アーモンドアイ―馬体の殿堂(9)

優勝馬アーモンドアイ(牝・3歳)

2018年11月25日(日曜日)

11Rジャパンカップ(GⅠ)

東京芝2400m(晴れ・良)

走破タイム:2分20秒6(1・3/4馬身差:レコード)

馬体重:472kg(-8kg)

 

C.ルメール騎手騎乗

国枝栄厩舎所属

ノーザンファーム生産

単勝1番人気(1.4倍)

パドックロード評価:◎

 

第9回の選出馬は

牝馬三冠を達成し

3歳馬ながらジャパンカップを

レコードで制したアーモンドアイです。

 

 

成長した馬格とボリューム感

発達したトモと優れた柔軟性・・・

お腹周りも絞れたこの日の

アーモンドアイは無敵でした。

 

2018年度のベストホース

と言っても過言ではない同馬ですが

この年5戦5勝の全てが

重賞勝利と異次元でした。

(2018年度代表馬選出)

 

シンザン記念を制した牝馬は

走ると言うのが定説ですが

勝利時は常に着差をつけての

完勝と言える内容の連続。

 

ルメール騎手が「特別」と評して

はばからなかったのも納得です。

 

そのジャパンカップのレース内容は

下記リンクにて詳述しましたので

そちらもどうぞご覧になって

お楽しみいただければ幸いです。

ジャパンカップ2018結果・優勝馬はアーモンドアイ

 

それではここからは当日の雰囲気と

馬体に迫って参りましょう。

 

 

まずこの日の同馬の周回で

驚いたのは「落ち着き」です。

 

3歳牝馬で常に重賞を

使われている身でありながら

古馬に混じっても画像のとおり

泰然自若の周回でした。

 

同馬が通ると周囲からは

シャッター音が響きましたが

振り向けられたレンズも含めて

「もう慣れた」という印象でした。

 

アーモンドアイの馬名由来は

美人の眼の形とありますが

その目は愛嬌ある眼差しと

冷静な闘志が感じられました。

 

それにしてもこの後に同馬が

世界レコードを樹立するとは

さすがに思いもよらなかった

この時のパドックでした。

 

 

パンパンに張ったトモは丸みと

柔軟性を兼ね備えており

瞬発力とスピードを十分

感じ取ることができました。

 

ツヤも良くいつも少し垂れていた

お腹周りもすっきりしていて

それでいて国枝厩舎独特の

柔軟性は保たれていました。

 

この一戦の前に使われた

秋華賞時はさすがに太目で

全体的にゆったりと見える

余裕残しの仕上がりでした。

 

 

これですね。

 

下腹に汗をかいていますが

それでもプラス分は消化できていて

次走時には一段と絞れて

上昇するのが予期できました。

 

この前走時で増えたところが

無理なく消化された今回

予想よりも一段と上昇し

理想的な状態となりました。

 

 

歴戦の疲れは感じられず

いつでも行ける状態でした。

この時パドックロードの印は

以下の通りとなっています。

 

 

◎1着→☆2着→〇3着→▲6着でした。

 

走る毎に良化したキセキを

☆に選べたことも上手くいき

3着以内独占の結果で

取り敢えずほっとしました。

 

またライバルたちも良かったのですが

アーモンドアイがうわ手でした。

せっかくですので画像を使って

比較を行って参りましょう。

 

まずアーモンドアイです。

 

 

次にキセキ

 

 

スワーヴリチャード

 

 

サトノダイヤモンド

 

 

そしてまたアーモンドアイ(右向き)

 

 

・・・どうでしょう。

 

左向きの正面画像が今回

撮れなかったのが残念ですが

アーモンドアイの隙の無さが

お分かりいただけると思います。

 

輪郭がはっきり浮き出ているのに

それでいて硬くはならずに

ふわふわの毛ヅヤをまとって

堂々と歩いていきます。

 

これがGⅠのパドックなんだ

と思わせるその歩様を見れば

牡馬か牝馬かという問題は

全く感じられませんでした。

 

性別の壁も年齢の壁も

こういう馬には無意味ですが

それにしても2分20秒6の

レコードには驚愕しました・・・

 

 

因みに上の画像は同じ

東京2400mのオークス時です。

 

まだ少し華奢で下腹の汗も

気になるところではありましたが

比較してみれば充実度合いが

よくお分かりいただけると思います。

 

 

本当に無駄のない馬体です。

 

父ロードカナロアとは違った

伸びやかさも特徴的ですが

良質な筋肉はこの父から

受け継いだのだろうと思います。

 

こういう馬が世界レコードを出す

という一つの見本になりますので

相馬眼を鍛えるにあたっても

どうぞご参考になさってください。

 

ということで今回は名牝

アーモンドアイに迫りましたが

その底知れない実力の片鱗を

感じていただければ幸いです。

 

そして私たちも審美眼を養い

予想力を上達させましょう☆

 

*殿堂馬選出ルールは

馬体の殿堂―序章から

第8回選出馬は

オジュウチョウサン―馬体の殿堂(8)

をご覧ください。




投稿者: はしくれ

現役のプロ競馬ライターです。パドックが一番得意で、JRA全場を踏破。地方・中央問わず競馬が大好きで、ブログを通じて収支改善のお手伝いをしたいと思います。

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