回復馬場。
先週の日曜日は水の浮く不良馬場になった中山ですが、今週土曜は雨にも降られず良馬場での開催になりました。例年並みの1分49秒2という走破タイムですが、直線では差し馬も伸びてきて迫力ある攻防となりました。
そんな中でもインから抜け出したホウオウイクセルが最後まで伸び、後続を1馬身4分の1差抑えて勝利を飾りました。スローペースの中で立ち回りの巧拙が問われた一戦ですが、そんなフラワーカップ2021の結果を公開致しましょう。
フラワーカップ2021着順
優勝馬ホウオウイクセル
2着馬エンスージアズム
3着馬ユーバーレーベン
フラワーカップ2021予想&予想結果
本命◎エンスージアズム
対抗〇オレンジフィズ
単穴▲ユーバーレーベン
特注☆ホウオウイクセル
買い目=ワイドボックス各100円、計600円。
予想結果=的中・ワイド1010円、540円、630円
パドックロード配信結果
〇3着→☆6着→◎7着→▲9着でした。
それではまず馬体診断から行って参りましょう。
目次
フラワーカップ2021結果・馬体診断
優勝馬ホウオウイクセル
まず優勝馬ホウオウイクセルです。
同馬は前走時8番人気で2着と激走していましたが、今回は5番人気と人気の一角を占める馬となりました。前走時よりも多少下腹に緩さが見受けられたところですが、丸田騎手が好騎乗で導き、展開利を生かした勝利でした。
この前走時はお世話にもなって今回も良い出来に見えましたが、何分他馬が良いと思ったので選出には至りませんでした。ただ同馬が良いと思うことには、馬体重以上に大きく見せて、ツヤもピカピカでいつも美しい全体を見せてくれることでしょう。
トモがかなり張って見えるタイプでこれは体重比で見てみたときに、トモがより立派に見えることから、そのように映るのだと思います。バランスがよく柔軟な馬体でスラリとした切れも感じる馬で、牝馬らしくまとまった馬体からこれからも楽しみな存在です。
2着馬エンスージアズム
2着馬はエンスージアズムです。
同馬は傾向的に楽しみな存在として予想をしましたが、調教でも走っていたとおりに本番も結果を出してきました。しかし馬体ではまだ緩さがあり、かなり成長途上に感じられ、もう少し張りが欲しいと思って無印評価にしてしまいました。
かなり良い脚で差してきましたしこの馬体で鋭く伸びるのなら、更に上を目指せる存在だと改めて認識したところです。多少胴が短く見えることもマイル適性の方が高そうで、難しい一戦のなか2着によく走ってくれたなと思います。
まだ全体に筋肉が付いても耐えられそうな馬体に見えますし、柔軟性もあるのでこれからの馬だと感じられる存在です。薄い皮膚を持ちその皮膚の下にしっかりと筋肉が付いてきたら、今度こそ印をつけたい馬と、はしくれは楽しみにしています。
3着馬ユーバーレーベン
3着馬はユーバーレーベンです。
同馬はパドックに登場するやいきなりトモを落とす仕草を見せ、これはまずいなと焦りを覚えたパドックでの周回となりました。そういう状況で歩様も戻り何事もなく歩いていましたが、まくる競馬で最後差したことは地力の高さを物語りました。
もしここでトモを落とさなかったら本命に推したいほどの仕上げで、馬体の良さは目立っていましたし無駄もほとんどない体型でした。皮膚が突っ張ってぴっちりしているスタミナのありそうな馬体ですし、フローラステークスを試してほしいなと個人的に思っています。
不思議な魅力を放つ馬ですし胴体も全体が長めなので、オークスに向けてどう仕上がるかが非常に注目される馬でしょう。また同馬は既に完成域に入っているような馬体ですから、調教過程は状態の維持に重点を置くのが吉と出ましょう。
ということで。
当パドックでは複数頭の上位入着は夢と消えましたが、阪神の若葉ステークスでは3着以内独占としました。
☆1着→◎2着→〇3着→▲6着ですね。
更に中京のメイン重賞のファルコンステークスでも同様に、3着以内独占を果たしてあと一歩で完全制覇でした。
☆1着→◎2着→〇3着→▲12着ですね。
先週までは2週連続での重賞独占を果たしましたが、今週も既に上位独占を果たして日曜日に突入です。はしくれを信じご支援下さる会員様に感謝を申し上げ、更なる相馬体験と成るよう奮迅していきたいと思います。
来たる高松宮記念に向けて、ご一緒に的中する感動を、変わらずお届けしていけるように全力で配信を頑張ります。パドックロード(2021)3月度会員募集
フラワーカップ2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回はいかにもデータ党向きの一戦となったレースでしたが、枠と馬場を考慮して前に出した丸田騎手は好騎乗でした。インでじっくりと脚を溜めながら一か八かの位置になりましたが、4コーナーで間隙を縫うのを見てほぼ勝利を確信しました。
ペースもやはりスローの展開で馬場も降雨がなく良馬場になり、この点もスムーズなラストの伸びに繋がってきたと思っています。エンスージアズムも馬体面ではまだ仕上がり途上に見えましたし、それでこれだけ走れる馬なので、地力は非常に高い馬でしょう。
ユーバーレーベンは上位馬中で最も後ろからまくりましたし、存在感は十分披露しての3着になったと思います。特にユーバーレーベンについては距離を伸ばして見直したい馬で、もう一段ギアがあるのではと思う最後の一伸びになりました。
騎手のコメント
1着丸田恭介騎手・・・「(フェアリーステークス以来でしたが)変わらずいい感じで競馬を迎えられたと思います。ちょっとテンションは高かったですね。(前に付けたのは作戦ですか)はい、狙ってました。最近は手応えが良くなって攻め馬でもかかるところが出てきているくらいなので、終始手応えは良かったですね。こうして続けて乗せていただいて、チャンスを与えていただけていることが、凄いありがたいなって思います。上手な競馬ができるこの馬の強みを生かした競馬でこれからも頑張っていきたいです。」
2着以下のコメントはなし
フラワーカップ2021結果データ
勝ちタイム=1分49秒2(良・過去10年で4番目のタイムで、2018年カンタービレと同タイム)
前半800m通過=49秒7
ペース=スローペース(2秒3差・800m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=35秒4(6位)
レース上がり3ハロン=35秒8
4角通過順=2→6→8番手
当日のクッション値(午前7時)=10.9(やや硬め。前週日曜日は不良馬場)
おわりに
フラワーカップ2021は見事3着独占を果たして、ワイドボックスで上手く的中をすることができ嬉しかったです。これもひとえにご声援下さる皆様のおかげだと思いますし、当ブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございました。
やはり当レースはスローペースになりやすい舞台設定でもあり、距離を伸ばして使う出走馬はスタミナを温存したいはずです。そのことから前が有利になって4角5番手以内が理想で、丸田騎手は前走で差してきた相棒をよく行かせてくれました。
やはり連続で騎乗することが人馬にとって最も良いことと、はしくれは信じてやみませんからこのコンビで頑張ってほしいです。「僕とイクセルで頑張ります」と述べた丸田騎手の愛着を見ても、変わらぬコンビで大舞台へと登場してほしいと願っています。
また一時のスランプを抜けるため、はしくれは馬券種を変えましたが、その甲斐あって連勝を果たして現在上昇ムードにあります。こういうときこそ気を引き締めつつ歩んで参りたいと思いますし、一層のご声援を背に受けて頑張って参りたいと思います。
パドックロードの会員様と、今ご覧下さっているあなたへ、心よりの感謝を申し上げてお別れ致したいと思います。
今週も当予想にご来訪、誠にありがとうございました。また来週の週中コラムからお会いできることを祈っています。