1週目のパドックでテトラドラクマに惚れたはしくれ。
当ブログ予想本命のツヅミモンは4番手評価でした。
本当に今年の3歳世代の馬には良い馬が多く、
牡馬・牝馬を問わず毎回目移りしてしまいます・・・。
皆さんこんにちは、はしくれです。
小倉の降雪で4日間開催となったこの週末ですが、
3日目の今日東京では、GⅢクイーンカップが開催されました。
久々の気持ちの良い晴天の中で優勝したのは、
今日誕生日の田辺騎手が騎乗した、3番人気のテトラドラクマでした。
タイムも1分33秒7と優秀な走破時計で、
桜花賞の主役候補に一気に名乗りを上げました。
前回の共同通信杯の回顧でも実施致しましたが、
今回は「豪華版パドック診断」を実施致しますので、ぜひご覧下さい。
それではまずは当ブログ予想からご覧いただき、
その結果とレースの回顧、
そして最後にパドック診断へと移って参りたいと思います。
<クイーンカップ2018予想>
◎ツヅミモン
○マウレア
▲フィニフティ
買い目・・・単勝◎100円、ワイドボックス各100円。計400円。
それでは結果です。
<クイーンカップ2018結果>
優勝馬・・・テトラドラクマ
2着馬・・・▲フィニフティ
3着馬・・・アルーシャ
(◎ツヅミモン12着、○マウレア5着)
はしくれ・・・完敗です!
予想を参考にして下さった皆さん、誠に申し訳ございませんでした!(><;)
はしくれの◎ツヅミモンは12着・・・。
それでは早速、レースを回顧して参りましょう。
まず、スタートですが・・・。
内枠で6番テトラドラクマが好スタートを決めます。
対して5番のソシアルクラブが出遅れ、
外枠の16番マルターズルーメンも下がります。
序盤は好スタートを切ったテトラドラクマが先手を主張し、
2番手には9番のアルーシャ、
3番手にツヅミモンやマウレアが続きます。
後方では出遅れた2頭が追走していくのも見えます。
最初の600m通過は34秒6でしたが、
これは想像以上にハイペースとなってしまいました。
予想ではスローペース濃厚とお伝えしていましたが、
完全にペースの把握を間違えてしまいました。
申し訳ございません。
逃げると思ったツヅミモンより更に前に行く2頭が、
ペースを緩める気配も見せないまま4コーナーを回ります。
ここでも先頭は赤丸で囲ったテトラドラクマです。
最内の馬場が生きているという予想は当たっていましたが、
まさにインをずっとぴったり田辺騎手が譲らずに進んでいます。
2番手のアルーシャにしてもポジションが下がりませんし、
逆に◎ツヅミモンは後退してしまいました。
1番人気馬マウレアにも伸びがありません。
坂を上がって独走状態となったテトラドラクマですが、
中団からただ一頭、フィニフティが突っ込んできます。
このフィニフティが前を行くアルーシャを交わし去り、
更に前を追いましたが大勢は決していました。
最初から最後まで速いペースで逃げ切ったテトラドラクマが快勝。
勝ちタイム1分33秒7は非常に優秀な時計です。
前走フェアリーステークスでは人気に応えられませんでしたが、
今日はその仕上がり通りの完璧な内容でした。
2着には良く追い込んだフィニフティが入線し、
3着には粘り切ったアルーシャが入着しました。
予想の反省点としてはやはりペースと展開ですが、
まさかテトラドラクマが逃げて競馬をするとは思いませんでした。
逃げて競馬をした事など一度もない馬でしたし、
安田記念のロゴタイプのようなインを突いた逃げでした。
行く馬が少ない事は想定されていましたが、
それでもハイペースで逃げ切るとは正直驚きました。
ただ、展開は分からずともパドックを見た感じで言えば・・・。
この馬なら逃げ切れるとはしくれは感じていました。
はしくれのパドック速報・「パドックロード」での予想は以下の通りです。
今回は◎の仕上がりが特に良かった事から、短評も入れてみました。
◎1着→○3着→▲4着→☆12着で2着こそ抜けてしまいましたが、
順列的にも正しい評価をする事ができました。
当ブログ予想とは全く違う予想でしたね(^^;)
やはり得意とする相馬眼の方が、どうしても結果が出ます・・・。
それでは、はしくれが見たクイーンカップのパドック診断を、
以下に写真を交えて実施したいと思います。
まず、優勝馬テトラドラクマですが・・・。
う~ん。目をつぶっていますね(^^;)
それは置いておくとして、素晴らしい仕上がりでした。
見て下さい、この無駄の無い馬体と張り。そしてこの季節にも関わらず輝くツヤ。
眩しい、眩し過ぎます!
これはもう、「学校一のアイドル」並みの仕上がりですね。
100%を通り越して、110%といったところでしょうか。
この馬は牝馬特有の線の細さが目立たないタイプで、
どっしりとした中にも柔軟性を備えています。
そのため多少のハイペースでもスタミナ切れをしにくいタイプで、
「前に行っても粘れる」と思った点はここに有ります。
切れ味よりも持続力に良いものがあるタイプですね。
ただ、柔軟性もありますから瞬発力も有りそうです。
小西調教師、よくぞここまで仕上げて下さいました。
ただ、今回が本当に良く仕上がっていただけに、
好時計の反動よりも次走の仕上がりが気になります。
近年ここから桜花賞へのぶっつけも多いですし・・・。
一度仕上げてもう一度ピークに持ってこられるかが鍵でしょう。
ただまだ間隔がありますから、この点では有利ですね。
次走もパドックが重要ですが、既に非常に楽しみにしています。
そして2着のフィニフティです。
これは予想時もお伝えしたとおり、藤原厩舎の管理馬ですが、
やはりきっちり走れる体に仕上がっていました。
本当に悔しいのは最初4番手はこの馬でしたが、
体の大きいツヅミモンを上位にとってしまいました。
ただ、パドックの1周目から目を引く一頭でもありましたし、
馬体は小柄ではありますが、バランスの取れた好馬体です。
まだこの時期の牝馬らしく線の細さが目立ちますが、
張り・ツヤ共に合格点で非常に悩んだ一頭でした。
今回の走りを見ればただ一頭差して来ましたし、
現状これがマックスの仕上がりだったのだと思います。
今日はとにかく「相手が悪かった」という他はありません。
また、この馬は前走では先行して勝利していますが、
今回のような差しも行ける事は馬体からも察せられます。
腹回りが切れ長でスラっとしたタイプですので、
瞬発力には自信を持って良い体型でしょう。
いわゆる「牝馬の切れ」を武器にできるタイプです。
今回上がり最速馬は出遅れたソシアルクラブですから、
実質的にはコンマ1秒差の35秒0で中団から差して来た、
同馬の末脚が一番切れたとはしくれは思います。
そして3着のアルーシャです。
この馬は写真が上手く撮影できなかったのですが、
422kgに見えないしっかりとした体型です。
今日はアバラがうっすら浮き出るほどに無駄が無かったですから、
ここを目標に仕上げられた事が窺い知れました。
管理するのは関東のトップトレーナーである藤沢調教師ですが、
師は最近馬体の作りが変わって来たように感じます。
それというのもアルーシャを始め、
きっちりと馬体を絞って臨む事が多くなったからです。
これは外厩制度の確立とも無関係では無さそうですが、
堀調教師をはじめとする腕利きの調教師が増えましたから、
緩めの仕上げで臨む事が難しくなっているのかも知れません。
とにかくアルーシャは小柄ですが、
フィニフティとは対照的に小柄に見えない馬でもあります。
事実はしくれはこの回顧を作成するまで馬体重を知らず、
450kgはあると思っていたので衝撃を受けました。
太めか細めの判断の際に時々見る事はありますが、
基本的に相馬眼があれば馬体重は不要なのです。
ただ、この事実から察するに、
同馬は小柄に見えた時は要注意かもしれません。
そして4着のオハナです。
今回のパドック診断は豪華版という事で、
こうなったら上位馬は徹底的に紹介したいと思います。
このオハナは可愛い名前の通りに小柄の可憐な馬で、
江戸の庄屋でまじめに働く奉公娘(?)という感じです。
今回は広い東京コースが舞台でしたので、
最後はスタミナ的に少しつらかったかなと思います。
伸びない外を回った事も影響したと思いますし、
ゆっくりと成長を促してあげてほしいと思います。
小柄な馬は仕上がりやすいのが特徴でもありますが、
この馬は現時点では完璧な仕上がりでした。
馬体が増えてバランスが崩れる事は良くある事ですので、
この辺りが成長後の同馬を見るポイントになるでしょう。
そして5着のマウレアです。
同馬は今回1番人気に応える事ができませんでしたが、
ご覧の通りややバランスを欠いて筋肉の張りも今ひとつです。
実際この点がどうしても良くは思えず、速報でも無印と致しました。
正直大敗もあるのではないかと危惧したほどでありますが、
それでも5着に入るのだから本当に大したものです。
毛ヅヤも冴えず、お尻も小さく本当によく5着に持ち応えました。
正直6着のハトホルの方が出来は良かったと思います。
と、勢いで書いてしまったので、
ここで6着ハトホルについてもご覧いただく事にしましょう。
どうでしょう。中々良いと思いませんか?
実ははしくれが選ばなかった穴馬の中では、
一番怖い存在だったのがこのハトホルです。
浮き出た筋肉、バランスの良い体つき、厚めの馬体・・・。
名前の意味はJRAサイトによると、
「安産、子孫繁栄を司る古代エジプト神話の女神」
だそうですが、
はしくれは「鳩が豆を掘ってる」ものだと思っていました。
すみません、話を元に戻しますが、
走りに関して言えば瞬発力タイプでは無いと思います。
スタミナというか持久力がありそうな体つきです。
そして最後に当ブログ予想◎のツヅミモンです。
どうでしょう。この馬格。さすがに小さい牝馬に混じって532kgは目立ちます。
次に馬格があるのが勝ったテトラドラクマの462kg(その差70kg!)ですから、
いかにこの馬が目立つ存在かがお分かり頂けると思います。
ただ、4番手評価としたのは、
これでも何だか小さく感じる仕上がりだったからで、
毛ヅヤも冴えず今一調子に疑問があったのは事実です。
ただ、これだけ大きな馬格でありながらバランスが崩れておらず、
前走の反動も考えればまだ見限れないと思います。
この馬とフィニフティとハトホルで散々悩み、
ツヅミモン、フィニフティ、ハトホル、ツヅミモン、フィニフティ、ハトホル・・・。
と、呪文のように頭の中で唱えていたはしくれでした。
それでは・・・。
今回のクイーンカップは好メンバーが集結しましたが、
テトラドラクマを除いてはまだ完成途上と言ったところです。
まだまだ3歳になったばかりの可憐な乙女たちですから、
成長を見守りながら応援したいところですね。
桜花賞を見据えた大事な一戦となっていますが、
ぜひ、本番のパドックに臨む際は上記もご参考になさってください。
そして今週、今年最初のGⅠフェブラリーステークスが開催されます。
こちらも今週同様「パドックロード」にて速報を配信致しますので、
はしくれの相馬眼にご興味がおありでしたらぜひ、お試しなさって下さい。
筋肉もりもりのダートGⅠ馬を見るのが、今から非常に待ち遠しいです!!
*優勝馬テトラドラクマの関係者の皆様、及び馬券的中者の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。
[…] 前走のクイーンカップでは […]