高松宮記念2021予想特集

こんにちは、はしくれです。

今週は中京競馬場にてGⅠ高松宮記念2021が開催されますが、当レースは特集形式でお伝えしていきたいと思います。

予想に役立つ情報を週中に順次更新致しますので、目次をご参照いただきながらご覧いただければ幸いです。

結果も含めて当欄にて全て完結することとなりますので、ページをめくるお手間を取らせずに済むのではないかと思っています。

はしくれ

それではどうぞご覧ください

高松宮記念2021過去10年の傾向

ここでは高松宮記念2021の過去10年の傾向と、傾向から選出した最注目馬をご紹介致します。予想の一助としてお役立ていただければ幸いです。

当レースは2021年最初の芝GⅠレースとなり、1週前時点では合計23頭が登録しました。フルゲート18頭での覇権争いが予想されるところで、枠順はかなり結果を左右する要素になるのではと思います。

昨年1位に入線していたクリノガウディーが降着となって、繰り上がりでモズスーパーフレアが優勝を飾ったところでしたが、短距離のGⅠ戦は貴重で激しいレースになりやすいために、今年も激戦は必至と言える電撃スプリントとなるでしょう。

過去10年3着以内傾向

①好走枠:2枠(黒4勝)・4枠(青0勝)=各7頭(全30頭中・2&4枠馬だけで半数近い14頭

➁苦戦枠:1枠(白)=1頭。2012ロードカナロア3着のみ

前年3着以内リピーター:6頭

④牝馬:6年7頭(2勝。2017~2018年2着レッツゴードンキはリピーター)

⑤3歳馬:出走不可

⑥人気:1番人気5頭・2番人気6頭・3番人気7頭・4番人気3頭・以下9頭

⑦好走騎手:岩田康誠騎手4回(1勝)・福永祐一騎手3回(2勝)

⑧ハンデ:定量

⑨走破タイム:良=1分6秒7~1分10秒3、稍重=1分8秒5~1分8秒7、重1分8秒7(2020のみ)、不良1分12秒2(2014のみ)

⑩好走厩舎:安田隆行厩舎3年(3頭2勝)・音無秀孝厩舎3年(2頭1勝)

⑪最速上がり3ハロン計時馬:4年4頭(1勝)

⑫馬体重:454~524kg

⑬4角5番手以内:15頭(8勝。うち逃げ馬は2頭1勝)

⑭好調種牡馬(3着以内入着回数):アドマイヤムーン3頭(5年2勝)

⑮好走ローテ(前走。リピーターも単年計算):全馬重賞経由。前走=シルクロードステークス9頭、阪急杯9頭、オーシャンステークス8頭、海外2頭、フェブラリーステークス1頭、京都牝馬ステークス1頭。(シルクロードS・阪急杯・オーシャンSの3レースのみで9割を占める27頭

⑯前走後間隔:中2週~中7週=29頭、4か月=1頭(2017年3着レッドファルクス)

前走人気:13番人気以内

⑱前走最低着順馬:2019セイウンコウセイ=シルクロードステークス15着→当レース2着

⑲ペース:ハイ6、ミドル4、スロー0

枠順確定前最注目馬

高松宮記念2021過去10年の傾向から、枠順確定前の最注目馬は…

レシステンシア

高松宮記念は前走で3種類の前哨戦が優勢で、そのなかのひとつである阪急杯をレコードで勝利しての参戦。このときはミドルでしたが緩急自在な逃げを打てるタイプであり、ハイペースでもスタミナが尽きることは想像しにくいところでしょう。

また4角5番手以内からは半数の馬券内確率でも、勝率で見ると過去10年では8割を記録するのも追い風。同型のモズスーパーフレアとの兼ね合いが鍵になるところですが、番手の競馬もできる馬なのでこの点も予想のポイントでしょう。

馬体も今が旬と言えるような充実期に入っていることから、スピードの出る馬場での距離短縮は対応可能と見ています。馬格もあり、坂のあるコースは得意なことからも優勢でしょう。

高松宮記念2021期待馬体

ここでは相馬のプロであるはしくれが培ってきた相馬眼から、高松宮記念2021の期待馬を紹介して参ります。

当欄はフォトパドックではなくてはしくれの記憶にある馬体から、当日仕上がってくれば楽しみという馬を選出しています。

当日のパドックでの選出はパドックロードにて致しますので、ご希望の方はパドックロード(2021)3月度会員募集をご覧ください。

はしくれ

それでは紹介致しましょう

期待馬体予想

高松宮記念2021の期待馬体予想はラウダシオンです。

同馬は前走のシルクロードステークスでは3着としましたが、その馬体はふっくらとした中に筋肉の詰まった仕上がりでした。

馬体を見るなり1番手にする馬は同馬に決まったほどですが、素晴らしい張りのある馬体からは同馬の旬を感じるものでした。

同馬はこれまで10戦しており、コンスタントにレースを使われて、馬券圏外もたった2度だけと安定感を発揮しています。こういう成績は素質が高く、操縦性の高い馬に多く、同馬も騎手が乗り替わっていても常に好走を果たしてきました。

馬体面で特に良く見せるのは全体の幅にボリュームがあって、体を大きく見せることですが、この点は父に良く似たつくりです。同馬の父はリアルインパクトで、現役時代にはGⅠを勝ち、500kgを超える馬格を誇るパワーを感じさせる馬体でした。

多少筋肉が硬く見えるほど張っている鋼の馬体でしたが、阪神カップを2勝した通り、スピード・パワーに秀でていました。この父は2度だけスプリントでのレースを経験しているのですが、初戦8着で次戦9着は不良馬場での結果となりました。

はしくれは当時馬体面からも十分適性があると思われ、また使ってほしいところでしたが、この2度だけの走りとなりました。そのためこの父の適性面はまだ分からないままとなりましたが、その息子であるラウダシオンは既に重賞で2度馬券内です。

かなり父に似た体型的にも期待の大きい存在でしたが、勝てないまでも堅実な走りでスプリントは適性が高いです。筋肉量が多く酸素の消費量が多いマッチョタイプですが、父同様にマイルも強いのが同馬の底力だと思います。

この点は同馬がスタミナを持つ証拠とも言えるところなのですが、懐が深い割には非常に腰周りはすっきりとしています。前肢にボリュームがあって馬体にパワーがあることは明白ですが、腰周りがスラリとしたおかげで走りが重たくならないのです。

こういうつくりはあまり目にかかる機会がないものだと思いますし、後肢の可動域も広いために瞬発力も担保されています。坂を駆け上がるパワーを備えて瞬発力も鈍らないつくりで、そのうえ胴が詰まり切っておらずマイルまでならこなせる馬体です。

一介のスプリンターというより、万能短距離型と言えますし、父の良さを再現しているので、ゆくゆくは種牡馬も狙えるでしょう。それだけに結果の欲しい舞台で、強力メンバーとの対戦でも、譲らない馬体面であることを予想してパドックを待っています。

ということで・・・

当レースの期待馬体予想はラウダシオンを選出しました。前走時から更に絞れたなら完璧な状態も有り得ますが、シルクロードステークス3着の結果からも上昇を期待です。

また当日の判断の結果はパドックロードにて致しますので、プロの相馬師による判断にもご注目下されば幸いです。

高松宮記念2021調教診断・上位3頭を選出

ここからは高松宮記念2021の出走馬の中から、特に追い切りが良かったと思う3頭を選出して参ります。

現在有料化を検討中のコンテンツでもありますので、どうぞごゆっくりとお楽しみいただき、予想の一助になれば幸いです。

はしくれ

それでは好調教馬の発表です

調教1位:モズスーパーフレア

<栗東 坂路 良 49.1-36.1-24.0-12.3 ほぼ馬なり>

今回1位に選出したのはモズスーパーフレアです。

同馬は昨年大外枠から一気にハナを奪う走りを見せ、クリノガウディーの1位降着で優勝する結果を収めました。結果的には繰り上がりでしたが、堂々と先頭を奪い切って、自身の形に持ち込んだことが勝利を呼び込んだのは確かです。

そして今回も1週前から坂路で50秒4を記録し、強めに追われて最後も素早く12秒0でまとめてきました。全体時計が速くスピードに絶対の自信を感じましたが、鬼気迫る勢いでこなしたのはここ勝負が明白だからでしょう。

そして更に今週の追い切りは4ハロン49秒1と、時計が壊れているのではと疑うほどのタイムで走破しました。内容的にも強めで追われた前週より軽いほぼ馬なりで、ラストも12秒3としていて全くタレる気配がありません。

馬体もシャープで前走時よりも上昇を感じるつくりでしたし、ここを目標の意識に従い素晴らしい調教をこなしました。テンから飛ばして行く予想ですしこの調教は牽制になるので、そういった意味でも本番に向けメイチの追い切りだと言えるでしょう。

調教2位:ライトオンキュー

<栗東 坂路 良 51.5-37.0-23.7-12.0 馬なり>

調教2位はライトオンキューです。

同馬は1週前の調教も栗東坂路を使われましたが、そこでは強めで追われ4ハロン51秒0の時計でした。各馬スピードのある馬ばかりで好タイムが記録されていますが、この時点で同馬の時計面も上位にランクインするところです。

それが今週も栗東坂路で追い切られると真っすぐなフォームで、馬なりで51秒5という好タイムを計時して見せました。馬体も充実して張りがあって、前面から見てもボリュームがあり、柔らかい質の高い筋肉をはっきりとうかがえる仕上がりです。

前走はシヴァージの一気の末脚の前に2着とした同馬も、状態はそれ以上と捉えられ末脚もしっかり伸ばしています。負荷がかかりながらも無理をさせず内容的にも良化を思わせ、更にピークを突く仕上がりと見て2位評価に推したいと思います。

調教3位:レシステンシア

<美浦 坂路 稍重 52.1-38.2-25.2-13.0 やや強め>

最後は短距離界期待の星レシステンシアを選出します。

同馬は1週前の調教で栗東坂路を使われましたが、4ハロン50秒3を出して更に期待が高まっていました。そして今週は馬なりで出した53秒8の時計ですが、これは仕上がり過ぎて馬体減にならぬようセーブした分でしょう。

実際今週も末を伸ばして11秒9のフィニッシュであり、馬の行く気に任せて追ったならどんなタイムが出るか分かりません。それくらい充実を感じますし馬体も無駄がなく整っていて、前走でうっとりとした仕上げが今回も予想されるところです。

内容的にも殆ど追わずにこうしたタイムが出ている点から、レコードの反動はないと見られ調教はそのまま評価できます。あとは枠順次第となりますが追い切りを見る限りは溜めそうで、最後の脚を伸ばす展開から押し切りを狙いたいところでしょう。

高松宮記念2021調教診断・おわりに

毎度有料化を検討しつつ公開中の当コラムでしたが、パドックロード会員様向けにもう1レース公開しています。GⅢマーチステークスを現在公開中ですから、ご登録された方は診断をぜひ改めてご確認下さい。

先々週GⅢ中山牝馬ステークスでは1位に選出した、ランブリングアレーが見事7番人気で優勝を果たしました。馬体面も見て判断できることがはしくれの強みでもあるので、この点を更に活かしてこれからも取り組んでいきたいと思います。

高松宮記念2021最終予想

いよいよ発走が間近に迫る高松宮記念でありますが、お待たせしました最終予想を公開致したいと思います。前日土曜日の天気予報で当日雨という情報があり、この点を考慮したため予想に時間が必要になっていました。

またBコースに替わる馬場によりインがやや復活してくるものの、降雨開催のダメージの残る馬場という判断を下しました。この点と調教を重視しつつ取り組んだ予想となりましたので、その点を踏まえ高松宮記念2021に参りましょう。

はしくれ

それではどうぞご覧ください

印&買い目

本命◎レシステンシア

対抗〇インディチャンプ

単穴▲モズスーパーフレア

特注☆ライトオンキュー

買い目・・・ワイドボックス各100円、計600円。

本命◎レシステンシア

本命◎はレシステンシアです。

同馬は前走の阪急杯をレコードで制して参戦ですが、これまで一度も1200m戦を経験しておりません。この点は昨年2着に伸びたグランアレグリアも同じでしたが、この馬と決定的に違うことが同馬が先行することです。

阪急杯ではすっとハナに立ち最初は控えようとした同馬も、スピードの違いで逃げの手になりそのまま押し切るワンサイドでした。レース後上りタイムを見てみると2位で33秒8とあり、上り1位馬ともコンマ1秒しか違わない切れる終いでした。

距離短縮のなかで前に行って自然とハナに立つスピードがあり、最後も速い上りを出されては他馬には付け入る隙がありません。こういう競馬は非常にレベルが高い馬にしかできない走りで、この一事をとってみても同馬の豊かなスピードを感じられます。

そして今回は逃げが身上のモズスーパーフレアとの対戦で、前走で溜めて行こうとしていた競馬が実現できることでしょう。レシステンシアは元々番手で競馬がきちんとできる馬なので、距離短縮で折り合いに苦労がなく走れる可能性があります。

先頭に立ってもバテないのなら溜めて行ければ果たしてどうなるか、想像するほど期待が大きくなる予想が描ける脚質です。そしてこのスピードを活かすために必要な馬場状態なのですが、土曜日時点では当日雨でどうも道悪になってきそうです。

こうなると昨年もそうでしたが枠順の有利不利が薄くなり、大外8枠からのスタートも問題になりにくいと思います。また同馬自身重馬場としては桜花賞で2着に来ていますし、取り立てて馬場が悪化することが良くないとは言い切れない馬です。

インが荒れやすく内を避けるなら番手に控えることも好感で、モズスーパーフレア次第でこれを調整できそうなのも強みです。鞍上が浜中俊騎手へと乗り替わったことはポイントですが、GⅠ9勝の実績からも捌いてくれると期待しています。

対抗〇インディチャンプ

対抗〇はインディチャンプです。

同馬は初めて馬体を見たときマイルまでが限界だと感じて、実際に重賞のパドックでもそれを活かして的中しています(タワーオブロンドン優勝!アーリントンカップ2018結果)。このアーリントンカップの際から3年の月日が流れましたが、今になってスプリント参戦はむしろ遅かったように思えます。

非常に幅がある筋肉質で胴の詰まった体型をしており、3歳の春までは腰が甘く成長が待たれる素質馬でした。それがアーモンドアイを倒すなどGⅠを2勝もする馬になり、ステイゴールドの血も相まって持続力ある成長を見せます。

同馬がこれだけ大成したのはやはり同馬を取り巻く環境や、音無調教師の手腕による調整の妙もあるところでしょう。この音無師は同馬の他にもモズスーパーフレアを出走させ、前年は当レースを勝つなどの実績を誇る調教師です。

ミッキーアイルも当レースに出て連続で馬券内としましたが、同馬もまた音無師の管理で好結果を挙げた一頭でした。過去にはカンパニーも預託されて8歳で重賞3連勝し、GⅠを二つも勝たせたうえで引退させる技を持っています。

この間ウオッカを倒していますしカンパニーをはじめ師の仕上がりは、常に長い競走寿命を持つ名馬の排出を可能にします。期待馬体ではラウダシオンとの両にらみで後者を取りましたが、追い切り内容で同馬の方が上昇が顕著だと思いました。

栗東坂路で4ハロンタイム51秒7としていますし、2週連続で強めに追われて意欲的に調教を積みました。前走が重め残りでしたから今回は強めに叩かれたのは、タイムと合わせて上昇急だと感じて対抗評価に推します。

単穴▲モズスーパーフレア

単穴▲はモズスーパーフレアです。

同馬は先程インディチャンプの解説でも述べたことなのですが、音無厩舎所属で2歳から重賞で活躍する牝馬です。冬場は毛ヅヤが悪くなりやすく見栄えがしないことも多いですが、レースに行けば果敢にハナに立ち粘り切るしぶとさのある馬です。

これだけ長く活躍できるのは師の素晴らしい仕上げによりますが、昨年はトモがせり上がりながら勝ち切る強い競馬を見せました。同馬に関してはこの状態が最も良い状態とも思われ、パドックに臨むときはその点に注意が必要になることでしょう。

また今年も当レース開催の中京競馬場は雨予報で、そこそこまとまった降雨量での馬場状態が懸念されています。そこで昨年は重馬場で勝った同馬の適性が活きそうですが、同馬はこれまで芝の稍重以上の道悪は3連対です。

それも3戦2勝と勝率も高く安定感を発揮して、飛ばして行くことが逆に他馬には捉まえにくいものになるのでしょう。今年はレシステンシアがいますがこのライバルは番手もできるので、おそらく内から同馬がスパッと逃げて行くことが想定されます。

馬場が渋ると前半のタイムが上り切らずスピードが落ちるので、結果的に同馬の粘り腰が炸裂するシーンもありそうです。今年はグランアレグリアに加えシヴァージの姿も見えませんから、追い込み馬に差される可能性も少し薄まった感じもあります。

リピーターの強い一戦ですし前走こそ敗れているとはいえ、枠も今回は更に優勢な2枠と前年より好枠です。距離ロスもなくコースの適性に疑いがないうえ騎手も主戦で、GⅠ初勝利の絆もある松若騎手となら期待大です。

特注☆ライトオンキュー

最後特注☆はライトオンキューです。

同馬は前走シルクロードステークスで2着に食い込みましたが、インを捌いてやや荒れた馬場でも苦にせず真っすぐに伸びてきました。力強い走りは洋芝でも勝ち上がったことから察せられて、現在の馬場を考慮していくと無印にはできない存在です。

好位で溜めて自在性を駆使し最後着実に脚を使うため、ペースが乱れても問題がなく実力を発揮できるタイプです。今回も前走と同コースで競馬ができる利点を踏まえると、0.5kgのハンデ減からもより前進が狙える馬でしょう。

そんな同馬は道悪はこれまで稍重以上で3戦していて、1-1-0-1と4着以下も初古馬重賞で4着でした。その後あっさり京阪杯を勝ち重賞ウィナーの仲間入りをして、スプリンターズステークスでは9着もGⅠに出走しました。

厳しい流れのなか追走して外を回るロスもあったところで、それでも全く最後諦めずしっかり前を向いて走りました。更に立ち回りが要求される高松宮記念の舞台なら、同馬の安定感ある走りが前進に繋がると思います。

そして同馬は連戦をしてきた古川騎手からバトンを受け継ぎ、横山典弘騎手が乗るためにこの点も楽しみが大きいです。この采配は勝負がかりですし枠も好枠の2枠3番で、モズスーパーフレアさえ行かせれば自然と良い位置が取れるはずです。

そうした流れを掴む展開が得意な横山典弘騎手なら、息遣いも合うと思いますからこの采配は当たると思います。ゴドルフィンの勝負服もファインニードルで勝利を飾りましたし、得意の短距離重賞で一発を狙って大胆に乗るでしょう。

過去の予想結果

またこちらでは高松宮記念の過去の結果を掲載します。ご必要な方はリンクから結果をどうぞご覧になって下さい。

2020年優勝馬モズスーパーフレア

高松宮記念2020結果・優勝馬はモズスーパーフレア

2019年優勝馬ミスターメロディ

高松宮記念2019結果・優勝馬はミスターメロディ

2018年優勝馬ファインニードル

ファインニードル優勝!高松宮記念2018結果

当日のパドック予想

今月最終週の配信に突入したパドックロードですが、創設以来毎月新規会員様にご加入いただいています。先週ファルコンステークスでは3着以内独占を果たしてハイレベルな一戦でも変わらず安定した結果を挙げています。

☆1着→◎2着→〇3着→▲12

今週も4重賞開催で非常に楽しみが広がりますが、はしくれの最大の武器でもある相馬眼にもご注目下さい。

これまでも同業を騙る人やパドックは無意味だという人など、様々な妨害を受けましたがはしくれは決して挫けはしません。パドックこそ予想家の技ですし競馬の華の一つなのであって、脅威だからこそやめさせようとする人たちに抵抗してきました。

その甲斐あって配信の最中に本命◎の選出馬が、重賞で8連勝をするなど結果をきちんと残してもいます。こういう結果が挙げられたことははしくれをご支持下さっている、会員の皆様のあたたかな思いに応えようとすればこそです。

当ブログは数ある競馬ブログのなかでも異質な存在ですし、それははしくれがプロの予想家で尚且つ相馬眼があるからです。プロの看板とその自負を背負い公言して結果を出し続ける。プロであれば普通のはずのことができているブログは少数でしょう。

パドックだけで予想ができるのは、はしくれにとっては当たり前です。そしてそういった武器がないならば予想家としては厳しいでしょう。もちろん時には良績が出せず悲しみに暮れることもありますが、はしくれは更に相馬を磨いて次の感動を求めていきます。

高松宮記念2021は3月28日(日曜日)、中京競馬場第11レース15時40分発走予定です。

高松宮記念2021結果

GⅠ。

ハイレベルな香港の短距離でGⅠを制して帰国してきた、ダノンスマッシュが凱旋勝利で突き抜けた高松宮記念。父ロードカナロアに益々似て馬体がふっくらとしてきましたが、苦手としている重馬場もこなし親子での制覇を成し遂げました。

人気馬同士の叩き合いによる激戦の末の優勝でしたが、GⅠらしい素晴らしいレースで手に汗握るゴールとなりました。そんな一戦となった今回の高松宮記念を振り返り、馬体診断とレースの回顧を行って参りたいと思います。

高松宮記念2021着順

優勝馬ダノンスマッシュ

2着馬レシステンシア

3着馬インディチャンプ

高松宮記念2021予想&予想結果

本命◎レシステンシア

対抗〇インディチャンプ

単穴▲モズスーパーフレア

特注☆ライトオンキュー

買い目・・・ワイドボックス各100円、計600円。

予想結果=的中・ワイド450円(トリガミ)

パドックロード配信結果

〇1着→◎2着→☆12着→〇17着でした。

パドックロード(2021)3月度会員募集

それではまず馬体診断から行って参りましょう。

高松宮記念2021結果・馬体診断

優勝馬ダノンスマッシュ

まず優勝馬ダノンスマッシュです。

同馬は香港を制した時も充実した馬体にありましたが、海外帰りのぶつけ本番で馬体を見るまでは心配でした。それが出てきてすぐふっくらとした状態の良さを感じる馬体で、無駄な肉もなく充実していてバランスの素晴らしい仕上げでした。

全体的に締まった状態で、それでいてトモが大きく張り出し、父であるロードカナロアにも似た仕上げだと感動を覚えました。やはり同馬は馬体を眺めるといつも厚い印を打ちたくなり、こうして結果を出してくれるので本当にありがとうの気持ちです。

また心配された重馬場ですが馬体からこなせると踏みましたし、データ予想よりも精度の高い予想ができたのではと思います。基本的にはしくれの相馬では重馬場への対応ができるので、同馬の仕上げが重馬場だろうと通用すると考えられました。

データ予想では適性を気にし無印評価してしまいましたが、パドックでの仕上がりを見る限り本命と争う仕上がりでした。はしくれの脳裏に焼き付いている父ロードカナロアを呼び起こした、安田調教師の仕上げの腕にあらためて敬服する思いです。

2着馬レシステンシア

2着馬はレシステンシアです。

同馬は前走同様非常に見栄えのする好馬体をしていて、バランスが素晴らしくトモの張りも変わらず凄まじく張っていました。まるでターボエンジンを積んでいるスーパーカーのようなお尻ですが、独立するほど大きく見せつつバランスをしっかり保っています。

可動域が広く踏み込むときもググっと力が入ってきますが、重馬場でものめることがないため、強い推進力を発揮します。こういう馬体は牝馬特有の仕上がりであるとも言えるのですが、はしくれは大好きな仕上げですし名牝に多い仕上がりでしょう。

スラっと見せるために多少細く感じるくらいの馬体なのですが、506kgと変わらず中身が凝縮されている好馬体です。調子が良い時に見せる毛ヅヤもフワフワに輝いていましたから、仕上がりとしてはここが本番の完璧な仕上がりに映りました。

スプリント戦は初めてでしたし、一旦は先頭を奪っており、ダノンスマッシュでなければ同馬を捉えることはできなかったでしょう。ずっと短距離を経験してきたライバルに譲った今回ですが、これからも目の離せない仕上げで次のレースも楽しみな馬です。

3着馬インディチャンプ

3着馬はインディチャンプです。

同馬は前走は4着となりあと一歩が足りなかったのですが、今回は3着に入線して地力の高さをアピールしました。前走時は多少太目残りでこの点が最後出ていましたから、今回の方がスッキリしていて好仕上がりにあったと思います。

選出に至らなかった理由は多少緩い仕上がりに見えたため、馬場がこなせるか心配が残りパドックでは無印評価でした。それでも毛ヅヤはフワフワに光り、状態の良さがうかがえましたし、幅もあり距離は十分こなせる下地があるだろうと思いました。

同馬は良い時はもっと馬体にシャープさを兼ね備えていますから、GⅠメンバーで仕上げレベルが高いここでは心配もしました。そのなかで3着になりましたし、さすがにとても地力が高いなと、改めて確認ができましたし今後もそれを活かして参ります。

ということで・・・

相馬眼では本線ワンツーを読み切った一戦となりましたが、毎日杯も本線的中でプロの矜持を結果で出しました。毎日杯2021結果&馬体診断・優勝はシャフリヤール

はしくれを信じご支援下さる会員様に感謝を申し上げ、更なる相馬体験と成るよう奮迅していきたいと思います。

そして来たるGⅠの連戦に、ご一緒に的中する感動を、変わらずお届けしていけるように全力で配信を頑張ります。

高松宮記念2021結果・回顧

レース動画

レース後の感想

前年と違い今年は馬場状態が徐々に悪くなる一日で、重という点は変わらずでしたがよりスタミナが問われる馬場でした。特に内目がかなりの荒れ馬場で伸びを欠く状態となりましたし、インディチャンプが3着したのは地力が相当あると思います。

そして父ロードカナロアにも似たダノンスマッシュは中団待機で、レシステンシアを見ながら最後もよく伸びての優勝となりました。間一髪進路がありましたし少しでも追い出しが遅かったら、結果は違っていたところですし川田騎手は巧みな騎乗でした。

ここ2年連続初距離となる強い牝馬が2着を確保して、短距離路線への使い方にも新たな面が見え始めています。抑えて伸びたレシステンシアには強力なライバルがありましたが、浜中騎手の好騎乗を含め、今後に繋がることと思います。

騎手のコメント

1着川田将雅騎手・・・「昨年末香港で勝ちましたけど、国内で勝つことができていなかったので、国内でまたタイトルを重ねることができて良かったなと思います。(重馬場は)とても大きなポイントになるところだったので敢えて何も考えず、馬の走りたいように走ってこようと選択しました。並び的にも結果として丁度良くなりましたし、目の前にレシステンシアがいて、いいリズムで道中運ぶことができたなと思います。4コーナーの手応えも抜群に良かったですし、直線道ができてからレシステンシアと長く競り合う形にはなりましたけど、最後までしっかりと意地を見せてくれて、勝ち切ってくれて何よりです。」

1着安田隆行・・・「この勝利に喜びに満ち溢れています。今日はかなり馬場が悪かったので、川田騎手に全面的にお任せするしかないと思いました。そしてその期待通りにナイスプレーでした。道中のリズムも良く絶妙なレース運びでしたし、最後もクビ差抜けてくれました。雨の中一皮むけて力強くなっています。ここに来て素晴らしく強くなったなと改めて認識しました。4月25日の香港チェアマンズスプリントプライズに登録していますが、疲れが酷いようならリフレッシュしたいと思います。」

2着浜中俊騎手・・・「馬は落ち着いていて雰囲気は良かったと思います。スタートを五分に出て、行く馬を行かせて控える形でしたが、溜めが効いていました。よく伸びたのですが勝ち馬には及びませんでした。急な乗り替わりで期待に応えたかったのですが残念です。馬はさすがの力を感じました。」

3着福永祐一騎手・・・「1200mの流れにも乗れて、反応よく最後まで脚を使いました。1200mでも外を回ることなく距離ロスのない形でバランスよく走れていました。

高松宮記念2021結果データ

勝ちタイム=1分9秒2(重・過去10年で9番目)

前半600m通過=34秒1

ペース=ハイペース(1秒0差・600m比較)

勝ち馬上がり3ハロン=34秒3(最速)

レース上がり3ハロン=35秒1

4角通過順=9→7→9番手

当日のクッション値(午前6時半)=10.7(やや硬め)

おわりに

今回の一戦は重馬場から波乱の可能性もありましたが、終わってみれば人気馬3頭の堅い決着という結果でした。実際予想時にも人気馬には相応の可能性が感じられ、スペシャリストと距離短縮組の実績馬という組み合わせでした。

2~3着馬が初のスプリントをあっさりこなしている経緯からも、阪急杯を選択したことで距離を詰めるローテが活きたでしょう。この方法は今後もしばらくは受け継がれていくと思われますし、ローテ優勢の阪急杯から2頭馬券内は納得でしょう。

そして香港から凱旋帰国、その一戦を優勝で飾ったダノンスマッシュは短距離の名馬、父ロードカナロアに似てきました。以前はやや線が細かったため反動も残る体型でしたが、今回の充実ぶりを思えばそう反動もないかと思います。

短距離界も様々な個性がぶつかり合う舞台になりましたし、別路線組の距離短縮には今後も注意が必要でしょう。そして今回は初めてレースの特集記事を組んでみたのですが、これからも色々挑戦しつつブログ運営を続けていきます。

パドックロード会員の皆様、今ご覧下さっているあなたへ、ご覧いただいた感謝の気持ちを申し上げてお別れを致します。

今回も当予想にご来訪、誠にありがとうございました。また更新される今後の記事でお会いできることを祈っています。

はしくれ

ご覧いただきありがとうございました

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