トライアル。
スプリングステークスはこれまでに数々の名馬を世に送り出し、3歳牡馬路線の主役たちの誕生の舞台になってきました。
格が問われるレースになることが非常に多い一戦なのですが、今年は重賞勝ち馬不在で混戦ムードが漂っています。
しかも今週は先週に続き土曜から降雨予報が出ており、馬場悪化の可能性も高まる把握しづらい馬場となっています。
そこで新馬戦を不良馬場でも快勝したランドオブリバティを、中山適性からも本命に指名して臨みたいと思います。
それでは早速まずは予想印と買い目を公開致しましょう。
スプリングステークス2021予想・印&買い目
本命◎ランドオブリバティ
対抗〇ボーデン
単穴▲ヴィクティファルス
特注☆ロードトゥフェイム
買い目=ワイドボックス各100円、計600円。
*3歳戦GⅢチューリップ賞◎〇▲完全制圧。
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先週中山で開催された中山牝馬ステークスでも馬券内に2頭を選出です。
目次
スプリングステークス2021予想
本命◎ランドオブリバティ
本命はランドオブリバティです。
同馬はホープフルステークスではダノンザキッドに続き支持されて、4コーナーで逸走し競走中止となる一幕がありました。若駒の内は気性面に難しさのあることも多いのですが、デビューから2戦2勝としている実力に疑いはありません。
馬体面が中々増えないのでその点が懸念される馬ですが、逆にハイレベルな中にあってもそれで結果を残してもきました。それは何よりも同馬の素質が高いことを意味するところですし、少なくとも前走時はホープフルステークス時より良くなりました。
そしてその前走ですが中京で開催されたきさらぎ賞では、それまでの好位競馬を封じて後方から折り合いをつけました。前有利となる展開の中でしっかりと折り合いはつきましたし、最後も伸びて3着に来たのも実力の証と見て良いでしょう。
この時はレース後に三浦騎手が「これから良くなる」と答えたように、上昇の余地を残した仕上げで、且つそういったレースになりました。これはもちろん3冠を見据えてできることをやったという話で、その試金石となる今回ではある程度仕掛けていくことでしょう。
降雨予報の影響がどれだけあるかが分からない一戦ですが、金曜時点でクッション値も10.1とやや硬くなっています。時計は出やすい状態でもあり格も足りている存在ですから、無暗に下げるよりは前目につけ、トライしてくると予想しています。
こうなるとあとはホープフルステークスで上位独占を記録した、パドックロードで今度こそ印がつけられるか仕上げに期待です。
対抗〇ボーデン
対抗〇にはボーデンです。
もし当日が晴れ予報だったら同馬は更に人気になりそうで、それが前走での走破タイムが破格であることの影響でしょう。東京はタイムが出やすいですが1分45秒2計時は、後続を6馬身突き放して勝った内容からも衝撃です。
馬格にも恵まれた馬ですから将来性を加味しての予想は、同馬が本命でもおかしくないところだと思えるほどの馬です。しかし多少心配と言えるのが過去10年の傾向から見ると、未勝利戦から3着以内に食い込んだ馬がいないことでしょう。
やはりスプリングステークス2021は3冠路線中で、かなり重要な一戦ですから、格も問われてくると思われます。勝ち方が非常に鮮やかですし川田騎手が連続で乗るために、低評価にもできない馬ですが本命にするにはやや不安です。
そこで対抗評価にしましたが、調教も動きは良かったですし、先述の通り馬格もあるので、過去10年の傾向を踏まえても楽しみが大きい存在です。ましてこのスプリングステークス2021は重賞馬が不在で、その点からも真に格を問うことが予想段階でできません。
枠もやや外の10番枠から芝の良いところを突けそうですし、好位脚質で中山に強いハービンジャー産駒らしい馬です。幅とボリュームに長けた素質馬の馬体をつくるのが非常に上手い、木村哲也調教師の管理馬なら尚のこと良いでしょう。
血統的には馬場が渋っても持ち味が消えるとは思いづらく、全体のタイムが遅くなっても台頭できると予想しています。
単穴▲ヴィクティファルス
単穴▲はヴィクティファルスです。
同馬は新馬戦では垢抜けた馬体を披露していた馬ですが、続く共同通信杯はまだ腹目が太いかなと思いました。これが杞憂で2着に来ましたし33秒4を計時して、上り2位を記録する末脚を披露する着実な走りでした。
過去10年の傾向で同馬をイチオシに挙げたこともありますが、結局枠も好走枠である大外枠を引き当ててもいます。重賞勝ち馬がいないメンツで重賞最先着の2着とあれば、格も一番と言える存在で運も味方していると思います。スプリングステークス2021過去10年の傾向とイチオシ
こういう流れにある馬を切って良いことはあまりないところですし、池添学調教師は池添謙一騎手の弟なのです。兄弟で目指す重賞制覇は力の入るところのはずですし、前走でも2着している通り思いの強さも証明済みです。
またこの池添謙一騎手は過去10年で3着以内最多で、オルフェーヴルでは優勝するなど得意にしているレースとなります。単純な絆の強さだけではなく実績もある騎手の騎乗は、キャリア2戦の同馬にとっても心強い相棒になることでしょう。
そして先ほども述べた通り同馬は前走時まだ太目に感じ、それだけに次走以降上昇の余地を残した仕上げに見えました。調教も悪くないものでしたしこの点は加味するべきとも思い、馬体面の上昇と傾向で3番手に指名したところです。
あとは4角5番手の競馬をできるかどうかが鍵になりますが、馬場の良いところが約束された大外枠が可能にするでしょう。
特注☆ロードトゥフェイム
特注☆はロードトゥフェイムです。
同馬はおそらく選出馬中で最も伏兵の評価でしょうが、ご覧の通り坂路4ハロンで51秒8で走りました。隣の馬と比べてあまりにも反応が良いことに戸惑うほど、騎乗者が確認するほど伸びてラストも12秒3のフィニッシュ。
これを見る限り状態はかなり上向きと思えるところですから、無印にするにはあまりに怖い一頭ではないかと思いました。しかもこの時計は一杯に追い切って出したものでもありませんし、それだけに状態に期待できる最高の調教と言えそうです。スプリングステークス2021調教診断・上位3頭を選出
そしてそんな同馬はこれまででは4戦を消化しているのですが、中山では2-0-1-0と現在2連勝中でもあります。波に乗った連勝は勢いに十分に勝っている存在で、それを示したような調教から流れは良い状態に思えます。
また同馬の最大のネックは速い持ちタイムが無いことでしたが、降雨で馬場が渋ることに加え、先週も不良馬場となりました。上滑りするうえに荒れ馬場なら前走不良馬場で勝利があり、持ちタイムに不安がある同馬も気にすることなく競馬ができます。
前走も同舞台の中山で1800m戦でしたが、上がり最速を計時しましたし、道悪は巧者の部類でしょう。1勝クラス経由馬が馬券に絡むことも多い一戦ですし、欠点が埋められる状況では最も怖い一頭になります。
1ハロン長い距離でも2走前に勝利を飾った同馬ですし、スタミナも問題ないと思われ末脚の一発を警戒です。
買い目
こちらは先週的中した中山牝馬ステークスのものですが、スプリングステークス2021も同様にワイドボックスにします。その威力は言わずもがな先週的中で証明致しましたが、ワイドは3着が許される点、重複もある点が強みです。
重賞公開レースの中には複勝買いしたものもありますし、当レースは楽しみを広げつつ的中を狙いたいと思います。ロードトゥフェイムが馬券に絡む手応えもそれなりにありますから、重賞勝ち馬がいないここでは幅を持って狙いたいところです。
過去の予想結果
またこちらからはスプリングステークスの過去の結果を掲載して参ります。ご必要な方はリンクから結果をどうぞご覧になって下さい。
2020年優勝馬ガロアクリーク
2019年優勝馬エメラルファイト
2018年優勝馬ステルヴィオ
当日のパドック予想
今月も3週目の配信に突入したパドックロードですが、創設以来毎月新規会員様にご加入いただいています。中山記念&チューリップ賞で3着以内を制圧して、その翌週は独占はないものの2頭馬券内は継続中です。
◎1着→▲2着→〇3着→☆10着
◎1着→〇2着→▲3着→☆4着
〇1着→▲2着→◎4着→☆6着
☆1着→▲3着→〇8着→◎9着
◎2着→▲3着→〇5着→☆7着
先週4重賞の配信で3重賞の2頭馬券内と、ハイレベルな一戦でも変わらず安定感を発揮しております。今週も4重賞開催で非常に楽しみが広がりますが、はしくれの最大の武器でもある相馬眼にもご注目下さい。
これまでも同業を騙る人やパドックは無意味だという人など、様々な妨害を受けましたがはしくれは決して挫けはしません。パドックこそ予想家の技ですし競馬の華の一つなのであって、脅威だからこそやめさせようとする人たちに抵抗してきました。
その甲斐あって配信の最中に本命◎の選出馬が、重賞で8連勝をするなど結果をきちんと残してもいます。こういう結果が挙げられたことははしくれをご支持下さっている、会員の皆様のあたたかな思いに応えようとすればこそです。
当ブログは数ある競馬ブログのなかでも異質な存在ですし、それははしくれがプロの予想家で尚且つ相馬眼があるからです。プロの看板とその自負を背負い公言して結果を出し続ける。プロであれば普通のはずのことができているブログは少数でしょう。
パドックだけで予想ができるのは、はしくれにとっては当たり前です。そしてそういった武器がないならば予想家としては厳しいでしょう。もちろん時には良績が出せず悲しみに暮れることもありますが、はしくれは更に相馬を磨いて次の感動を求めていきます。
スプリングステークス2021は3月21日(日曜日)、中山競馬場第11レース15時45分発走予定です。