成長力。
+20kgの馬体重で
ひと夏を越したクロノジェネシスが
相棒・北村友一騎手と駆けた
京都内回り2000mの舞台。
稍重に馬場状態も回復して
ペースも速くなった一戦でしたが
安定した末脚を爆発させて
直線一気で快勝しました。
そんなクロノジェネシスの光る末脚が
炸裂した今回でしたが
まずは予想から振り返り結果を
回顧して参りましょう。
<秋華賞2019予想・印&買い目>
本命◎・・・コントラチェック
買い目・・・◎単勝100円、複勝200円、計300円。
それでは結果です。
<秋華賞2019結果>
優勝馬・・・クロノジェネシス
2着馬・・・カレンブーケドール
3着馬・・・シゲルピンクダイヤ
(◎コントラチェック15着)
はしくれ・・・完敗です!
予想を参考にして下さった皆様、誠に申し訳ございませんでした(><)
色々と反省の多い結果で
学ぶべきことが多かったですが
まずはスタートからこの一戦を
振り返って参りましょう。
それではまず、スタートですが・・・
各馬揃ったスタートになりました。
内からはダノンファンタジーが
外からはコントラチェックも押し上げ
中枠からはなんとビーチサンバも
前に押し出して行きました。
序盤は何がハナに立つかで
予想時から悩むところでしたが
コントラチェックではなく中から
ビーチサンバが制して前に出ました。
この展開は正直意外な
展開になったと思いましたが
ビーチサンバが押し出して行ったことで
前は速い流れになりました。
前半の1000mの通過は
58秒3のタイムで
馬場が回復傾向とは言え
ハイペースなのは明らかでした。
4コーナーを回り最内を突いた
ビーチサンバが粘りにかかりますが
稍重で上がりがかかる馬場状態で
さすがに最後は苦しくなってきます。
そうするうち中を割って伸びてきた
クロノジェネシスが後続を突き放し
次々後続が迫りましたが
その差は全く詰まりませんでした。
結局芝の良い3分どころを突いた
クロノジェネシスがきれいに伸び切り
2着馬カレンブーケドール以下を
突き放す2馬身差快勝でした。
「枠も最高だった」
と北村友一騎手の弁もありましたが
同騎手は内目をすくうのが得意で
この馬の持ち味を引き出しました。
このあたりは乗り替わりの多い
現代競馬でも珍しいくらいの
デビューから手綱を取り続けた
コンビの絆を感じる結果でした。
レースが終わってまず思うことは
この舞台はスローペースになりにくく
稍重馬場で上がりがかかる競馬で
より前には苦しく感じられました。
また上位2頭は結果的にも
オークス上位の2頭となりましたし
スタミナが要求される状態での
競馬になったと思います。
またこのところ好調を維持していた
はしくれのパドックロードでしたが・・・
☆2着→▲8着→◎15着→〇16着という結果でした。
横一線の仕上がりと言えるような
難しいパドックではありましたが
勝ち馬クロノジェネシスの選出に
至らず悔しい結果となりました。
会員の皆様にはお役に立てず
誠に申し訳ございませんでした。
それでは早速今回の一戦の
馬体診断を行って参りましょう。
まず優勝馬クロノジェネシスです。
同馬は馬体重の発表では
+20kgということでしたが
見た目から全て成長分と思え
むしろ好感が持てる仕上がりでした。
ただ今まで見てきた同馬と比べて
一段と大きくなったこともあり
強気になれず様子見したことが
完全に裏目に出てしまいました。
同馬の持ち味の柔軟性が
筋肉の張りに転化されてきて
見栄えがかなり良くなったなあと
感じられる仕上がりにありました。
この夏はノーザンファームに帰って
のんびり過ごしたということですが
仕上がりを見ればそれだけじゃないと
思える状態にありました。
牝馬は夏を超えて馬体重も
大きく変わることがよくあるのですが
初心に帰って相馬眼をしっかり
鍛え直さねばと感じました。
2着馬はカレンブーケドールです。
同馬はいつも仕上がりは良いのですが
前走時と比べても良化しており
さすがは国枝調教師の
管理馬だなと納得しました。
前後肢のバランスに秀でており
筋肉の張りも良かったですし
絞れたお腹もスタミナを感じ
良い状態だったと思います。
またこの馬場も悪くないように思え
ギリギリ☆に選出しましたが
やはり走りを見ても悪くなく
走れる状態にあったと思います。
今回のようにスタミナが問われる
内容が向いているタイプですし
スローの瞬発力勝負よりこういう
持久力が問われる時が狙い目でしょう。
3着馬はシゲルピンクダイヤです。
馬体画像が上手く撮れなかったため
画像がなくて申し訳ございませんが
+4kgも太め感はなく
筋肉が張り良い状態にありました。
やはり末脚を活かす競馬が
この馬には向いていると思いますし
やや前傾姿勢でもありますので
よりこの走法が合っているようです。
馬場が渋ると最後上りがかかって
伸びて来る馬がいるものですが
まさに同馬にとってはうってつけの
展開になったと思います。
距離的にはこれ以上長くなるより
短い方が良いように思いますが
これからも武器の末脚を活かし
活躍してくれることを願います。
ということで・・・
今回は非常に反省の多い
結果となってしまいましたが
ペース予想を根本的に間違い
厳しい結果が待っていました。
パドックももう少しで優勝馬の
選出も有り得たところですし
煮詰めるべき点をもう一度煮詰めて
挑戦していきたいと思います。
今回もご覧下さった皆様
誠にありがとうございます。
今より一段上の予想を目指し
精進して参りたいと思います。
また週末は台風の影響を
受けた方もいらっしゃると思います。
この場を借りて心よりのお見舞いを
申し上げたいと思います。
*府中牝馬S◎スカーレットカラー1着!