馬体の見方を伝説のジャパンカップ出走馬から解説

 

こんにちは、はしくれです。

 

かれこれ馬体ばかりを見続けて

歳を重ねてきた私ですが

相馬眼を高めたい気持ちでは

少年に譲らぬピュアハートです。

 

そんなパドック狂いのはしくれも

空前絶後のメンバーとなった

3冠馬3頭の診断では

非常な集中が必要でした。

 

結果的に順列パーフェクトで

配信をお届けできたのですが

感動深まるこの一戦でも

もちろん無理論では臨みません。

 

 

データと比べてパドック予想は

どうしても抽象的になるため

敬遠されるかたも多いですが

馬体自体もデータのひとつです。

 

そこで予想力の底上げのため

歴史的な馬たちの馬体から

何を基準に選び出したのかの

見方を伝えたいと思います。

 

これを見ればデータ党のあなたも

パドックをやりたくなるはずですよ!

 

 

それでは見事優勝を果たした

アーモンドアイから見ていきましょう。

 

同馬をここで本命にしたのは

横の比較で他馬の筋肉より

柔らかくボリューム感が溢れる

弾力があったのが決め手です。

 

はしくれは無料コラムでこれまで

極意を既に公開しましたが

バランスの良さにそう差がないなら

「幅」を重視するべきと説きました。

パドックの見方、お教えします!

 

今回3着以内に来ている

3冠馬3頭はバランス良く

その点において変わらないほどの

高得点が取れる馬体です。

 

そうなると別の目立った要素が

比較対象になってきますから

次の重点である「馬体の張り」

馬体の幅を重視したのです。

 

これを比較すると筋肉量も

その柔らかさにも好感を持つ

アーモンドアイの筋肉はまさに

理想的な状態に映ります。

 

かのディープインパクトもこの点が

最も優れた要素でしたから

競走馬を選び続ける中で

決め手とするまでに至ったのです。

 

そこで少し見極めが難しい

「筋肉の質」というところですが

ざっくり言うと柔らかいタイプは

ふっくら見える馬体が多いです。

 

中々アーモンドアイクラスには

お目にかかれるものでありませんが

ふっくらして見える仕上げ自体は

決して見ないものではありません。

 

「仕上げ」という言葉にもある通り

人の手が介在するものなので

あくまで素質が噛み合えばですが

出会えない馬体ではないのです。

 

ですから決め手にできるものですし

見方としても重要なところで

この武器を備えている仕上がりは

素晴らしい仕上がりと言えるのです。

 

持って生まれたものとそれを活かす

人の手によって高められたのが

アーモンドアイの筋肉でもあり

同馬の強さの一因なのです。

 

また4着に来た同じ厩舎の

カレンブーケドールもこの点では

ふっくら感のある仕上がりであり

仕上げの巧みさが感じられます。

 

 

同馬はアーモンドアイと比べて

お腹が絞り切れていないですが

国枝調教師の手を介して

似た「質」に仕上げられているのです。

 

こういうところが厩舎によっても

違いが現れて面白いので

馬体から厩舎を推し計るのも

はしくれの楽しみのひとつです。

 

それでは次に2番手評価した

コントレイルをご覧に入れましょう。

 

 

同馬は非常にバランスが優れ

はしくれが見てきた馬の中でも

おそらくナンバーワンと言えるほど

全体の均整が取れています。

 

バランスが良いことは走る上で

遺憾なく力を発揮するのに

確実に必要な素質なので

それだけで名馬と言えるほどです。

 

この馬体で筋肉が増えたなら

更に凄いことになるわけですが

だからと言ってやみくもに馬体が

増えれば良いわけではありません。

 

それは父馬ディープインパクトが

デビュー時より引退時の馬体が

452kg→438kgと

軽くなったことからも分かります。

 

馬体の見方を考えるときに

バランスと幅は基本なのですが

それはあくまで総合力なので

それぞれを見なくてはなりません。

 

それを思う時コントレイルには

類まれなバランスがありますが

これを維持するための筋肉では

現状これがベストに思えます。

 

ですから馬体の成長について

体重が増えないという懸念が

一部からささやかれていましたが

それはあまり的を射てはいません。

 

このバランスを維持する筋肉は

このくらいが丁度良く見えますし

素晴らしい芸術的な馬体で

見ているだけで鼻血が出そうです。(注:はしくれは)

 

ですから総合力となりますが

アーモンドアイと比較をするなら

「幅」に加え「ツヤ」もその判断に

影響を及ぼす一因でした。

 

この「ツヤ」は回顧でも述べた通り

サプリでも作れると言われますが

馬体が張って皮膚が薄くなって

きれいに映る馬もいるわけです。

ジャパンカップ2020結果・優勝はアーモンドアイ

 

そしてこのツヤがコントレイルより

アーモンドアイの方が上だった。

その事実が順列を付けるのに

必要とされた点だったのです。

 

これははしくれの持論なのですが

もうずっとこれを決め手にしてきて

あまり後悔したことはないので

見方として大事なポイントです。

 

このあたりは極意で述べましたが

とても大切な要素になるので

じっくりとこの点も見極めつつ

馬券を買うことをお勧めします。

 

そして3位評価に選出した

デアリングタクトの仕上がりですが…

 

 

こちらです。

 

この馬としては今まで見てきて

最高の仕上がりにありましたが

パドックは基本他馬との比較で

「横の比較」で決まる勝負です。

 

よく「したり顔」で縦の比較こそ

パドックの重点だと述べている

解説も散見されるのですが

これは全く賛同できません。

 

予想する行為は基本比較で

競馬は相手あってのものですし

他を見ずに縦の比較をするのは

無理な行為と言わざるを得ません。

 

なんとなくこのあたりにパドックを

見る際の誤解が広がっていて

余計にややこしくなっているので

ここではっきり述べておきました。

 

そしてこのデアリングタクトからも

もちろん感動をもらいましたが

先に述べた2点を考えると

3番手評価となったわけです。

 

筋肉の質やツヤを見てみると

アーモンドアイの方が素晴らしく

バランスにおいては素質的には

コントレイルに僅かに及ばない。

 

厳しい見方なのは確かですが

このような順列をつけることで

結果に対する見方もしっかり

受け止められるのだと思います。

 

またこのバランスを詳しく見ると

同馬が胴体の長い馬体で

トモが勝っている後肢の強い

体型であることが挙げられます。

 

こういう体型は瞬発力に

秀でている馬が多いのですが

馬場が良くないとやや脚を取られ

末脚が鈍る懸念もあります。

 

この日の東京の馬場は内目の

芝生が特に傷んで見えたので

追い込む際に馬場を選ばないと

不利になるかもと考えたのです。

 

そのためコントレイルとの比較で

どんな馬場でも結果を出しやすい

バランスの優れたコントレイルを

上位評価しようと思いました。

 

そして最後に4番手評価の

グローリーヴェイズも見ていきましょう。

 

 

こちらはカレンブーケドールよりも

ひとつ下の5着となりましたが

きっちり引き締まった馬体からは

スタミナを感じる仕上がりでした。

 

こういう無駄のないぴっちりとした

腹目の絞れた馬はスタミナに

良いものを持っているタイプなので

はしくれは好きな仕上がりなのです。

 

同馬は2400mを

得意にしている馬でありますが

天皇賞春も2着でしたし

やはりスタミナが有ると思います。

 

先に仕掛けて粘っていましたが

筋肉量で押すタイプではなく

末脚を爆発させるよりかは

持久力に富むタイプと言えます。

 

それだけに仕掛けも申し分なく

良い走りをしてくれていましたし

同馬の良さもまたとても感じる

素晴らしい5着だと思いました。

 

このあたりカレンブーケドールより

上にとった最大の要因は

内目が荒れている馬場状態が

他馬よりも向くと思ったからです。

 

実際直線で内を走って

あれだけ粘ることができたわけが

このあたりに有るとレースを見ても

改めて感じられるところです。

 

ですから着順は5着でしたが

素晴らしい結果だと思いますし

それを馬体から感じ取ることも

可能だったということになります。

 

このようにパドックだけで予想を

組み立てることもできるわけですが

はしくれもここにくるまで月日が

20年近くかかってきました。

 

ですから馬体の見方を知るのは

非常に役に立つと思いますが

その技術を育てていくためには

時間は必要になることでしょう。

 

しかしきちんと身につけていければ

15分で予想が終わりますし

情報の鮮度も高いですから

価値ある努力とも言えるわけです。

 

この点は他の予想法にない

大きな強みとなっていますから

相馬眼を鍛えてより楽しく

競馬の深みを堪能しましょう。

 

またはしくれの予想を楽しみに

して下さる方もいらっしゃるので

その点はメール配信によって

予想も配信致しております。

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プロと競うことが可能ですから

よろしければこのような方法も

ご検討下されば幸いです。

 

それでは馬体の見方を今回

伝説のジャパンカップの馬から

上位5頭と実際の予想を

比較して解説を致しました。

 

今ご覧下さっているあなたが

競馬の楽しみが増やせるように

微力ながらこの場所で祈りつつ

お別れ致したいと思います。

 

今回もご覧下さいまして

誠にありがとうございました。

 

 

*このあとの京阪杯もワンツー。はしくれの集大成は―

 

投稿者: はしくれ

現役のプロ競馬ライターです。パドックが一番得意で、JRA全場を踏破。地方・中央問わず競馬が大好きで、ブログを通じて収支改善のお手伝いをしたいと思います。

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