はしくれ
開幕週の小倉競馬場はCBC賞の開催ですが、ここは3歳馬2頭の走りに特に注目が集まっています。
馬体的にも期待できる馬でハンデも軽く注目も必然、あとは追い切りと馬場状態から推測するのみとなってきました。
毎度のことならがらタイム・内容・馬体面にも注目をしながら、CBC賞2021の調教診断を実施します。
目次
CBC賞2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:ピクシーナイト
<栗東 坂路 良 53.0-38.6-24.8-12.0 ゴール前やや強め>
今回1位に選出したのはピクシーナイトと致しました。
同馬は前走時NHKマイルカップで逃げて競馬しましたが、結果は12着と厳しくなり、今回は浮上を狙っています。距離を短縮することは同馬にプラスになるとも思われますから、ここで古馬を相手にどれくらいのパフォーマンスになるか挑戦です。
1週前にゴール前強めで52秒0を計時していて、ラストも11秒9と伸ばし、軽快な動きを披露しました。今週はそれより軽く仕上げタイムは1秒遅れていますが、直前で一杯に追うよりかは内容は良化したと思います。
マイルもこなせるスタミナがあって先行力も発揮できますから、調教で速いタイムが出るのは適性面で追い風に見えます。他に調教で特段優れた追い切りの馬も見られませんから、相対的に首位に浮上をする調教評価で良いと思います。
調教2位:ヨカヨカ
<栗東 坂路 良 51.4-37.1-24.8-12.8 馬なり>
調教2位はヨカヨカです。
同馬は今回51kgで目立った先行馬がいないために、開幕週の馬場を味方につけ、軽快な先行を見せそうです。その挑戦となる追い切りですが最初は馬場の内を走りながら、最後は走路を外に持ち出して51秒4としてきました。
タイム面だけを見ればダントツで1位評価も可能なものですが、どうも進路取りに違和感があり、このために2位評価としています。ただこのフラフラと見える走りで4ハロン51秒4なら、まず間違いなくスプリント戦の適性は高いと見て良いでしょう。
舞台適性も小倉の千二で2戦2勝としていることからも、経験・適性ともにメンバーで最も高い一頭と言えます。地元九州での競馬ですから声援も熱が入ってきますし、飄々と出した好タイムからも期待は持てると判断をします。
調教3位:メイショウチタン
<栗東 坂路 良 53.3-38.0-24.1-11.9 ほぼ馬なり>
最後はメイショウチタンです。
同馬は前走安土城ステークスで1番人気に推されつつ、3着と好走して格好をつけたあとでの出走となります。勝利に手が届きそうで中々届かない典型的なタイプで、大負けは無いもののもう少しが及ばず重賞に壁があります。
そこで今回は矛先を変えて1200mを走りますが、2走前鞍馬ステークス時には4着とこれも好走しました。ほぼ馬なりで53秒3、ラストも伸びて11秒9と、強めに追えば更に切れたことは間違いない反応と見られます。
前目に付けられるスピードがあり、晩成傾向のある馬なので、キャリアを積みつつ上昇しながら着実に力をつけてきました。無理のない調教となりましたし、同じオーナー3頭出しからも、同馬にとって走るお膳立てが整いつつあるかと思われます。
CBC賞2021調教診断・おわりに
のりしお
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*CBC賞2021のパドックロードも配信致します。プロの相馬師による相馬眼に今週もぜひご注目ください
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