鬼。
人は何かに恐れをいだくとき、そして強い力を感じるとき、「鬼が出た」と言ってはその事象に戦慄し、ときには感動します。
競馬予想をしていると大体「何党」かが問われてくるのですが、大体聞かれるのは「本命党」「穴党」といった党員たちです。
はしくれはどちらと言えば全くどちらにも興味が持てないですが、それゆえにこの両党員からは白い眼で見られたりするわけです。
そこでいつも言っていることですがはしくれは「パドック党」を立ち上げ、ただ気に入った馬を選ぶだけの第3党を掲げて参ります。
そして今回はそんな党員が挙げた実績に触れてみますので、「本命党」も「穴党」もどちらも温かい眼でお見守りください。
のりしお
はしくれ
目次
最低人気を連続的中。パドックで鬼を味方につけよう
この馬券は先々週新潟のメインレースで当てたものですが、16頭立ての最低人気ソッサスブレイの馬券になります。
このレースの1番人気馬にはジュンライトボルトが推されましたが、はしくれはこの馬も良いと思い、選出するまでに至っています。
▲2着→☆3着(16人気)→〇4着→◎6着
こちらが実際に配信された予想の全容になっていますが、選出も何も本命にしての配信ですから仕方ありません。
本命党ならおそらく単勝、もしくは複勝で大きく張るか、悩むほどの仕上げにありましたし割と自信のある本命でした。
しかしここで「鬼」が待ち構えます。
はしくれの印はいつも4点、もちろんここに意味があるのですが、対極に置かれた☆印には最低人気が待ち構えました。
1番人気を選出しながらこうした予想が成立するのは、「本命党」でも「穴党」でもない「パドック党」だからこそとなります。
人気があろうがそうでなかろうが良いと思ったから選んだわけで、そこには初めから買い目があって選出しているわけじゃありません。
それに「どちらか」を選ぶのではなく、「どちらも」選ぶことはできるのです。競馬小説「アーサーの奇跡」第5話
「何党」かという買い目問題をあらかじめ決めてしまう行為には、初めから対処不能に陥る「鬼」が存在すると言えるのです。
それで、どう買うか
買い目としては至ってシンプルで複勝を一点チョイスでしたが、オッズに合わせて印と相談、合計300円買っています。
はしくれ自身は予想する限り常に何かしら馬券を買うので、1レース毎も少額に留め、全体でプラスを狙っています。
更に元々の小遣いが月に1万円と決めたものですから、ドカンと勝負するのは相当の覚悟と自信があるときだけです。勝負レースに臨む姿勢、そして・・・
のりしお
はしくれ
そして複勝でプラスが出せたらラッキーだったなと思うわけです。
同じように人気の単勝でも。
本命党も穴党もないです。
新馬戦は鬼が跋扈(ばっこ)している
跋扈(ばっこ)とは「思うままにのさばること」を一言で表したものです。まさに「鬼」を現すのにこれ以上の言葉はないのかもしれません。
そして競馬においての落差とは、言ってみれば「正反対のもの」で、新馬戦ではこういう鬼たちがわたし達を常に狙っています。
「本命党」もオッズに頼るのはデータが少なく心許ないし、「穴党」もそこに妙味があるのか今一判然としないわけです。
そしてこういう気持ちにさせるのがデータばかりに頼りすぎるからで、左脳と対極の右脳に頼るパドックの価値が高まるわけです。
思えば中央競馬はデータをここぞとばかりに提供しますが、パドックやこと馬体に関しての情報は有料となっています。
民報で少しだけやる角度の良くない中継もありはしますが、レース数も限られている上に時間の都合でもカットされます。
こんなことが起こるわけは正直、パドックが最も脅威だからで、せめて提供するうえは利益を取りたいということだと思います。
のりしお
はしくれ
それは入場料や観覧料、提供時間に現れるわけで、既にこの時点から「鬼」が跋扈している状態とも言えるのです。
そんななかで、当てる
しかしながら我々競馬ファンは「見ると全部やってしまう癖」から、データが乏しい新馬戦までもついうっかり手を出してしまいます。
このあたりは人間の心理にも詳しい主催者の術中なので、既に鬼に絡めとられていると言っても過言ではないことでしょう。
ケンをできるのはそれだけ自信を持ってやめる技術が要りますから、このあたりは鬼の手をすり抜ける方法も考えねばなりません。ケンはするべき?しないべき?
しかしながら相馬眼さえあればこちら側こそが「鬼に金棒」で、ブンブン振り回してホームランを打つこともできるようになるのです。
とはいえ、謙虚に
この画像は新潟の新馬戦、6レースで買った複勝ですが、前週に引き続いての最低人気の複勝に手を出しました。
そもそも複勝は当たりやすくも払戻率が一番という、ある意味主催者にとって「鬼門の馬券」ということもできるものです。
はしくれのような庶民からすると楽しめて当たりやすく勝ちやすく、コスパもこれ以上ないと思える券種こそ穴馬の複勝です。
新馬戦はデータがありませんし、真に相馬眼が問われますから、ここをバシッと的中することは自身非常にスッキリするのです。
そしてこの配当はこうでしたが…
はい、この通り。
え?的中馬券が二個あるって?
ごめんなさい、これがもうひとつです。
冒頭の馬券が最低人気、そしてこちらが13番人気。本命党やデータ党にとって鬼だらけと言える状況ですが、はしくれは相馬眼を養ってこの鬼を味方につけていました。
のりしお
はしくれ
因みに最低人気が複勝2810円の配当、13番人気馬では1890円の配当でした。ワイドなら37540円という配当ですね。
ローリスク&ハイリターンとはこのような状況となるのですが、これはどちらも穴馬だっため、両方とも買って正解でした。
そして買い目には1番人気の単勝馬券も混じっていますね。
どちらに転んでも楽しめるよう、ばらけて買うのも楽しいものです。
意外とおろそかにされがちですが、単複を使うことは技術です。
後出しのジャンケンではない
先ほどの的中事例としてはご覧の画像が配信結果で、はしくれは一切偽りのない実績を提示し続けています。
後からこういう予想だったとか、人によって内容が違うとか、そうした予想は一切ないのでご安心いただける内容です。
むしろそういう詐欺行為をできる人の精神が分からないですし、しっかり予想力を磨くことが一番大事なことと思います。
またこの事例の他にも多数の実績をこれまで挙げていますが、先週だけを見ても新潟では二桁人気が好走しました。
そのうち新馬戦の3レースで4頭入着馬が出ていますが、この全ての馬たちを配信で選出するまでに至っています。
〇2着(15人気)→▲3着(13人気)→◎7着→☆8着
▲1着→☆2着(10人気)→〇3着→◎11着
◎1着→〇3着(10人気)→▲5着→☆15着
ちなみに唯一二桁人気が馬券内にいなかった一戦も、ここではコメント入りの本命がきちんと1着に入っています。
◎1着→☆2着→〇6着→▲8着
☆の2着馬は9番人気で入着馬中では最低人気、4レース全てで馬券内中最低人気を見抜いていました。
データの存在しない新馬戦、馬体だけを見ての結果ですので、どれだけパドックがお役に立つか証明できたのではと思います。
こうした結果を実現するには自分自身が鬼となる覚悟で、相馬眼を鍛えていかなければならないことは確かでもあります。
ただ予想はパドックロードにより毎週配信をしていますから、プロの相馬眼が必要ならばこちらもお使いになって下さい。
新馬戦に限らずこの週ではメインレースでもワンツー的中、鬼の金棒をもったいぶらずに振り回してしっかりと当てました。
◎1着→▲2着→☆5着→〇14着
4→7番人気のワンツーなら単複でも利益が出ていますし、データ予想した結果より更に予想の精度が高まっています。エルムステークス2021結果&馬体診断・優勝はスワーヴアラミス
どんな時でも相馬を磨くのは何も変わらないことと言えますし、競馬を目一杯楽しむならパドックは必須ではと思います。
新馬戦からデビューする各馬の今後の動向にも注目して、楽しみながら収支の改善を果たしていただければと思います。