グランアレグリア―馬体の殿堂(6)

 

優勝馬グランアレグリア(牝・2歳)

2018年10月6日(土曜日)

11RサウジアラビアロイヤルカップGⅢ

東京芝1600m(晴れ・良)

走破タイム:1分34秒0(3馬身半差)

馬体重:476kg(+18kg)

 

C.ルメール騎手騎乗

藤沢和雄厩舎所属

ノーザンファーム生産

単勝1番人気(1.3倍)

パドックロード評価:◎

 

第6回の選出馬は

サウジアラビアロイヤルカップで人気に応えた

2歳牝馬グランアレグリアです。

 

牝馬とは思えないほどの

骨太な輪郭を持ち

+18kgの馬体増も

太目には映らない仕上がり。

 

本当に2歳馬?

と疑うような完成度で

他馬を圧倒する雰囲気を持つ

好仕上がりでした。

 

藤沢厩舎の管理馬ですが

それにしては珍しい仕上がりで

柔軟性より豊富な筋肉が

強調された馬体でした。

 

同馬は新馬戦を同コースで

好タイム(1分33秒6)で優勝

していますが

見事連勝を全く危なげない

パフォーマンスで飾りました。

 

開幕週の良馬場の中

出遅れてスタンドがざわつきましたが

中盤から2番手に取り付いて

鮮やかなゴールでした。

 

 

秋は2歳戦も重賞が

多く組まれるようになりますし

GⅠの舞台に向けて

楽しみな逸材です。

 

また藤沢厩舎の管理馬らしからぬ

筋肉質の牝馬という点と

将来性も加味しまして

今回選出に至りました。

 

それでは今度は騎手が乗っている

バージョンもご覧ください。

 

 

まだ2歳馬とはいえトモに

ムキムキ感がありますね。

+18kgを消化するだけの

下地を十分感じます。

 

バランスが良く筋肉隆々で

牡馬ではないかと思うほどです。

今まで見てきた名牝たちとは

また違った個性があります。

 

体型的にはマイラー寄りですが

距離の融通は利きそうです。

ここからどんな馬に仕上がるのか

非常に楽しみが広がります。

 

因みに

この一戦での

パドックロードの結果ですが・・・

 

 

◎1着→〇3着→▲4着→☆5着でした。

 

2着に入ったドゴール

入れ込み気味で人気もなかったですが

最後方から脚を伸ばして

はしくれのパーフェクトを阻止しました。

 

 

腰が少し痩せて見え

懸念しましたが見事でした。

もっと自分を高めないとと

反省した次第です。

 

それにしても2歳戦というのは

馬体の差がよく表れていて

ある程度鍛えられた方なら

分かりやすい部類だと思います。

 

新馬戦は、パドックで。

でもお伝えした通りですが

上手く使えばデータ予想より

優位に立てることでしょう。

 

今回のグランアレグリアは

2歳馬では珍しい牝馬でした。

若駒は緩さがテーマですが

それを感じさせないタイプです。

 

これからの成長を見守りながら

自身の糧にもしたいものです。

 

*殿堂馬選出ルールは

馬体の殿堂―序章から

第5回選出馬は

セイウンコウセイ―馬体の殿堂(5)

第7回選出馬は

アエロリット―馬体の殿堂(7)

をご覧ください。




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