あっちゃ~ガミってる!
なんだよお~、もっと配当ついてよお~
こんな言葉を競馬場で
聞いた事はありませんか?
競馬をやっていると良くある
これらの光景なのですが
はしくれはしょっちゅう馬券で
ガミってしまいます。
そこで今日は
この「ガミり」について
プロ競馬ライターのはしくれは
どう考えているのか?を
お話していきたいと思います。
ところであなたは馬券を買うとき
ガミるのが怖いですか?
はしくれは実はちっとも
このガミりは怖くないです。
え?ちょっと待ってちょっと待って
そもそも「ガミるって何だ」って?
・・・そういえば全く
説明がありませんでしたね。
すみません、ではまずこの
「ガミり」
の状態から説明しますが
「馬券が当たったのに、買った分より払戻金が少ない、ムキーッ!」
という状態のことを指します。
これは競馬をやっていれば
一度は通る道なのですが
こういう結果になるのが怖いですか
とお聞きしたのです。
なぜ怖いかというと
何おまえ、当たったのに負けてんの~?
とか
そんな買い方するくらいなら
マイナスの方がましだよ~
という周りの嘲笑を買うからですが
はしくれはそんな言葉は屁とも思っていません、ブリッ!
それではなぜこんな話題を
今日は持ち出したのかというと
真剣に回収率の向上を考えるあなたへ
そんな他人の意見なんかどうでもいい
ということを
お伝えしたかったからであります。
そもそも
「ガミる」の正式名称は
「トリガミ」といいまして
語源は「粋(すい)が身を食う」
という故事から来ています。
すいがみをくう=がみをくう=がみる
ですね。
馬券を「獲りました」けど
「粋が身を食う」もんなので
「獲り(ました)+(粋)が身(を食う)」=トリガミ
となったようです。
変な足し算ですね。
この「粋が身を食う」というのは
ものすごく平たくいうと
テレビに詳しくてドヤってる奴がそればっか見てたら廃人になってた
というような意味で
馬券ばっか買ってたら当たってもプラスにならなくて身を滅ぼした
という事に転じて使われているわけです。
(正しくは「芸能に詳しくてもてはやされ、得意になって深入りすると身を滅ぼす」という意味。)
ですが
このトリガミを恐れる事はありません。
むしろこれは
回収率を向上させていく為に
必要な行為なのです。
ところであなたは年間で
どれくらいの回収率を維持していますか?
自慢するわけではないのですが
はしくれは2017年に100%を超えています。
当ブログも年間通じて80%を超えており
継続して安定的な回収率を築いています。
この回収率とガミる事には
深い関係があるのですが
その事をあなたはご存知でしょうか。
そこでここからは
ガミる事と回収率の関係について
お話したいと思います。
それではここで回収率の
例を挙げてみましょう。
☆ある日の馬券(1レース全て400円買い)
(例1:単勝・複勝・ワイドのみ)
1レース目=複勝130円的中
2レース目=単勝200円&複勝150円的中
3レース目=複勝150円&複勝200円的中
4レース目=外れ
5レース目=複勝170円&ワイド600円的中
合計1600円的中、回収率80%。
(例2:馬連のみ)
1レース目=外れ
2レース目=外れ
3レース目=外れ
4レース目=外れ
5レース目=馬連1600円的中
合計1600円的中、回収率80%。
・・・どうでしょう?
結果としては変わりませんが
一度に大きく当てようとすると
かなりリスクが増えませんか?
因みにこれは
同じレースで買い方だけを変えた設定
でして
(例1)は4回当たって3回ガミってこの結果
だったのに対し
(例2)はたった1回当たってこの結果です。
これだけ見ると(例2)を選ぶ方も
少なくはないでしょうが
ではもしこの5レース目が無かったら
どうでしょう?
「おれはギャンブラーだから一回にかけるぜい!」
という方は
お好きになさって構いませんが
回収率向上を真剣に考えるわたしたちには
長期的視点でのリスク回避の考え方が必要
なのです。
更にそもそも論になりますが
余程のドMの方でもなければ
連続して外れる事が気持ち良いはずありません。
掛け金が大きくなるほど
一度に回収すべき額も膨らんでしまいますし
無謀な追い上げを必要とする状況
になってしまうのです。
こういう状況に陥る方が
ガミることよりよっぽど怖くありませんか?
長い事競馬をやって
負けてきたはしくれは
この事実から買い目を見直すまでに
随分と時間がかかりました。
それでも
的中を重視してから
二つの面で良い結果が得られるようになりまして・・・
ここからはその点についてお話致しましょう。
☆的中を重視すると?
まずはしくれが的中を重視するようになって
一番に変わったことは
競馬が格段に楽しくなった
ということです。
これは当たり前のことですが
当たると楽しい、嬉しい、幸せという
プラスの感情が働きますし
配当を楽しみにする時間も多く得られる
ようになります。
かの大打者イチロー選手も
打率よりもヒットの「本数」を重視していた
と話していますが
長く競馬を続けていくにも
まずは「的中本数」!
という考えは重要です。
ですので
的中を増やした結果
回収率が向上していた
という考えで競馬予想に臨みましょう。
次にはしくれが感じた変化は
一度でも外れるとかなりショックを受ける
ということです。
一発を狙っていれば
多少連続で外したとしても
まあいいかと思えます。
ですが複勝を選んだ時に
ガミる事もいとわないのに
いざレースで外れると
激しく落ち込みます。
はしくれは1,1倍の複勝すらも
買ったりする事がありますが
これで外れた時にはそれはもう
本当におったまげます。
まあオッズはオッズでしかないのですが
とにかく一番当たりやすい馬券ですら獲れなかったと
自分自身の予想技術の無さを嘆くのです。
こうなると予想自体を本腰を入れて見直します。
馬連を外した人がワイドにしとけば良かったとか
馬単を外した人が馬連にしとけば良かったとか
そういうのとはもう全く外れ方の次元が違うのです。
それによって当然のごとく
1レースへの集中力が増す
のを感じましたし
必死に競馬予想をするので
成績も自然と上向いてくるのでした。
では、デメリットはなんでしょうか。
ガミる事をいとわなくなると
どんな弊害があるのかというと・・・?
それを一番感じたのはこの事です。
ガミることをいとわないで
馬券も的中重視で買うと
大きく当たっていたレースでも
僅かしか配当が得られない
という点です。
せっかく三連単が獲れていたのに
馬単しか買ってないとか
馬連が獲れていたのに
ワイドしか買ってないとか・・・。
これは確実に起こり得ます。
ですからこれに対処するには
買い目の式別のバランスを見直したり
全体を通した収支を考えなくてはなりません。
このことで様々な馬券術が議論されていますが
はしくれとしては
でお伝えした通り
ある程度決められた点数の中で
式別を工夫しながら的中する術を身につける
のが最善の策だと思います。
それにそもそもこういう馬券術は
ガミろうがガミるまいが必要になるものですから
きちんと自身で学んでいく姿勢が大切でしょう。
こういう
予習復習もきっちりやってガミるのであれば
それは全く問題ない
とはしくれは思います。
とにかく的中を掴むことから競馬を上達させましょう。
ということで今回は
ガミることは怖くない
屁のつっぱりはいらんぜよ
それより的中を重視しよう
というお話を致しました。
ここで最後に要点を
以下にまとめておきましたので
ざっと目を通して頂き
お別れする事に致しましょう。
☆ガミることは怖くない
・リスクを回避する為にも的中を重視する
・当たる回数が多くなれば競馬がもっと楽しくなる
・外れる事に対する恐怖心から競馬の学習に身が入る
・馬券のバランスは考慮すべき
・結果的に回収率が向上すればいい
以上です。
ガミることを恐れるよりも
的中の本数を増やして
回収率をもっともっと向上させていきましょう☆