こんにちは、はしくれです。
日曜日は中山競馬場でスプリングステークスが行われ、皐月賞へ向けたトライアル重賞もついに終幕を迎えます。3冠ロードを目指す各馬にはより重要度が高まるところで、ここに向けて勝負仕上げと見える出走予定馬も存在します。
これまでも多数出世する馬を送り出してきた一戦ですから、まずはここを制する目標から各馬クリアしたいところでしょう。ライバルも強くさすがに前走勝利した馬も多いメンバーで、勢いと格が問われるところで調教はより大事になりましょう。
現在有料化も検討中のこの調教診断なのですが、このところご覧下さる読者の方が着実に増えてきています。それだけに一層技術を磨き上を目指したいと思いますので、これからもお楽しみいただければこれ以上ない幸いです。
それでは皐月賞へまっしぐらの調教診断に参りましょう。
目次
スプリングステークス2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:ロードトゥフェイム
<美浦 坂路 良 51.8-37.7-24.9-12.3 ほぼ馬なり>
今回1位に選出したのはロードトゥフェイムと致しました。
同馬は外々を回る走りでコーナーも勢いよく駆けてきて、スパートの指示を出すこともせずに自ら抜け出し好タイムでした。4ハロン51秒8なら全く文句ない時計なうえに、一杯に追われたわけじゃないので尚更高い価値を感じます。
時計だけが良いというものでなく、弾けるような走りで快走し、画像のとおり相手を確認するくらい手応えが上々でした。同馬は前走の不良馬場では見事に勝利を飾っていますが、スタミナを消耗する一戦でダメージが気になるところでした。
それがこの豪快な走りですし、馬体面もしっかりと見せていて、外々を突いての時計ですから調教は1番だと言えましょう。あとは持ち時計がないことですがこれは実戦次第となりますし、調教の走りからは十分に期待できる存在と言えましょう。
調教2位:ヴィゴーレ
<栗東 CW 良 80.8-65.2-51.1-38.2-12.4 一杯>
今回2位はヴィゴーレです。
同馬は1週前の調教で7ハロンから時計を出してきて、99秒5と順調な走りを消化した中間でした。長めから強めで追われたことで今週は軽いと思いましたが、そんなことはなく一杯に追われ速いタイムを記録してきました。
全体で6ハロン80秒8というのも速い時計ですが、末を伸ばして12秒4なら内容も素晴らしい調教です。まさに追い切りという姿勢であり勝負気配が漂っているため、馬自身のやる気からも上昇して不思議ない雰囲気にあります。
前走の時計も優秀ですし、馬場が悪化しない状態ならば、再び激走の可能性にも注目が必要だと思います。
調教3位:ボーデン
<美浦 南W 良 68.4-53.7-39.2-11.8 ほぼ馬なり>
最後3位はボーデンとします。
同馬は新馬戦こそディオスバリエンテの2着に敗れていますが、次走ではすぐに優勝を果たしここに照準を合わせてきました。素晴らしいタイムで2着以下には6馬身をつけた前走ですが、馬体も一際目立つ仕上がりで高い素質を感じるものでした。
そして今週の追い切りでは3頭併せを敢行したのですが、ラスト11秒8のタイムで末を伸ばす調教をつけてきました。1週前強めに追ったことで状態は上向いている感じで、今週はあまり負荷をかけないでラストを伸ばしたのは好感です。
1勝馬ですが持ち時計からも当然注目が集まりますし、調教も好内容でしたから心配は少ないと思われます。馬場が渋ったときが不明ですが1週前に長めに乗ったのも、この点から吉と出ると思われ、3位評価は与えたい馬です。
スプリングステークス2021調教診断・おわりに
毎度有料化を検討しつつ公開中の当コラムでしたが、パドックロード会員様向けにもう1レース公開しています。GⅡ阪神大賞典を現在公開中ですから、ご登録された方は診断をぜひ改めてご確認下さい。
先週のGⅢ中山牝馬ステークスでは1位に選出した、ランブリングアレーが見事7番人気で優勝を果たしました。馬体面も見て判断できることがはしくれの強みでありますし、この点を更に活かしてこれからも取り組んでいきたいと思います。
それでは今週の重賞戦もあなたに幸運がありますように。パドックロードも頑張りますのでよろしくお願い申し上げます。