はしくれ
今週の中京競馬場ではサマースプリントシリーズ最終戦、セントウルステークス2021が開催される予定です。
シリーズチャンピオンを得るためには勝利が欲しいカレンモエに加え、ピクシーナイトも参戦しており白熱のレースが予感されます。
秋競馬突入でいきなりからフルスロットルの実力馬ですが、そんなセントウルステークス2021の調教診断です。
目次
セントウルステークス2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:カレンモエ
<栗東 坂路 良 53.9-39.1-25.3-12.5 馬なり>
今回1位に選出したのはカレンモエと致しました。
同馬は前走函館スプリントステークスを2着としましたが、ここ3戦連続2着となりあと一歩及ばない状況です。それは同馬の先行脚質や実力から的にされやすいこと、なかなか同馬に向いた展開にならないことがその要因でしょう。
それでも常に力は上位との結果をここまで残していますし、先週やや強めの内容から49秒7を出しました。この日の時計は出やすいとはいえ坂路でラストも11秒6、終いも切れている結果ですから状態は良いと見ていいでしょう。
今週控えて馬体もふっくら、やりすぎない好内容でしたし、時計を出してから落ち着きのある走りができたのは素晴らしいです。こうした調教は特にレースで結果を残しやすいことから見て、調教1位抜擢が一番相応しい内容だと思います。
調教2位:ピクシーナイト
<栗東 坂路 良 51.0-37.1-24.1-11.9 強め>
調教2位はピクシーナイトです。
同馬は調教時計が毎回速く短距離向きのタイプですが、先週は強めで追われ坂路で49秒9を出しました。カレンモエに迫る時計でしたが内容的にはこちらが強めで、内容的にも終いがかかった持久力タイプの内容でした。
開幕週になりますしこの点、問題ないと思われるのですが、いかんせん軽い内容で追ったカレンモエの方が良く見えました。そのため2番手の評価でしたが今週51秒0計時、馬なりでこれを記録したことは好調アピールと見て良いでしょう。
同馬もカレンモエと同じようにサマースプリントシリーズにおいて、チャンピオンを目指せるところにいて本気度は高そうな臨戦です。GⅠを見据えてはいるでしょうが調教の内容を見る限りは、手を抜く気はないと言ったところで2位抜擢は妥当と思います。
調教3位:レシステンシア
<栗東 坂路 良 52.0-37.3-24.2-11.9 馬なり>
最後はレシステンシアです。
同馬は今回54kgとこれまでの実績を踏まえるなら、明らかに軽いのではないかなと思われる斤量で出走です。高松宮記念で初めての1200mも2着として、そのスタミナを存分に活かせるこの距離は期待が大きいでしょう。
そんな同馬は2週連続での馬なり調教となっていますが、殆んど負荷をかけずとも連続好タイムをマークしたところです。1週前に栗東の坂路で51秒7が出ていますし、今週は52秒0からの11秒9でフィニッシュでした。
ブレのない調教ができたことは本番に向くことと思いますし、何よりタイムが安定していてまだ上積みが見込めるくらいです。始動戦とはなりますが前走マイルからの距離短縮でもあり、この調子なら底力勝負であっさりがあっても不思議ないです。
セントウルステークス2021調教診断・おわりに
のりしお
はしくれ
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*セントウルステークス2021のパドックロードも配信致します。プロの相馬師による相馬眼に今週もぜひご注目ください
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