しぶとさ。
前走マリーンステークスを勝ち、今回はブリンカー着用から、スタート後の行きっぷりを良くする施策を図ったスワーヴアラミス。
その効果は戦前から疑問を陣営が呈した通りでしたが、4コーナーでも位置を下げながら結局は差して快勝しました。
松田大作騎手の信頼にも応えた一戦に映りましたが、そんなエルムステークス2021の結果を復習しましょう。
はしくれ
エルムステークス2021着順
優勝馬スワーヴアラミス
2着馬オメガレインボー
3着馬ロードブレス
エルムステークス2021予想&予想結果
本命◎アメリカンシード
対抗〇スワーヴアラミス
単穴▲ヴェンジェンス
買い目=単勝&複勝各100円、計600円。
予想結果=的中:単勝930円・複勝320円
パドックロード配信結果
◎1着→▲2着→☆5着→〇14着で本命◎からワンツーでした。
のりしお
はしくれ
のりしお
☆1着→◎2着→〇3着→▲4着
はしくれ
のりしお
はしくれ

土曜新潟6レース新馬で最低人気〇抜擢2着。3着▲も二桁人気
目次
エルムステークス2021結果・馬体診断
優勝馬スワーヴアラミス
まず優勝馬スワーヴアラミスです。
同馬は前回も好馬体から本命に推した仕上がりでしたが、今回は更に上昇を見せて素晴らしい張りが目立っていました。こうしたボリューム感のある馬が強いのが特徴のコースですが、更に同馬はトモが丸みを帯び、非常に無駄のない仕上がりでした。マリーンステークス2021結果&馬体診断・優勝はスワーヴアラミス
いつ見てもバランスの良い馬体でうっとりとさせてくれる馬ですが、これが崩れることがない限りは常に争覇圏に入れるでしょう。須貝調教師がつくる仕上げはふっくらとすることが多いですが、これからもそうした仕上げを見せてワクワクさせてほしいと思います。
2着馬オメガレインボー
2着馬はオメガレインボーです。
同馬は函館を得意にできるやや腹袋のある体型から、きっちり絞れた腰周りを持ち、スタミナを感じる仕上がりでした。トモが張っていて充実一途の今が旬と言える仕上がりですが、まだ馬体が増やせそうな感じで、これからどうなるかが楽しみです。
毛ヅヤもピカピカで前走時にも十分な仕上がりにありましたが、スワーヴアラミスのしぶとい脚と斤量差消滅が響きました。とはいえ実力は見せていますしダートの得意な安田厩舎なら、いずれ重賞に手が届くような活躍も期待できることでしょう。
3着馬ロードブレス
3着馬はロードブレスです。
同馬は非常にトモの張りが良く伏兵評価の一頭でしたが、馬体的にはいつも仕上げが良く、今回は弾けた一戦でした。全体に厚みがあることからも当舞台は向いた体型ですが、最後スタミナ勝負になったのも同馬には向く流れとなりました。
いつもかなり仕上がりが良いために狙いどころが難しいのですが、3着に入線する実力や雰囲気はいつでも感じさせます。今回はツヤも冴えていましたし、独立したトモの張りの強さと、この2点を特に注視しながら判断していきたい存在です。
のりしお
◎1着→▲2着→〇12着→☆13着
はしくれ
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
エルムステークス2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回はマリーンステークスでのワンツーがそのまま突っ込むという、コース適性や状態の良さがそのまま現れた一戦でした。スワーヴアラミスはスタートからも出ムチを入れるほどのものでしたが、追い通しで勝ち切っていますから松田騎手の手腕も光りました。
「追わなければならない馬」ながらも実にしぶとい末脚を発揮し、好馬体通り最後の直線、差してくれたのは嬉しかったです。やはり競馬は人馬一体こそ見ていて気持ちの良いものですから、コンビ継続でこれからもファンを沸かせてくれたらなと思います。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着松田大作騎手・・・「かなり渋い馬なんで、ずっと追い続けなければいけないですが、人間の指示に応えてくれて。初めてブリンカーをつけた効果も少しあったかなと思いましたし、良かったと思います。ああいう形になるかと思って、最後外へ出したいと思いましたが、ちょうど3コーナー過ぎあたりから外に出すことができて良かったです。(この馬の強さは)しぶとさですね。バテないというか、他の馬が止まってもこの馬は止まらないっていうところがあるので。強みを今日は活かせたかと思います。6歳で、年齢的にはピークぐらいだと思うんですけど、もっと一緒に成長していけたら嬉しいなと思います」
エルムステークス2021結果データ
勝ちタイム=1分44秒5(良)
前半800m通過=48秒2(推定)
ペース=ハイペース(2秒0差・800m比較:推定)
勝ち馬上がり3ハロン=37秒6
レース上がり3ハロン=38秒2
4角通過順=4→4→9番手
おわりに
今回はデータで本命視したアメリカンシードが最下位となり、ルメール騎手のコメント通りなら3~4コーナーでブレーキでした。競馬をやめてしまうところがあり、パドックでも入れ込んでいましたが、これ自体はいつも通りでもありマイナス評価はできませんでした。
気性の難しい馬であるため馬体は良く見える仕上げとしても、先手を取れない競馬の時には力が出し切れない印象です。これが改善されてまた今後も復活してほしいと思いますし、明暗が分かれた一戦ですが、これも予想の糧にしていきます。(8月13日追記:アメリカンシードは競走中に鼻出血を発症していたと発表がありました。主な敗因はこちらかもしれません)
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。日頃のご愛顧に報えるように、次の的中を狙っていきます。
はしくれ
のりしお