紅一点。
阪神ジュベナイルフィリーズに出て
13着と大敗したものの
牡馬に混じってオープンを勝利し
巻き返してきたウインアグライア。
あいにくの降雨とはなりましたが
重馬場の中を内目で粘った
存在感あるレース振りからは
「光の女神」を感じられました。
軽量を活かす競馬内容も
光った今回の一戦ですが
若駒ステークス2021結果を
早速振り返って参りましょう。
<若駒ステークス2021結果>
優勝馬・・・ウインアグライア
2着馬・・・ヴァリアメンテ
3着馬・・・グロリアムンディ
<若駒ステークス2021予想・印&買い目>
本命◎・・・グロリアムンディ
対抗○・・・タイセイドリーマー
単穴▲・・・ヴァリアメンテ
買い目・・・3連単&3連複◎→○→▲各100円、馬連&ワイド◎流し各100円、計600円。
(予想結果=的中:ワイド270円・トリガミ)
勝ちタイム=2分3秒8(雨・重)
前半1000m通過=61秒5
ペース=ハイペース(0秒8差)
勝ち馬上がり3F=37秒4(2位)
レース上がり3F=37秒6
クッション値(当日午前7時)=10,4(やや硬め)
☆レース後のまとめ
・はしくれの感想:降り続ける雨に重馬場になり、ペースが意外と早くなったが、予想としては晴れ雨兼用だったので馬場は気にしていなかった。タイセイドリーマーが逃げを打たず、より緩い流れが予想されたが、ジャスパードリームが前に出たのでレースは坦々としたものだった。インで脚を溜めて4コーナーで膨れず出したウインアグライアは、和田騎手の好騎乗も光った一戦だったと思われる。重馬場でもまだインがそこそこ生きているのを突いた良い走りだった
・走破タイム2分3秒8は過去10年で9番目の時計で、重馬場の2012年2分5秒3よりも速い時計。例年の京都開催時よりも荒れ馬場ではなかったと思われる
・上位3頭の4コーナー通過順は3→7→3番手(7頭立て)
☆はしくれ個人配信「パドックロード」の結果
☆1着→○2着→◎3着→▲4着で
4着以内制圧です。
以下馬体診断を実施致します。
まず優勝馬ウインアグライアです。
同馬は牝馬ながら好馬体で
スカッとした馬体にありましたが
この絞れた感じが重馬場では
最大限に生かされていました。
和田雄二調教師は若駒を
キッチリつくってくる調教師で
細化せずにツヤもきれいに光り
歩様も小気味よく好感でした。
464kgあるのも
牝馬としては十分な馬格で
比較でも見劣りしない馬体で
上位評価にできる仕上げでした。
踏み込みはそんなに深くないので
ぴっちりした絞れた馬体からも
今回のように前目で運べる
展開は理想的だと思います。
2着馬はヴァリアメンテです。
同馬はいかにも中京に向いた
腹袋が張り出した体型で
それでいて太め感はゼロなので
重馬場でも上がり最速でした。
この馬場を考慮する上で特に
本命と迷って対抗ですが
無駄肉の無さで言えば本命に
据えても良かったのだと思います。
こういうタイプは小回りも上手く
坂のあるコースも得意ですから
中京だけでなく中山なども
得意にできるタイプだと言えます。
急坂は馬体が浮きやすいので
重心を低く保てる馬体が
この腹袋だと思いますので
改めてお伝えしておきましょう。
3着馬はグロリアムンディです。
同馬は今回本命視しての
3着というまずまずの結果で
そのボリューム感ある馬体から
ジリジリと伸びてきた最後でした。
ヴァリアメンテより馬体の面では
やや太く感じるところでしたが
同馬は何よりも将来性を
たっぷり感じさせる逸材です。
バランスも良く筋肉も豊富で
厚みのある好みの馬体ですし
皮膚も薄くツヤもフワフワなので
十分柔軟性を感じます。
表情も賢さを感じますし
毎度あと少し太目にあるので
これを絞って出走してきたら
強い勝ち方をしてくれるでしょう。
ということで・・・
オープン特別で7頭立てと
少頭数のレースであるものの
パドックでは上位独占ですし
お役に立てていれば幸いです。
またこの後の中京メインでは
本命◎が2着入線(8番人気)で
単穴▲が3着(11番人気)に入線して
ワイド4860円の好配当の使者になりました。
はしくれの予想に偽りはなく
穴でも人気でも構いませんし
とにかく仕上がりが良いと思える
馬をパドックで見極めています。
パドックロードの会員様には
少しでも良い情報を届けて
相馬眼という予想の力を
手にしていただきたいと思います。
それでは今回もご覧くださり
誠にありがとうございました。
どうぞこれからも「はしくれの予想」を
よろしくお願い申し上げます。
*GⅢフェアリーS、愛知杯、京成杯ワンツー選出。若駒Sは上位制圧。
*その、はしくれの相馬眼の秘密は―