持久力。
凸凹馬場に雨が降ったことで更にタフな馬場状態になった、今回の一戦を制したのは最内枠の白毛馬ハヤヤッコ。
ダート重賞を勝って3年の月日が流れた優勝でしたが、特殊な馬場で活躍したことは、偶然とは思えないものでした。
ハレーションによりトモの仕上がりが分かりづらい相馬になりましたが、そんな函館記念2022の結果を回顧していきましょう。
はしくれ
函館記念2022着順
優勝馬ハヤヤッコ
2着馬マイネルウィルトス
3着馬スカーフェイス
函館記念2022予想結果
本命◎アラタ
対抗〇ウインイクシード
単穴▲レッドライデン
買い目=単勝&複勝各100円、計600円
予想結果=不的中
パドックロード配信結果
▲2着→◎5着→〇6着→☆12着でした。
のりしお
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目次
函館記念2022結果・馬体診断
優勝馬ハヤヤッコ
まず優勝馬ハヤヤッコです。
同馬はバランスに優れた馬で、これまでもちょくちょく買っていますが、今回はハレーションが強すぎて、トモが見極められないままでした。白毛馬はこれが一番ネックで残念なパドックになりましたが、優勝自体も不思議ないくらい、均整の取れた好馬体でした。
特に函館は白い毛色だとハレーションが起きやすくなりますが、この点中継画面の露出を、考えていただくしかないでしょう。歩様も好感、気性も落ち着き、馬場状態も合っていましたから、もう少しトモが見極められれば、選出も有り得た仕上がりでした。
2着馬マイネルウィルトス
2着馬はマイネルウィルトスです。
同馬は今回トモが張っていて、無駄な肉もなく馬体は充実、落ち着き払った様子でいかにも好調を感じる仕上がりでした。以前よりも腹目が絞れており、その点にも好感を得ましたし、かなり背中ががっちりとしていて、乗り味良さそうな仕上がりでした。
懐も深く、ややハヤヤッコにこの点で譲ることはありますが、その点凸凹馬場と重馬場の、適性差が出たとも言えるでしょう。重馬場自体は得意にできてもおかしくない仕上がりと言えますし、差のない3番手評価でしたが、もうひとつ推せれば正解でした。
3着馬スカーフェイス
3着馬はスカーフェイスです。
同馬は今回元気いっぱいで、その点に好感を持ちましたが、独特の緩さ、若い馬体から、馬場的に選びにくい馬でした。機動力があり、瞬発力にも良いものを感じる体型ですが、いかんせんスタミナが際どく見え、切ってしまった相馬となりました。
このことは拙著「シークレットオブパドック」に詳しく書きましたから、ここでは取り上げないところですが、良馬場の方が向いたタイプです。もし良馬場なら選出できてもおかしくない仕上げにありましたし、仕上がり自体は好仕上げなので、次走以降反動に注意です。
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今日のハイライト
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当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
函館記念2022結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回は荒れ馬場の想定より、更に荒れ馬場になっていましたし、この点が先に読めなかったので、不的中も納得の結果です。やはり馬場読みが上手くいかないとそうそう当たるものではないですし、ウインイクシードの僅差4着、これが本当に惜しいものでした。
このウインイクシードも仕上がりは、かなり良好な仕上がりでしたし、パドックレベルは全体的にもかなり高かったかなと思います。ハヤヤッコは最内枠を上手く浜中騎手が捌いてきましたし、やはり上りがかかる展開では、侮れない存在に思います。
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騎手のコメント
1着浜中俊騎手・・・「勝ちたいレースを勝てて嬉しいです。返し馬から調子の良さを感じましたし、内枠なので積極的にポジションを取りたいと思いました。3コーナーから外に持ち出して、更に反応が良くなりましたし、2着の馬が迫ってきたときも直線で粘り抜いてくれました。特徴的な馬体ですし、注目していただければと思います」
2着M.デムーロ騎手・・・「一番はスムーズな競馬がしたかったです。小回りは難しかったです。追い出すとジリジリとした伸びでした」
3着岩田康誠騎手・・・「勝負所は3コーナー手前だったでしょうか。勝ちに行ったのですが悔しい結果になってしまいました」
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函館記念2022結果データ
勝ちタイム=2分3秒6(重)
前半1000m通過=60秒1
ペース=ハイペース(3秒4差:前後半1000m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=37秒8(3位)
レース上がり3ハロン=38秒3
4角通過順=2→3→11番手
クッション値(午前8時20分)=7,1(やや軟らか)
おわりに
今回は上りタイムも3位で37秒8になりますし、オーラス馬場で凸凹洋芝と非常に特殊な馬場となりました。直前まで見極められていれば更に楽しめたかと思いますし、予想家としてはこういうレースもあって良いのではと思っています。
ただもし枠順確定のあとの予想を公開していたとしても、最内枠から差す競馬をするハヤヤッコは選びにくかったです。凸凹馬場の恩恵と逃げ馬レッドライデンのペースもはまって、スタート後にそろっと出して行った、浜中騎手も敢闘賞でした。
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パドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。温かいご声援に感謝して、配信に邁進して参ります。
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