こんにちは、はしくれです。
土曜日は阪神競馬場でGⅡチューリップ賞2021が開催される予定ですが、金曜日の雨予報で当日の馬場状態が懸念されます。
このレースは近年1分33秒台の走破が主で、馬場状態いかんによっては持ちタイムが気にならなくなりそうです。しかし本命はやはり持ちタイム1位のメイケイエールを指名で、先週重賞レコードの馬場がそこまで緩まないと予想します。
それでは早速まずは予想印と買い目の公開に参りましょう。
チューリップ賞2021予想・印&買い目
本命◎メイケイエール
対抗〇シャーレイポピー
単穴▲ストゥーティ
特注☆タイニーロマンス
買い目=ワイドボックス各100円、計600円。
*先週日曜中山記念◎▲〇3着以内独占。相馬師はしくれのオリジナルコンテンツ・パドック速報パドックロードは―
チューリップ賞2021も全力で挑みます。
目次
チューリップ賞2021予想
本命◎メイケイエール
同馬は初めて馬体を見たときそのバランスにうっとりしましたが、スラっとしていて前後肢共に無駄肉なく筋肉が付いています。これまで一度も太目の仕上げで出してきたことがない馬であり、今回は本番前と言ってもそう緩んで出ることはないでしょう。
武英智調教師は鞍上の武豊騎手とは血縁者で、この点からも信頼の絆があり仕上げに直結するはずです。
気性面に難がある馬なので調教を見て決めようとも思い、実際に確認したところ終い重点の調整になりました。そこで特筆すべきは1週前良馬場ラスト11秒7、今週の追い切りでも不良馬場で11秒9としたことでしょう。
暴走を食い止めるためにも1週前も今週も抑えられて、今週などは騎乗者とケンカするほどの勢いで蛇行しました。ですがその甲斐あって末を伸ばす調教自体はできてもいたので、レースに行けば最後まで脚を溜める乗り方ができると思います。
おそらくこういう馬に乗る方は相当恐ろしくもあるでしょうが、武騎手はなんといってもこれまで名馬に乗ってきた凄い騎手です。同馬に関しても前走の際敢えてスタートを遅れて出すなど、馬群から離したり配慮しながら直線見せ場を作ってきました。
チューリップ賞2021の舞台は桜花賞と同舞台で、武騎手も何度も経験のある腕に覚えのある競馬場です。かなり個性の強い気性ですが名手の手綱捌きを含めると、いっそう楽しみが広がるようなレースになるのではと予想します。
対抗〇シャーレイポピー
今回予想をするにあたっては持ちタイムも気にしたところですが、同馬は2走前に同コースの阪神マイルを勝利しています。その際のタイムは1分34秒0というタイムで有り、成長を踏まえればこのタイムを既に出したことは強みでしょう。
毎年チューリップ賞は流れがスローから速くてもミドルですが、脚質的にも差し馬が多く今年もスローペース濃厚です。
こうなると気性に難点のある本命馬のメイケイエールにとり、よりかかる不安から後方での待機策が予想されるでしょう。それでも先に述べているとおりに調教ではそれを見越したうえで、終い重点に追われているので最後の直線では切れそうです。
この展開をあらためて思うと一番人気馬が後方にいて、実績も有り切れ味もあるなら同型に逆転は厳しいです。そうなると狙いは先行からの粘り込みができるタイプになって、それが2走前に逃げて勝ち切る競馬をしたシャーレイポピーです。
このとき同馬は逃げただけでなくタイムも優秀な時計でしたし、なにより最速上がりをマークしラスト3ハロンを駆け抜けました。
先頭を切った馬が最速でラストをまとめる競馬になったら、後続馬には手も足も出せずに競馬が終わってしまうところです。そして既にそうした実績から対抗にするだけの根拠となり、しかも同コースで勝っているなら積極的に買っていきたいです。
チューリップ賞では過去10年で逃げ馬が4度3着に入り、1度はクロフネサプライズが逃げ切るなど割と善戦しています。鞍上も福永騎手が騎乗でこの点も心強い要素といえ、前走より距離が伸びる点にも期待が膨らむところです。
それは同馬が前走で出遅れ、ハイペースのなかで流れに乗れず、距離短縮が裏目に出たことが敗戦理由だと思うからです。既に勝利経験を持っているコースでの仕切り直しになるなら、騎手含めて期待が持てることは予想するほど感じた事実です。
単穴▲ストゥーティー
単穴▲に指名したのは関西馬であるストゥーティーですが、この馬はこれまで左回りの競馬場ばかりを使われました。前走で中山を使ったのは右回りでも善戦が可能か、良い試金石となるレースであり3着も上々の結果でしょう。
今回のチューリップ賞2021は先ほども述べたとおり、メンバー構成的にも差し脚質の馬が大半なところです。こうなるとかなりペースは落ち着き後方の馬には不利になるうえ、阪神の馬場は先週時点でレコードが出るほどに速いです。
これにはメンバーレベルの高さや前が飛ばす流れだったことなど、馬場以外の要素もあるのですが阪神の馬場は基本速いです。これは3年前から段々とJRAの各競馬場で、馬場の変化が起き始めてから変わらない状況ともなっています。
となるとかなり降雨がない限り極端な馬場悪化はないと見え、基本的にはインの前が強い高速馬場が継続するでしょう。その点ストゥーティ―は中団から前で競馬ができる馬でもあり、上りも常に上位でまとめられる瞬発力も備えています。
またこの世代の牡馬トップクラスのレッドベルオーブに新馬戦で、土をつけるなどスピードの生きる馬場は得意にできるタイプです。人気になりそうなテンハッピーローズもまた強敵と思いますが、このライバルにもアルテミスステークスではタイム差はなしとしました。
関西馬でありながら4戦で1戦のみが関西の競馬で、遠征の心配がないことからベストの状態も臨めるでしょう。特にこのチューリップ賞2021のメンバーでは追い切りで、目立った動きを見せていただけに状態は良いと予想しています。
また今回の鞍上には昨年の牝馬3冠にも輝いた、松山弘平騎手の予定ということもまた強化ポイントになるでしょう。松山騎手は中山記念でも見事な騎乗を披露しましたし、アルアインで初GⅠ制覇をしたときも馬場は速いときでした。
さすがにその時ほどではないものの時計の出る馬場は強い騎手で、3歳牝馬路線を人気馬で勝ち続けた経験は宝です。今後はそれが穴馬になっても知識や体験で生かされるよう、期待も含めて今回はストゥーティ―とのコンビを応援します。
特注☆タイニーロマンス
タイニーロマンスとは「小さな恋物語」を意味する名前なのですが、同馬に乗る内田騎手は阪神まで出向いての参戦になります。同騎手は先週中山記念のバビットで大敗をしてしまい、現在傷心中かもしれませんが今週は「恋人」に乗ります。
そのお相手となるタイニーロマンスはこれまで3戦を消化して、1-1-0-1と重賞であるフェアリーステークス以外連対です。この重賞も初重賞のなか前が総崩れになる展開を、一度は馬群に沈みかけながらもう一度最後に伸びていました。
まさに今回のようなペース予想のレースではこういう脚質が、他馬にとっても警戒するべきしぶとさを備えていると言えましょう。また画像がなく残念でしたが同馬は馬体も優れているため、大型馬が活躍しやすい阪神コースも合うと予想されます。
さすがにこの時期の牝馬で500kgを超える馬は大柄ですが、同馬はただ馬格があるだけではなく締まりのある馬体にあります。瞬発力よりも持久力で上位を狙うタイプに多く見える、やや筋肉質でぴっちりとしたバランスの良い体型が吉です。
2走前は初重賞の中をかなり厳しい位置で踏ん張りつつ、掲示板まで乗れませんでしたが、6着自体は立派なものです。次走はしっかりと巻き返しつつ勝った相手も仕上がっていたので、同馬の競馬は十分にできた内容での2着と言えるでしょう。
こういったスローペースの流れを前目で運んで一脚使える、粘りの利く脚質であることは今回の一戦で生きそうです。まして鞍上も前走後にかなり手応えを掴んでいる様子で、この点からもコンビの継続で一発の可能性はあるでしょう。
買い目
チューリップ賞2021の買い目はワイドボックスなのですが、理由としてはメイケイエール1強が予想の主軸だからです。1強とはいえ現時点ですし弥生賞のダノンザキッドよりも、連勝が止まっていることや気性面から隙もあると思います。
メイケイエールの本番としては桜花賞であることは明白で、権利取りに燃える他馬にとってはこの点がかなりチャンスになります。また例年と違い前走阪神JF組も他にないため、かなり各馬に入着のチャンスが用意されているように思います。
こうなるとメイケイエール以外の組み合わせはオッズも上がりそうで、且つメイケイエール自体後ろからで少々不安点もあります。本命馬だけで買っていくことはリスクが大きいかと思いますし、ここは多少ガミってでも良いので気配の良い3頭を狙います。
過去の予想結果
またこちらからはチューリップ賞の過去の予想結果を掲載しますので、ご必要な方はリンクから結果をどうぞご覧になって下さい。
2020年優勝馬マルターズディオサ
2019年優勝馬ダノンファンタジー
過去記事なし
2018年優勝馬ラッキーライラック
オーシャンステークス2018結果&チューリップ賞2018結果
当日のパドック予想
今週から3月度の開始で初週となるパドックロードですが、創設以来毎月新規会員様にご加入いただいています。2月度は重賞でワンツー4度という成績を記録したうえ、中山記念では3着以内制圧という結果になりました。
◎1着→▲2着→〇3着→☆10着ですね。
これまでも同業を騙る人やパドックは無意味だという人など、様々な妨害を受けましたがはしくれは決して挫けはしません。パドックこそ予想家の技ですし競馬の華の一つなのであって、脅威だからこそやめさせようとする人たちに抵抗をしてきました。
その甲斐あって配信の最中に本命◎の選出馬が、重賞で8連勝をするなど結果をきちんと残してもいます。こういう結果が挙げられたことははしくれをご支持下さっている、会員の皆様のあたたかな思いに応えようとすればこそです。
当ブログは数ある競馬ブログのなかでも異質な存在ですし、それははしくれがプロの予想家で尚且つ相馬眼があるからです。プロの看板とその自負を背負い公言して結果を出し続ける。プロであれば普通のはずのことができているブログは少数でしょう。
もちろんチューリップ賞2021も配信する予定ですが、昨年も☆1着→◎3着で2頭が馬券内に入着していました。4頭に絞ってのものですし、ワイドボックスでの的中率は、創設4年目を迎える中で50%を超えてもいます。
パドックだけで予想ができるのは、はしくれにとっては当たり前です。そしてそういった武器がないならば予想家として立つことは厳しいでしょう。もちろん時には良績が出せず悲しみに暮れることもありますが、はしくれは更に相馬を磨いて次の感動を求めていきます。(パドックロード(2021)3月度会員募集)
*チューリップ賞2021は3月6日(土曜日)阪神競馬場第11レース15時35分発走予定です。
明日の弥生賞ディープインパクト記念は弥生賞ディープインパクト記念2021予想・本命はダノンザキッドよりご覧ください。