瞬発力。
スタートで出遅れながら
後方から鮮やかに差し切った
サトノワルキューレの勝利。
距離が伸びても更にやれそうな
その末脚は圧巻でした。
開幕週のきれいな芝で力を競った16頭。
その一戦をまずは予想から
振り返りたいと思います。
<フローラステークス2018予想・印&買い目>
◎オハナ
○ノームコア
買い目・・・単勝&複勝◎○各100円、計400円。
それでは結果です。
<フローラステークス2018結果>
優勝馬・・・サトノワルキューレ
2着馬・・・パイオニアバイオ
3着馬・・・○ノームコア
(◎オハナ14着)
払戻金・・・複勝260円
はしくれ・・・的中です!
応援下さった皆さん、誠にありがとうございました(*^^*)
ただでさえガミった上に
はしくれの◎オハナは14着に沈みましたが・・・
それでは早速レースを回顧して参りましょう。
まず、スタートですが・・・
なんといきなり1番人気の
サトノワルキューレが出遅れます。
他にもスタートが今一な馬もいて
バラっとしたスタートになりました。
先頭に立ったのは7番のデュッセルドルフで
前半の1000Mは61秒1で進みます。
芝状態も良かったので
後続には厳しいスロー展開です。
◎オハナは先行集団のインで
悪い位置ではありません・・・
直線に向くと
デュッセルドルフの外に付けていた
ノームコアが先頭に立ちます。
緩い流れときれいな芝で
抜け出してからもかなりの粘りを発揮した同馬ですが
それを見ていたパイオニアバイオが
中から交わしにかかります。
これで決着するかと思われたところでしたが・・・
何と最後は外から伸びてきた
サトノワルキューレがまとめて前を交わし去りました。
これには東京競馬場も大歓声に沸きましたが
はしくれも驚きの15頭一気のごぼう抜きでした。
前後半のラップ構成を
比較してみると分かるのですが
このサトノワルキューレは
2秒以上のスローラップを
最後方から差し切っています。
これは並みの馬には
まずできない芸当ですし
出遅れてのごぼう抜きには
正直度肝を抜かれました。
因みにこの一戦のパドックロードの印ですが・・・
▲1着→☆3着→◎7着→14着でした。
なんとか2頭3着以内に入線してくれましたね。
優勝馬サトノワルキューレは
まだ馬体がこじんまりと見え
バランス・筋肉の質ともに一番の仕上がりでしたが
ツヤが今一な事も含めて
▲の評価としました。
馬体重は446kgでしたが
はしくれの目には420kg台くらいに映りました。
それでこのパフォーマンスですから
本番もかなり期待できそうです。
2着馬パイオニアバイオも
悪くはない仕上がりでした。
ツヤ・張りともに気になるレベルで
及第点は付けられましたが
はっきりとした特徴の無い馬で
この点無印評価でした。
結果論にはなりますが
かなり好調だったと見て良いと思います。
3着のノームコアは
まだ緩いところがあります。
これは前走時にも見られた
同馬の特徴のひとつですが
これは芦毛馬の中で時々見られる特徴のひとつです。
近年ではアエロリットの中山記念がそれでしたが
どうも3着になりやすい仕上げという事でしょう。
実はこの3着が定位置だろうと
☆評価に止めました。
この部分はかなりピンポイントで的中したのが面白かったです。
◎に推したレッドベルローズは
きれいな馬だと思いました。
若干汗はかいていましたが
バランスが良く良質な筋肉を持ち
かなり良い仕上がりでした。
馬体重は±0kgの発表でしたが
この馬はあと少し絞っても良いと思います。
切れ味がありそうなので東京は向いていそうでしたが
どうも最後の一伸びを欠いたのは
スタミナ切れに映ります。
中距離までならこなせそうという
判断で臨みましたが
マイルあたりの距離の方が分があるかもしれません。
そして○のオハナですが
これもかなり好仕上がりでした。
レース運びも悪くなく
スタミナの問題からの敗戦かなと思います。
柔軟性に乏しい馬体で
その点距離が伸びるとあまり歓迎できませんが
今回の敗戦だけでは決して見限れない馬です。
マイル辺りの距離に戻せば
すんなり復活もあるでしょう。
それから4着に来たサラキアも
中々に好仕上げでした。
この馬も馬格的にかなり小さく感じますので
この点は馬体に幅が出てくるかが鍵でしょう。
ただ柔軟性に富んだ馬体で
距離はどこでもこなせそうです。
という事で・・・
今回のフローラステークス2018の結果は
スローペースを出遅れて大外から
全頭まとめて差し切るという
サトノワルキューレの豪快な勝利で幕を閉じました。
この結果はオークスにも結びついてきそうなので
強敵揃いの本番でも楽しみなところです。
走破タイム1分59秒5も非常に優秀な時計ですので
デムーロ騎手を背に再びの好走へ
十分期待が持てるところです。
本番では桜花賞組との対戦も
パドックでしっかりと見極めたいと思います。
フローラステークス2018結果・データ
馬場状態:良。開幕週のきれいな馬場。
走破タイム:1分59秒5(レースレコード)
1000m通過:61秒1
ペース:スローペース
レース上がり3F:34秒5=優勝馬33秒4(最速)