こんにちは、はしくれです。
今週は阪神競馬場にて阪神大賞典2021が発走予定です。
当レースの有力出走馬はアリストテレスが挙げられますが、同馬は前走の不良馬場でも優勝して参戦してきました。
当レースは傾向的に1番人気馬がとても強いレースで、ハンデ差も生じないことから実力発揮に支障はないと見ます。そこで今回は本命◎アリストテレス複勝600円で、先週同様人気馬の応援に全力を尽くして参ります。
阪神大賞典2021予想・印&買い目
本命◎アリストテレス
買い目◎複勝600円。
*中山記念&チューリップ賞3着以内独占、中山牝馬S&金鯱賞馬券圏内2頭入着。相馬師はしくれのオリジナルコンテンツ・パドック速報パドックロードは。
阪神大賞典2021も頑張ります。
目次
阪神大賞典2021予想
本命◎アリストテレス
本命◎はアリストテレスです。
同馬は前走のAJC杯を不良馬場で優勝したのですが、この時は2分17秒9と時計のかかる芝となりました。こういう馬場ではスタミナがないと厳しい競馬になるところですが、同馬はそれに構うことなく伸び、坂も力強く駆け抜けました。
これまでも未勝利戦の勝利を稍重馬場で飾るなどしていて、道悪に対する適性的に緩めの馬場ではより優位でしょう。そして先週は天気が崩れて水を含む馬場となったのですが、今週も降雨予報が出ていてまた湿った馬場になる気配です。
こうなると距離に適性があって道悪も適性がありますから、鞍上のルメール騎手も含めて、かなり隙のない馬と言えましょう。特にこの3000m戦は菊花賞と距離が同じでもあり、3冠馬であるコントレイルにも食い下がった実績も保持します。
他馬にとっては特殊な距離ですが、同馬にとっては問題ないこと、更に坂のあるコースも得意でスタミナとパワーを兼ね備えます。1番人気が濃厚でしょうが、過去10年で9割を数える、馬券圏内率から察するにその期待も追い風となるでしょう。
そして今週も先週同様月曜時点での公開ですが、枠順は恐らくどこになってもそう問題はないかと思います。それというのも長距離のレースは隊列がばらけやすいものですし、馬場が渋れば余計直線では進路がばらけやすくなるからです。
天気予報では一時雨とあり、降り方によるとは思われますが、もし良馬場でも末は切れるので心配はないと予想しています。単勝も1倍台濃厚で無理に狙うこともありませんから、相手を探すよりここは絞って複勝を買いたいと思います。
*中山記念◎▲〇&チューリップ賞◎〇▲制圧
*相馬師・はしくれの相馬眼の秘密は―
予想の根拠①過去の傾向
先ほどもお伝え致しましたが、阪神大賞典の一戦は、非常に1番人気馬が強く安定した結果を出しています。これは抜きん出た存在であればスピード・スタミナを兼備していて、目立つレースで目立つ走りをする高次元な馬が強いためです。
長距離戦はこのことに加えて、道中我慢する精神力に、スローペースになりやすいことから切れ味も要求されるものです。ある程度全ての能力におき平均以上が求められるので、アリストテレスのような平均値が高い馬が好走するのです。
しかも当レースは天皇賞春を見据える大事な一戦でもあり、別定戦でGⅡであるため実力馬が仕上げて出してきます。スタミナを問われるレースは多少、本番に近い仕上げでなくては、レースでの消耗も激しいので馬体も緩くし過ぎないのです。
この点についてアリストテレスは前走のAJC杯の際、多少ゆとりもあるところでしたし、絞っても問題ないことでしょう。天皇賞春に向け順調に良化していくと思われますから、前走以上も十分にあるとはしくれは予想しているのです。
そういう状況で出される以上1番人気は当然ですから、例年通り人気を背負いつつ、強い競馬を見せてくれるでしょう。
予想の根拠②馬場状態
阪神大賞典2021は天気予報では雨となって、多少馬場が湿って滑りやすい馬場になる可能性が出ています。こうなると長距離適性のほか、馬場適性も問われてきますから、稍重以上の道悪で2勝のアリストテレスには良いでしょう。
ただ先週も土曜日の降雨で馬場が湿ったあとすぐ回復し、フィリーズレビューでも速いタイムが出たのが今の阪神の芝です。3年前から非常に顕著に芝の状態が変わりましたので、このあたりオールドファンの感覚だと戸惑うところかもしれません。
そこで大事なのが走破タイムをつぶさに観察することにより、時計が速くても、遅くなっても対応できるか調べることです。この点アリストテレスは前走、遅い時計でも勝ち切りましたし、新潟のような軽い馬場のなか、勝利している経験もあります。
つまり馬場が渋って悪くなって時計がかかる状態になっても、逆に回復が顕著で良になってもどちらでも良い馬なのです。こういう結果が出る背景には同馬の平均的な能力が、かなりハイレベルであると判断するに足るものだと推し計れます。
特定の条件だから選ぶというような考えが不要なので、同馬でダメなら致し方ないと踏んでおくのが妥当と言えましょう。
予想の根拠③騎手
阪神大賞典2021は既にお伝えしたとおりに、3000mの距離で争う数少ない長距離重賞です。基本的に長距離の競馬では騎手50馬50とも言われて、騎手の存在が通常時よりも大きな要素となってくるのです。
これは騎手が馬を宥めながらの競馬になりやすいことに加えて、仕掛けどころを間違うと多分にスタミナを消耗するためでしょう。そこでアリストテレスの鞍上に誰が乗るかは大事なことですが、予定としてはこれまでと変わらずルメール騎手が騎乗するようです。
このルメール騎手は今の日本でおそらくスローペースを捌くのが、最も得意な騎手だと思われ、その実績も群を抜いています。天皇賞春を連覇しているフィエールマンはルメール騎手ですし、当レースやダイヤモンドステークスでも近年優勝があります。
レイデオロのダービーやその後の目黒記念でも勝利するなどの、長距離戦での無類の強さは圧倒的と言っていいものです。特にこの目黒記念は8番人気での優勝でもありますし、単純に人気馬に乗ったために勝ち切ってきたわけではありません。
内の枠に入れば気づいたとき、いつの間にか外へ出していますし、あまりにもペースが緩いとあれば無理せずすっと前に付けられます。馬のリズムを保つだけではなく動くべき時に動けることから、長距離戦ではより頼もしい存在といって過言はないでしょう。
またそうして期待馬を託されて常に結果を出す騎手でもあって、そのためにいつも馬質が安定して良い馬を任されるわけです。「良い馬の背中を知っている」のもルメール騎手ならではの特長で、底力の使いどころ含めてその引き出しの多さに託します。
予想の根拠④頭数
そして最後の根拠には出走頭数がほど良いことと言えます。これは先週の金鯱賞の際、お伝えしたこととも似ていますが、頭数が多くなければ相応に進路を取る苦労は減りますし、マークされやすい同馬にとっては好都合と言える状況でしょう。
また距離が長くなればコーナーを回る回数も増えるわけですが、馬群がばらければコーナーの際、膨れにくくなる効果もあります。そのため多少外を回すことも問題になりにくいところですし、スタミナのロスが抑えられたなら末脚の切れに繋がってきます。
この点は特に同馬がこれまで速い上りもマークしたことから、温存した分だけ直線での切れが増すことを意味するものです。トップスピードが速い馬なのでこの脚を繰り出されてしまったら、少なくとも同馬より後方の馬には届く術がありません。
前との距離を保って位置取れる立ち回りの上手さも見られますし、3冠馬に執拗に食い下がる走りは底力の証明です。紛れにくい頭数で前を追い、一気に差してくる末脚がある。進路を取りやすい状況ならば、不発は考えにくいところです。
買い目の根拠
上記画像は先週の日曜、金鯱賞2021の際、当ブログで予想した通りにはしくれが購入した馬券です。このレースでは単勝を買うより複勝を勝った方が良さそうと、予想時に述べたことが的中しトリガミにもならず勝利しました。
はしくれはワイド馬券も狙って買うことがよくある予想家ですが、ボックスで買ったりすると結局、複勝に負けることもあるのです。連馬券は相手が来ない限り的中しない難しい馬券で、それゆえ配当もつくわけですが、ガミりやすい欠点もあるのです。
はしくれはこの「ガミる」ことはさほど、気にせず買うことも多いのですが、アリストテレスくらいの馬ならば一点突破も狙えるでしょう。これならまず「ガミリ」はありませんし確実な回収が可能なので、不的中にならない限りは薄利とはいえ勝ち切れるわけなのです。
そしてこれは外れにくい馬券で、それだからこそプレッシャーも強く、レースを楽しむドキドキ感にも十分なものがある馬券です。はしくれの信条は儲けるより楽しむ競馬が根本ですので、的中を目指しアリストテレスを全力で応援して参ります。
阪神大賞典2021の買い目は以上の通りです。
過去の予想結果
こちらでは過去の阪神大賞典の予想結果を載せています。ご必要でしたらご覧ください。
2020年優勝馬ユーキャンスマイル
記事なし
2019年優勝馬シャケトラ
記事なし
2018年優勝馬レインボーライン
当日のパドック予想
ご覧のとおり中山記念では3着を制圧したわけですが、続くチューリップ賞ではパーフェクト予想を見事達成しました。続く先週は重賞レースの独占こそ果たせませんでしたが、2頭以上の馬券圏内馬はしっかり選出致しております。
パドックロードははしくれ本人が配信をしているコンテンツで、ご安心の上でお役立ていただけるものと信じてやみません。前回の予想記事でもきちんとプロであることを公言しながら、こうして結果を出していますので嘘偽りは一切ありません。
競馬ブログの中には自身では予想をしていないものがあったり、安全のほどがわからないものも多くはびこる現実があります。しかしはしくれは自身の最大の武器である相馬眼を開示し、ノウハウだけでなく実際に的中することを証明しています。
相馬眼は競馬予想の武器で、最もゴールに近い情報です。そのうえ正統派の予想ですし歴史的にも最古のものでしょう。この奥深さを知ってしまったら、もう後戻りなどはできませんし、ご一緒に結果を分かち合えたらこれ以上の幸せはありません。
阪神大賞典2021も配信を致しますので、週末の楽しみにパドックロードをぜひ一度ご検討ください。
それではあなたがこの週末、笑顔になれるよう心から祈って。騎手50馬50の長距離をじっくりと楽しんで参りましょう。
*阪神大賞典2021は3月21日(日曜日)阪神競馬場第11レース発走予定です