いだけではなく

ソダシが強い馬である所以を

3つの点に着目をしながら

掘り下げてお話しを致しました。

 

様々な記録が打ち立てられた

2020年の日本競馬の

未来の担い手ともなるソダシの

今後にも注目していきましょう☆

 

 

 

*GⅢアルテミスステークス3着独占

はしくれの相馬眼の秘密は―

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です