こんにちは、馬狂いです。
今週の日経賞は波乱の結果となりやすい重賞ですが、その舞台は有馬記念と同じ中山2500mです。過去にはマンハッタンカフェが断然人気で敗れるなどの記憶で、はしくれは「怖いレース」のひとつという認識もしているレースです。
しかしそんな一戦だからこその腕の見せ所とも言えるわけで、今からはしくれはパドックに出る馬たちを楽しみに待っています。そして当舞台と言えばスタミナに加えパワーが要る舞台ですが、近走かなりパワーアップを見せている気になる馬が出走です。
そこでここではその馬についての期待馬体ポイントを紹介し、日経賞をより楽しめるよう努めて参りたいと思います。果たしてその馬はどの馬なのか・・・?早速ご覧いただきましょう。
*中山記念・チューリップ賞・ファルコンS3着以内独占
日経賞2021期待馬体
日経賞2021の期待馬体はステイフーリッシュです。
*残念ながらステイフーリッシュはフレグモーネのため回避しました。ご了承のうえご覧ください。
同馬は4年前に中京競馬場でデビューして勝利を飾り、続くホープフルステークスではいきなり3着に食い込みました。デビュー時は非常に体の線が細く華奢な馬体を見せましたが、このGⅠ3着から馬体は変わらず細いままのつくりでした。
共同通信杯でガリガリに痩せた馬体には驚きましたが、京都新聞杯で巻き返して勝ったのには更に驚きました。馬体重が変動しやすいのは若い馬にはよくあることですが、同馬はこのあとは安定感を発揮して善戦をしてきました。
上記の2勝しか勝ち星がなく勝率は高くはない馬ですが、それもやはり馬体が増えないのでパワー不足なこともあったでしょう。実際同馬はデビュー後変わらず2年間ほぼ450kg、460kgに増えていたチャレンジカップでは10着でした。
しかしそこから徐々に中身が増え少し絞ったAJCCで、2着にしたときには馬体面がかなり充実したと思いました。
◎1着→▲2着→☆4着→〇6着
そうした成長の中でこうして3番手評価で2着するほど、前後肢ともに筋肉が張って浮き出るようになってきたのです。実際同馬の紹介画像はその際の画像を上げたのですが、バランスの良さは殆んどそのまま全体がふっくらとしてきました。
こちらですね。
そして更にここから馬体重が460kg台と増えて、オールカマーの3着時は特にボリューム感が強く出ていました。
こちらです。
同馬の持つ皮膚の薄い感じやバランスの良さはしっかり保って、ふわふわのツヤと高い柔軟性を感じさせる好仕上げでした。このときは464kgで約4か月ぶりの競馬で、明らかに間隔を開けたことがプラスに出ていると思われました。
▲2着→〇3着→☆4着→◎5着
いよいよここでは馬体の評価も2番手まで押し上げられましたし、着順こそ3着でありますが上昇は明らかなところでした。そして2戦を挟んで前走は京都記念を2着としましたし、いよいよ晩成の血が開花して勝利を掴み取ろうとしています。
◎1着→▲2着→〇5着→☆7着
この前走時は3番手となりひとつ評価が落ちたところですが、メンバーレベルが上昇したのが原因なので中身は同じです。同馬は上昇を開始してから馬体評価と結果もリンクして、その安定感を裏付ける根拠はここに現れているのです。
はしくれは相馬法を公開し、無料で極意を伝えていますが、その最たる要素はバランスだとこれまでもずっと話してきました。それは同馬のように線が細く晩成傾向の馬であっても、やがてつくべきところに筋肉がきっちりとついてきやすいからです。パドックの見方、お教えします!
こういう馬は怪我にも強いため結果的に競走寿命も延び、トレーニングにも慣れて筋肉が付けばより走れるようになります。先物買いの観点で行っても同馬は人気以上に走ったり、常に高次元なバランスを見せ、その成長を披露してくれます。
〇1着→◎3着→☆9着→▲15着
またこの途中目黒記念時には7番人気も本命◎で、3着激走してくれたこともはしくれの記憶に新しいです。メンバーレベルによって配信の印は前後することがあっても、常に上位評価できる姿で感動をくれるステイフーリッシュ。
今回の日経賞でも十分に楽しみがあると思いますし、その成長力と安定感に再び期待したいと思います。
ということで・・・
日経賞の期待馬体にはステイフーリッシュを選出しました。
キャリアを重ね上昇を続けるひたむきな馬体をしていますから、その馬体重の変動とともに見極めていけたらと思います。バランスを損ねにくい馬ですし矢作調教師の管理馬なので、前回同様好馬体にあるパドックを見せてくれることでしょう。
また当日の判断の結果はパドックロードにて配信します。プロの相馬師による診断にもご注目下されば幸いです。