栄光。
多くの競馬ファンの祈りのなか
長丁場を駆けたコントレイルが
福永祐一騎手とのコンビで
成し遂げた無敗の3冠制覇。
父ディープインパクトは昨年の
夏に亡くなってしまいましたが
不世出の父の血を受け継いだ
夢のような3冠ロードでした。
空前絶後の牡牝3冠の
無敗達成が果たされましたが
そんな菊花賞2020の
結果を振り返って参りましょう。
<菊花賞2020結果>
優勝馬・・・コントレイル
2着馬・・・アリストテレス
3着馬・・・サトノフラッグ
<菊花賞2020予想・印&買い目>
本命◎・・・コントレイル
対抗〇・・・ヴェルトライゼンデ
単穴▲・・・ヴァルコス
特注☆・・・ブラックホール
買い目・・・ワイドボックス各100円、計600円。
(予想結果=不的中)
勝ちタイム=3分05秒5(晴れ・良)
前半1000m通過=62秒2
ペース=スローペース(1秒5差:前後半1000m比較)
勝ち馬上がり3F=35秒2(2位タイ)
レース上がり3F=35秒6
クッション値(当日午前7時)=9,4(標準)
☆レース後のまとめ
・優勝馬コントレイルは無敗の7連勝で3冠制覇(GⅠ4勝)
・福永祐一騎手はGⅠ28勝目で当レース2勝目(2013エピファネイア)
・矢作芳人調教師はGⅠ13勝目で当レース初制覇
・コントレイルの生産は新冠町の(株)ノースヒルズ
・ノースヒルズ・佐藤雄輔氏「本当に嬉しいの一言ですね。状態もいいと聞いていましたし、パドックの状態も落ち着いて良かったんで。直線向いて弾ければいいなと思っていました。抜かせなかったのが凄いなあと思いましたね。(牧場時代は)とてもきれいでカッコいい馬でした。特に問題もなく順調に過ごしていました。まさかここまでの馬になるとは思いませんでした。信じられないです。(これからも)無事が一番ですが、その上で一番で回ってきてくれれば、こんなに素晴らしいことはないと思いますね」
・福永祐一騎手のコメント「思ってた以上に接戦になりましたんでね、最後は相手の脚色も良かったんで、なんとか凌いでくれって気持ちで追っていましたけれども…本当に馬がよく応えてくれて、最後まで抜かせなかったですね。本当に改めて凄い馬だなと思います。とにかくゲートインするまでは油断せずに気を引き締めて臨んだんですけど、スタートもいいスタート切ってくれたんですけど、折り合い面で言うと上手くリラックスさせることはずっと出来なかったですね。ずっと2着馬が斜め後ろに居てプレッシャーかけてきていたんでね、それもあって馬は随分とエキサイトしていましたけど、なんとか我慢してくれたと思います。相手の馬が中々手応え良かったんで、まずいなと思いましたけど、馬を信じて、自分の気持ちだけはブレないように、強い気持ちを持って追ってました。3000mは彼にとっては長い距離でしたし、今日も決してベストパフォーマンスを発揮できたわけではないですけども、それでも勝ち切ってくれたということが本当に素晴らしいことだと思いますし、ディープインパクトが達成して以来、その息子がね、同じように無敗の3冠を達成したということは、世界でも類を見ないことだと思いますし、大変な偉業だと思います。その鞍上に自分がいれたっていうことを、本当に誇りに思います。(デビューから25年目で3冠ジョッキーになったことについて)これは馬がもたらしてくれた勲章です。コントレイルのおかげです。彼が日本で一番強い馬という称号を勝ち得るために、これからも一緒に頑張っていきたいと思っています」
・優勝馬コントレイルはスタート後、中団の内を進み、4コーナーで追い出すと外にいたアリストテレスと馬体を併せて直線の競り合いに。結局は一度も抜かせないままクビ差で3冠を達成した
・走破タイム3分05秒5は過去10年で7番目の時計で、不良馬場だった2013年エピファネイアより0秒3遅い。この2013年の勝利騎手も福永祐一騎手だったが、全体時計の感触としてはここでの経験の価値が感じられる。また、2着馬アリストテレスの父がこのエピファネイアでもあった
・2着C.ルメール騎手「凄くいい競馬ができました。精一杯走りました。直線は2頭だけで戦っていました。残り150mでアリストテレスはフルパワーを使っていましたね。コントレイルにおめでとうです」
・3着戸崎圭太騎手「状態は良かったですね。これからです」
・上位3頭の4コーナー通過順は4→4→14番手
☆はしくれ個人配信「パドックロード」の結果
◎1着→▲3着→☆7着→〇15着でした。
以下馬体診断を実施致します。
まず優勝馬コントレイルです。
同馬は今回マイナス2kgで
いつもより張りが弱く見えたため
コメントつきの本命にするには
気後れしてしまう仕上がりでした。
ただ相変わらずバランスがよくて
身のこなしが柔軟である上に
全く無駄の無い馬体ですから
距離も大丈夫だと思いました。
ダービーの時がピークの仕上げで
その時には及ばなかったものの
長距離向きの馬が少ないので
この点も加味して本命でした。
馬体重もこのメンバーの中で
下から3番目の軽さですが
こうした燃費の良い馬体なのも
父に似た特徴と言えるでしょう。
2着馬はアリストテレスです。
同馬を選出できなかったのは
非常に残念なところでしたが
腹目に多少余裕がありながらも
素晴らしい走りをしてくれました。
柔軟性に富んだ全体から
弾むようなフットワークを見せて
菊花賞らしい上り馬による
好走も納得のところでした。
今回はプラス8kgでしたし
これが絞れれば更に上昇し
世代でも上位の素質開花が
一段と果たされると思います。
競馬としてはルメール騎手による
徹底マークも効いていましたが
将来性を十分に感じる
今後が楽しみな一戦でした。
3着馬はサトノフラッグです。
同馬は国枝厩舎の所属で
「らしさ」溢れる仕上がりでしたが
ふっくらとボリュームある全体に
ふわふわのツヤが光っていました。
元々弥生賞の勝利時には
3冠を狙える器であると
個人的に感じていたのですが
レース毎に仕上げが違いました。
やはり今回と比べるとしても
弥生賞が秀逸でしたが
その際に2kg差に迫る体重で
この差が出やすいのだと思います。
今回は距離も長めだったので
絞れていて良かったところですが
もう少し短い距離で馬体を
増やしたらもっと良いと思います。
ということで・・・
今週のブログ予想は直線
ブラックホールが差してきたときに
一瞬やったかと思いましたが
惜しい結果となってしまいました。
また上位独占を狙いながら
配信したパドックも一応の
馬券圏内2頭の選出も
もう一押しあればと思いました。
コントレイルのように予想力が
連戦連勝といかないことは
自身の至らなさを感じますが
これで終わるわけにはいきません。
まだまだ秋は始まったばかりで
来週は天皇賞秋ですが
ここでも良い結果を出すために
専心努力したいと思います。
パドックロードの会員様
今ご覧下さっている皆様へ
心よりの感謝を申し上げつつ
来週に臨みたいと思います。
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*秋華賞◎▲ワンツー、菊花賞◎▲ワンスリー。パドック予想は―