スプリンターズステークス2021結果＆馬体診断・優勝はピクシーナイト

絶好枠。

４番枠に入ってロスのない内目を進んだピクシーナイトが、デビューから連続で手綱を取る福永騎手と手に入れた栄光。

土日ともにインの馬場が良いため枠順は重要視されましたが、最内を回り溜めて抜け出すと、後続との差はつくばかりでした。

成長途上ながらの勝利には鞍上も驚くところでしたが、スプリンターズステークス2021の結果を回顧しましょう。

スプリンターズステークス2021着順

優勝馬ピクシーナイト

２着馬レシステンシア

３着馬シヴァージ

スプリンターズステークス2021予想＆予想結果

本命◎ピクシーナイト

対抗〇ジャンダルム

単穴▲レシステンシア

買い目＝単勝＆ワイド◎〇各１００円、馬連ボックス各１００円、計６００円。

予想結果＝的中：単勝５３０円、馬連８９０円

スプリンターズステークス2021予想・本命はピクシーナイト

パドックロード配信結果

▲１着→☆２着→〇６着→◎８着でした。

パドックロード（2021）１０月度会員募集＆前月度実績

▲１着→〇２着→☆６着→◎１３着

１０月の新馬戦もいきなり▲単勝万馬券馬を選出

スプリンターズステークス2021結果・馬体診断

優勝馬ピクシーナイト

まず優勝馬ピクシーナイトです。

同馬は福永騎手も言う通りまだ成長途上のところがあり、多少背腰や全体の緩さを残している若い３歳馬です。おそらくこの点が騎手からするとやや頼りなく感じるのでしょうが、トモも前肢の筋肉も豊富で、非常に骨格が強い馬です。

いつも良好なバランスを持ってシルエットが美しい馬ですが、毛ヅヤも良く、下腹も太目ないギリギリのラインだと思いました。福永騎手と同じくはしくれも完成はまだ先と思いますし、できれば年内は休養にあて、来年に備えてほしい馬です。

２着馬レシステンシア

２着馬はレシステンシアです。

同馬は多少後肢がいつもより、せり上がって見える仕上げでしたが、普段よりも胸前の充実が不足しているように思えました。１周目のパドックを見たときは切る可能性もあった仕上がりで、２周、３周と歩様を確かめ、入れたいなとはっきり思えました。

このあたり中継角度によって見えづらい点もあったものですが、陰にいたことや前走時よりもバランスにやや不安がありました。ただ相変わらず無駄な肉がなくスラリとした美しい馬ですし、推進力あるトモは急坂を味方に付けられる仕上がりでした。

３着馬シヴァージ

３着馬はシヴァージです。

同馬はお腹周りがずんぐりと重たく見せる「文鎮体型」で、坂で地を這う走りを見せてくる中山向きの仕上げにありました。おそらく穀類比率が少ない飼料配合かと思われますが、内枠をロスなく回れたことは同馬の気の良さが見て取れました。

極端な追い込みをするタイプで操縦が難しいタイプですが、そうした感じはパドックを見ると全く感じられない仕上げです。大きく面積のあるトモからも瞬発力は十分にあるので、ロスなくインを立ち回れたことは今後が楽しみになるものでした。

当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います

スプリンターズステークス2021結果・回顧

レース動画

レース後の感想

今回は枠順発表を待ち予想を公開したところですが、さすがにイン前有利継続で外枠馬には厳しいものでした。予想された前半のペースでも３３秒３と速くなく、ビアンフェが行かなかったことからも想定外のペースとなりました。

メイケイエールが折り合ったことも内目の馬たちにプラスでしたし、同厩舎のモズスーパーフレアが前なのは勝ち馬にプラスでした。進路は開くことが分かりましたし、馬場の良いところで溜められたので、着差は展開の分もあったと思われる優勝だと思います。

騎手のコメント

１着福永祐一騎手・・・「ここまでいいポジションで、逃げ馬の後ろというところまでは選択肢に入れていなかったので、正直驚いてはいますけども。最終的にはGⅠを勝てる馬にしたいなと思いましたけど、こんなに早くGⅠの舞台で横綱相撲を取ることになるとは、想像を超えた走りをしてくれました。返し馬の感触も休み明けを叩いた効果は感じましたが、前と後ろの体のバランスは取れていない状態だったので、今日の感じでどれだけGⅠの舞台でやれるかなと思いました。想像を超えた馬になるかもしれないです。今日は馬自身が自ら掴み取った勝利だと思いますし、この先短距離界を引っ張っていくことになる馬だと思います」

１着音無秀孝調教師・・・「賞金が足りないので、セントウルステークスを使うことになり、中２週のローテーションでしたが、間に放牧を挟みました。今日は馬が落ち着いていて、放牧を挟んだのが大きかったと思います。１２００ｍで２馬身差は本当に強い内容で、まだ体が緩かったり、これから筋肉も付いてもっと強くなると思います。このあとはオーナーと相談して香港に登録します。選ばれれば行くことになると思います」

２着C.ルメール騎手・・・「仕方ないです、相手が強かったです。それでも４番手からいい競馬ができました。少し忙しかったですが、勝負所で良く加速してくれました」

３着吉田隼人騎手・・・「内枠から上手くスタートを出てくれて、勝ち馬の後ろでロスなくリズムよく走れました。１分７秒台の決着で、もう少し雨が残って馬場が重くなっていれば違ったかもしれません」

４着池添謙一騎手・・・「スタートして、タイセイビジョンとエイティーンガールに迷惑をかけてしまいました。やはり、かかる馬です。ここ２回が途中から上がって行くレースで、それがインプットされているようで、今日も途中から行ってしまいました。その中でも我慢が利いていましたし、４着まで来ているのですから力はあります。これまでにレースに乗っていれば、違ったレースができたかもしれません」

６着川田将雅騎手・・・「とてもいい雰囲気で競馬に向かえ、レースも理想的に進められました。動かないといけないところで動くことができませんでした。この結果を反省して、次に繋げていきたいです」

スプリンターズテークス2021結果データ

勝ちタイム＝１分７秒１（良）

前半６００ｍ通過＝３３秒３

ペース＝ミドルハイペース（０秒５差）

勝ち馬上がり３ハロン＝３３秒４（最速）

レース上がり３ハロン＝３３秒８

４角通過順＝２→４→５番手

クッション値（当日午前７時）：９，３（標準）

おわりに

今回は的中となりましたがポイントはやはり馬場と枠でした。イン前有利が継続していてさすがは秋の野芝のみの競馬、エクイターフなのか芝も掘れずにインの根付きも良い状態でした。

こうなるとセントライト記念時の馬場がいかに特殊であったのかを、痛感する結果となりましたが、的中に繋がって良かったです。秋のGⅠも始まったばかり。これからも的中を狙いますし、一戦一戦大事にしながら予想をしていきたいと思います。

またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。来週も良い結果が出せるよう、引き続き精進して参ります

◎１着→〇２着→☆５着→▲７着東京開幕重賞ワンツー

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