瞬発力。
今週からBコースに替わって傷みが軽減される東京は、例年速いタイムが現れるスピードが問われる馬場となります。
そういった馬場状態のなかでもペースは落ち着くことが多いため、長い直線で末脚勝負の一戦になると想定されます。
持ちタイムがあり名手の騎乗で末脚勝負に強い馬である、タイセイビジョンを本命に据えて予想して参りたいと思います。
はしくれ
のりしお
京王杯スプリングカップ2021予想・印&買い目
本命◎タイセイビジョン
対抗〇ミッキーブリランテ
単穴▲ラウダシオン
特注☆エングレーバー
買い目=馬連&ワイド◎流し各100円、計600円。
*ヴィクトリアマイル2021の予想はヴィクトリアマイル2021予想・本命はテルツェット
*昨年GⅠヴィクトリアマイル3着以内独占
目次
京王杯スプリングカップ2021予想
本命◎タイセイビジョン
本命◎はタイセイビジョンです。
同馬は放牧に出され今回4か月ぶりとなるレースですが、その前走の京都金杯では4着と好走して見せました。元々左回りに良績が集中しているタイプでもあって、マイルチャンピオンシップ以外では全掲示板内の成績です。
今回の東京芝1400mも重賞で勝ち鞍があり、京王杯2歳ステークスではレコード勝利を収めてきました。スピードは十分で持ちタイムもメンバー中上位のタイムですし、速い上りも使える馬なのでBコース替わりも追い風でしょう。
また馬体面も2歳時は緩い面が中々抜けませんでしたが、昨年徐々に抜けてきて前走、大分馬体も成長をしました。その前走はプラス22kg増やして臨むこととなりましたが、太め感は見られませんでしたし、4着に来たのも納得でした。
多少胴が詰まり気味の馬体で本来マイルは少し長いので、今回の距離は同馬のベストを出せる貴重な条件と言えます。名手ルメール騎手の騎乗ですし、追い出しのタイミング次第なので、瞬発力を最大限生かす走りに期待したいと思います。
対抗〇ミッキーブリランテ
対抗〇にはミッキーブリランテです。
同馬は父にディープブリランテを持つ血統背景の馬ですが、その父に似てトモにかけて腰が少々上がり気味の体型です。全体的に面の広い馬でパワータイプに見受けられるものの、素軽いスピードを兼備しており阪急杯でも2着としました。
成績を見るとハイペースよりもスローペースで末脚を伸ばして、切れ味勝負の方が同馬には合っているのではとも思われます。このことから前走の敗戦で見限ることはできない存在で、重賞2着時の距離に戻した今回は狙いたい一頭です。
その前走はGⅠ戦である高松宮記念で10着も、このローテからは前年上位3頭が馬券内独占でした。それを除いても巻き返す例が度々見られるローテでもあって、大敗を喫していることも尚、買い材料になるほどと言えます。
4角5番手以内入着の馬が少ないレースでもあるので、前が引っ張る展開を見ながら差し脚を伸ばせるのも理想です。近走再びの存在感を発揮できている和田騎手ですから、2走前の再現も警戒し、対抗に推したいと思います。
単穴▲ラウダシオン
単穴▲はラウダシオンです。
同馬は先程対抗に推したミッキーブリランテも出走した、高松宮記念で14着と更に後塵を拝しました。しかし前哨戦とも目されたシルクロードステークスで3着、展開が向けばスピード的には好勝負できた馬と言えましょう。
この重馬場のGⅠを除けば左回りは全て馬券内で、5戦してマイルGⅠを含む2勝とかなり得意にしています。そのGⅠ優勝もこの時期のNHKマイルカップですから、馬場や季節から調子を上げてもおかしくないところと言えるでしょう。
また同馬に関しては前走の高松宮記念のパドックで、期待ほど仕上がりが良くないため、切って正解の経緯もあります。本来の張りがないために切って14着という結果ですから、馬体さえきちんと戻っていれば十分巻き返す余地があります。
斉藤調教師も緩い面を残しつつ仕上げてくる方ですが、クロノジェネシスのように筋肉が内部にしっかり伴ってきます。同馬はただでさえ筋肉質で見栄えのするタイプでありますから、当日の張りとツヤが出ていれば逆転も有り得る存在でしょう。
特注☆エングレーバー
特注☆はエングレーバーです。
同馬はタイセイビジョンと同じく7枠と好枠を引きましたが、この枠は過去10年で最も馬券内が多い枠となります。そこから勝利を目指すわけですがタイセイビジョンが下がりそうなので、その少し前で競馬のしやすい位置に自然と入れることでしょう。
今回走る距離は前走時に鮮やかに優勝した距離ですが、実は初距離で距離の短縮がはまった結果ともなっていました。そこで出した1分20秒2というタイムは好タイムでしたし、何より上がりも2位を記録して末脚のあるとこを見せました。
デビューからしばらくは中距離での競馬でスローの上り勝負から、上がり最速も2度計時があり、レースの傾向にも合致します。浜中騎手も連続の騎乗で馬を手の内に入れたはずですし、叩き2戦目も馬場が良いですし不安は少ないところと言えます。
敗戦時は長期休養明けや、不良馬場に初重賞といった、明らかな敗因が見られますしそれ以外は好走できています。持ちタイム上位で勝った強みと勢いを活かせそうな今回は、一発逆転も有り得ると見て最後の4番手に抜擢です。
京王杯スプリングカップ2021買い目
ここは前走で馬体を増やして成長を感じた本命馬から、ミドル~スローで瞬発力を発揮しそうな3頭に振ります。
人気もそこそこ割れていますから馬連・ワイドで良いと思います。
本命◎タイセイビジョンから各馬に流して600円です。
過去の予想結果
ここでは京王杯スプリングカップの過去結果を掲載します。ご必要な方はリンクから結果をどうぞご覧になって下さい。
2020年ダノンスマッシュ
過去記事なし
2019年優勝馬タワーオブロンドン
過去記事なし
2018年優勝馬ムーンクエイク
2017年優勝馬レッドファルクス
2017京王杯スプリングカップ予想結果。安田記念の有力馬は?
京王杯スプリングカップ2021当日のパドック予想
のりしお
◎1着→〇3着→▲7着→☆8着
はしくれ
のりしお
はしくれ
京王杯スプリングカップ2021は5月15日(土曜日)、東京競馬場第11レース15時45分発走です。