足跡。
ソングラインの名前の由来にはそんな意味もこもる馬名でしたが、惜敗続きにピリオドを打って、見事に重賞制覇を達成。
NHKマイルカップで見せた末脚の鋭さを発揮しつつ、軽量3歳牝馬の52kgのハンデも活かし切りました。
2~3着馬には穴馬が入り波乱の結末になっていますが、富士ステークス2021の結果を早速復習しましょう。
はしくれ
富士ステークス2021着順
優勝馬ソングライン
2着馬サトノウィザード
3着馬タイムトゥヘヴン
富士ステークス2021予想&予想結果
本命◎ロータスランド
対抗〇ソングライン
買い目=単勝◎〇各200円、馬連&ワイド◎〇各100円、計600円。
予想結果=的中:〇単勝390円×2=780円
パドックロード配信結果
▲2着→☆3着→〇9着→◎10着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
▲1着→〇2着→☆6着→◎13着
10月の新馬戦もいきなり▲単勝万馬券馬を選出
目次
富士ステークス2021結果・馬体診断
優勝馬ソングライン
まず優勝馬ソングラインです。
同馬は前走関屋記念より馬体の幅は充実しましたが、一方毛ヅヤは少し落ちたので3番手の評価を下しました。ただ相変わらずバランスに優れ無駄な肉がつかないタイプですし、シェイプアップされていることを見て軽快さが伝わる馬体でした。
腹周りがスッキリと見せていていかにも瞬発力タイプですし、GⅠ前で一旦状態を作り直しているように見えます。馬格もありますしハンデが重くなる次走でも問題ないと見て、次走は毛ヅヤが焦点にもなる今回の仕上げだと感じました。
2着馬サトノウィザード
2着馬はサトノウィザードです。
同馬は今回かなり張りがあり毛ヅヤもピカピカに輝いており、状態自体はこのメンバーでも目立つ仕上がりにあるところでした。ただ多少画像の通り後肢がせり上がっているようにも感じて、このトモのつくりを敬遠しての無印評価という結果でした。
馬格も大きく面積の広い全体をしていることもあってか、ベストは二千くらいに見えますが、これまでもマイル勝利があります。拡散型の馬体でボリュームがモノをいう東京競馬場など、大箱コースが合うタイプなので激走も納得のところでした。
3着馬タイムトゥヘヴン
3着馬はタイムトゥヘヴンです。
同馬はこれまでも仕上がっており常にハイレベルな調整ですが、度々狙って今回もやはり選びたいと思い3着でした。悪い時には馬体が細化して毛ヅヤも目立たたないタイプですから、今日くらいの仕上がりが見られれば好走は予期できるところでした。
相変わらずバランスが美しく無駄な肉がつかないタイプですし、母馬にも似てマイルがやっぱりしっくりくるなと思う仕上げです。差していますが切れ味勝負より持久力勝負が向くように見え、もう一段前で競馬できるとより肉薄できるかと思います。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
富士ステークス2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回改めてレースを見ると上位入着となった3頭は、スタートでそれぞれ後手を踏んでの最後逆転という結果でした。それほど速いタイムで突っ込んだ前半というわけじゃないのですが、常に脚を使い続けるような、それでいて切れ味も大事でした。
1分33秒2という走破タイムからも窺えますが、スタミナも要求されるレースで適性に幅が求められました。その点特に2~3着まで来た穴馬2頭は実績もあって、中距離で結果を出しているのでこれも利いていたように思います。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着池添謙一騎手・・・「ようやくソングラインと重賞のタイトルを獲ることができたので、ほっとしています。返し馬が凄くいい動きしてくれてましたし、体も張りがあって、関屋記念よりも良いかなと感じましたが、スタートが立ち遅れてしまったので迷惑かけてしまいました。そのあと二の脚ですっとポジションを取ることができましたし、そこで我慢する走りをしてくれてたので、悪くないかなと追走していました。直線外に切り替えた時には凄く手応えがありましたし、いつスパートしようかなと思いながら乗りました。まだ直線少し遊びながらでヒヤッとするところもありましたけど、この舞台に関しては、この馬自身得意なところだと思っていたので、負けられないと思っていました。これからまだ良くなると思いますので、楽しみにしたいと思います」
2着戸崎圭太騎手・・・「前半ポジションが取れず後ろからになりましたが、最後は末脚を伸ばしてくれました。最後は勝ち馬と脚色が一緒になってしまいました」
3着柴田善臣騎手・・・「調教も動いていましたし、末脚も伸ばしてくれました」
のりしお
はしくれ
富士ステークス2021結果データ
勝ちタイム=1分33秒2(良)
前半800m通過=47秒0
ペース=スローペース(0秒8差)
勝ち馬上がり3ハロン=33秒9(2位)
レース上がり3ハロン=34秒5
4角通過順=7→17→15番手
クッション値(当日午前7時):8,8(標準)
おわりに
今回はロータスランドが逃げてバスラットレオンが出すに出せずに、先行集団が固まりながら進んでいく展開になりました。ペースとしてはスローペースですが極端なものではありませんから、稍重で始まったことも含めスタミナのロスのある競馬でした。
それを踏まえるとインで出遅れて早めにリカバリーを促しつつ、最後も古馬を凌ぎ切って勝ったソングラインは相当強いです。馬体的にも切れ味優勢な府中に合うタイプに見えましたし、これからも良馬場だけに限らず大きな期待が膨らむ馬です。
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。明日も競馬が面白くなるよう、引き続き精進して参ります
はしくれ
のりしお