はしくれ
今週日曜はダブル重賞、東京競馬場ではGⅢ、ユニコーンステークス2021の発走が近づいています。
変わりやすい梅雨の天候もあり当日の馬場は分かりませんが、状態面の良し悪しに迫れる調教は良い参考になります。
はしくれなりの評価になりますが好調馬を3頭上げますので、ユニコーンステークス2021の調教診断に参りましょう。
目次
ユニコーンステークス2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:ラペルーズ
<美浦 南W 稍重 69.6-54.3-40.4-13.3 馬なり>
今回1位に選出したのはラペルーズと致しました。
同馬は前走青竜ステークスでは11着になりましたが、断然の人気を背負いながらの敗戦は驚きの結果でした。しかし連続で体重が増えて大きくなりすぎた感じも受けて、これが敗因であれば問題はかなり明確ではと思われます。
そんななか1週前追い切りも美浦南ウッドで55秒9→13秒2という4ハロンとラストのタイムを記録しています。もし絞ることが必要であれば強めの調教をかけたでしょうし、それをやらなかったことを見ると現状太くはないと思います。
今週の追い切りも馬体的に無駄があるようには見えませんから、強めに追わず馬なりで仕上がりかえってこれは良いと思われます。馬を大切にする藤沢師の一流の「らしい」調教ですから、態勢に問題はないと見ての1位指名に推薦致します。
調教2位:カレンロマチェンコ
<栗東 坂路 重 52.8-38.1-24.7-12.5 ほぼ馬なり>
調教2位はカレンロマチェンコです。
同馬は前走不良馬場である昇竜ステークスを快勝して、現在2連勝中と勢いも味方につけている一頭です。中京競馬場は東京とも同じ左回りコースですから、ここの長い直線を前に行き、押し切っている点は強みでしょう。
そんな同馬の1週間前はゴール前一杯に追われながら、坂路で53秒5を出してラスト11秒8としました。さすがに最後追ってきた分にはしっかりと時計もついて来ており、軽快な動きで状態面は好調を感じさせるものでした。
こうして負荷をかけてから今週、馬場は重馬場になっていましたが、先週を上回る4ハロンを52秒8で走破しました。内容もほぼ馬なりで動きも軽快そのものに感じましたし、内容向上で仕上げとしては期待を持てる好調教でした。
調教3位:ゲンパチフォルツァ
<美浦 南W 稍重 67.2-51.8-37.9-12.8 やや強め>
最後はゲンパチフォルツァです。
同馬は今回過去傾向からイチオシ馬に抜擢したのですが、前走も青竜ステークスでは前に行って見事な勝利でした。速い末脚はないタイプですが持続力の高いスピードがあり、多少ペースが速くなるとしても追走には問題がないでしょう。ユニコーンステークス2021過去10年の傾向とイチオシ
そんな同馬は1週間前に美浦の南ウッドで調教され、稍重のなかで50秒6→13秒0というタイムでした。末脚は武器のタイプでないため全体時計が速かったことを、単純に評価できるはずですし、馬なりというのも好感でした。
そして今週は気合いを付けられやや強めに追われたところですが、併走では遅れては見えますが時計面に問題はありません。多少ラストも伸びてはいましたし、レースが近いことを伝えながら、仕上げられたフィニッシュであると見て3番手評価に抜擢します。
ユニコーンステークス2021調教診断・おわりに
のりしお
はしくれ
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*ユニコーンステークス2021のパドックロードも配信致します。プロの相馬師による相馬眼に今週もぜひご注目ください
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