馬体の成長どうなってるの?~ソングライン編~

はしくれ

こんにちは、馬狂いです

安田記念も終わってGⅠも宝塚記念まで一段落、この間何をするかが予想家の明暗を分けることと思います。

馬狂いこと「はしくれ」は馬体の回顧に一人勤しんでいますが、せっかくなので一記事作成し、お役立ていただこうと思います。

そこで安田を連覇しマイラーの頂点に立ったあの馬を比べ、いかに競馬は馬体の成長がモノを言うかをご覧にいれましょう。

パドックのプロ6年の実績、安田記念もワンツー選出の、はしくれによる馬体の成長の解説を致したいと思います。

それじゃ、行きましょう

のりしお

ソングライン。のちに安田記念を連覇

まず同馬の初GⅠ連対・NHKマイルカップからです。

このとき既に同馬の体重は480kgありましたが、線はまだ細く、背中のラインもがっちりした印象がありません。

良い馬ですがトモ(後肢)の張り方にもまだまだ成長余地が感じられ、特に心肺機能をつかさどる懐(ふところ)はまだ深さがありません。

それが一年後どうなってきたか…?

1年後

まずはこのように成長しました。

これは同馬の初GⅠ制覇・昨年安田記念の馬体です。

一見よく分からないかもですが、背中のラインがパンとしています。

更に首差しもやや太くなって呼吸器系が発達しています。

同馬は東京マイル出走が最も多い馬でもありますし、縦の比較がしやすく、丁度良い見本になってくれると思います。

ここで文章が挟まってくるとスクロールで比較がしにくいので、さっそく次の画像に行きましょう。

更に1年後

これは今年の5月にキャプチャしたヴィクトリアマイルの仕上がりです。

どうでしょう、胴回りが太くなり、分厚くなっていると見えませんか?

呼吸器系や内臓成長を外側から感じるこの部分が、1年ののち成長を果たしたボリューム感に溢れる仕上げです。

牝馬というには厚すぎるくらい急激に成長をしていたので、正直びびってこの日はしくれは配信で見送ってしまいました(会員様申し訳ございません)。

◎2着→〇3着→☆7着→▲10着

一応プロの矜持で本線が2頭馬券内に入りましたが、返す返すも選出失敗を悔しく回顧するパドックでした。

そして今年(2023)の安田記念です。

前走から3週間後

ちょっと角度が変わってはいますが画像比較はできると思います。

どうでしょう、ヴィクトリアマイルよりも更に分厚くなって見えませんか?

トモもがっちりと筋肉が張って、肩も筋肉が浮いてきています。

全体的に締まった影響でこうした仕上げに見えたわけですね。

ちなみに配信での評価ですが特注の星評価をつけました。

☆1着→◎2着→〇7着→▲16着

これは一見消極的ですがメンバーレベル上昇のさなかで、前走無印からの抜擢と、目立つ仕上がりにあった証拠です。

胴回りが一段と太くなりトモの筋肉が張っているために、大きく見せて良いと判断した迫力あるマイラーボディーでした。

ちなみに同馬の馬体重ですが480kgの計測と、NHKマイルカップのときと全く同じ体重になります。

ではなぜボリューム感が増していて迫力ある馬体になっていたか、それは無駄肉がなくなったうえで必要な箇所に肉がついたから。

これが小さい馬でも大型の馬に勝つための理論なのですが、ソールオリエンスなどもそう言った無駄肉のない馬体と言えましょう。

日本ダービー(2023)2着時のソールオリエンス

はしくれは都度馬体は全体で捉えるべきと唱えてきましたが、一部分だけに固執しているとこうしたことが学習できません。

各部の細かい箇所を見るよりもまずは全体のバランスと厚み、それを大事にパドックに臨んで相馬眼をぜひ磨いてください(*無料で見られる記事はこちらから→パドックの見方、お教えします!)。

おそらく今後データ予想界はAIに席巻されるでしょうが、パドックだけはそうそう分析でなんとかなるとは思っていません。

はしくれはライヴでもモニターでも結果を残し続けていますから、パドックでの競馬を学ぶことが対抗できる手段に思えます。

こうしたことを唱え続けるのも元々予想が下手だったからで、その悔しさはプロになってからも一度も忘れたことはありません。

このブログをご覧くださる方に少しでも恩返しができるよう、このブログが存続されることは使命感も負っているところです。

競馬で勝てる日々を増やすために取り組んで行ける最善のことを、はしくれも行っていきますので、これからもよろしくお願いします!

はしくれ

それでは…
また!

のりしお

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