障害レースのパドックの見方

 

障害戦。

 

障害戦と言えば近年では

オジュウチョウサンが人気を集めて

これまで以上にその存在が

注目されているレースです。

 

障害を飛越する巧拙から

長距離を走りきるスタミナまで

スピードだけでは語り切れない

タフさが要求される舞台です。

 

そしてこれまでも述べてきた通り

馬体にも違いが現れますが

その見方についてはこれまで

詳しく伝えてはきませんでした。

 

そこで今回は平地とは違う

障害レース向きの馬について

どのような考え方があるかを

伝えて参りたいと思います。

 

☆結論から申しますと

 

まず結論から申し上げますと

基本的に平地と変わりありません。

 

「さっき違いがあると言ったじゃん!」

と仰る気持ちもよく分かりますが

「極意」の部分では馬の見方が

特別違うわけではありません。

 

はしくれは以前から

パドックの見方、お教えします!

で極意を伝えていますが

その極意である4項目には

特段違いはないのです。

 

ただこれを踏まえて障害戦は

スタミナが要求される舞台で

基本的には長距離戦なので

絞れた馬体が重要なのです。

 

 

☆オジュウチョウサンはむしろ例外

 

今をときめく障害スターの

オジュウチョウサンではありますが

同馬の作りはややふっくらしていて

障害界では稀な仕上げです。

 

平地でも結果が出せるくらいの

スピードを感じる仕上がりですし

事実はしくれも平地挑戦の

南部特別では本命を打ちました。

 

 

この記事を書いているのが現在

2020年8月ですから

既に2年前のことになりますが

嘘偽りない結果です(◎1着)。

オジュウチョウサン―馬体の殿堂(8)

 

このオジュウチョウサンがこの頃になると

有馬記念に参戦表明し

結果は9着ではありましたが

堂々と走り抜いて見せました。

 

つまりは例外的な強さには

例外的な仕上がりが顕著

同馬は今もなお記録を伸ばし

連戦連勝を飾っています。

 

☆障害は平地の母

 

はしくれの相馬眼は元々は

障害レースから始まっていて

それがこれまでも述べた通りに

妻の的中が引き金でした。

パドックを極める

 

障害戦で的中したことが

相馬眼が使える証しとなり

そこから平地でも使えるように

骨子を抜き取りにかかりました。

 

つまりははしくれの相馬眼には

障害の「血」が流れているわけで

このようなスタートは相馬師でも

稀な部類に入ると思います。

 

ですがそのおかげで平地を走る

馬との共通点を見つけ出せ

パドックの見方、お教えします!

を公開する筋道に至ったのです。

 

☆平地とは違うこと

 

ただレースの質が平地戦とは

明らかに違う障害ですから

その違いが馬体にも現れて

相馬にも影響を与えます。

 

先ほどの極意を踏まえた上で

障害戦で大事にすることは

絞れたお腹周りと全体の

引き締まった馬体が特に大事です。

 

飛越する時に重要なことは

ジャンプ力やパワーというよりも

そうした激しい運動によって

スタミナを消費していくことです。

 

これははしくれの持論なのですが

飛越はパワーよりもセンスですし

レースを制するのは結果的に

スタミナのある馬が多いです。

 

ですからオジュウチョウサンのつくりは

かなり例外的な仕上げですが

(スピード重点の仕上がりのため)

現時点では引き締まって見える

つくりが基本と見て良いでしょう。

 

☆障害戦だから起こり得ること

 

障害戦のパドックの見方が

平地と変わらないということは

これまで述べてきた通りですが

実はここだけの利点があります。

 

それが平地のレースとは違って

障害戦は番組が少なく

出走を決めたほとんどの馬は

仕上がりが良いことが多いのです。

 

使えるレースが少しだけならば

どの陣営も仕上げて出しますし

そうして全体的な仕上がりが

ハイレベルになることが多いです。

 

そのため平地よりは少なくても

飛越によるリスクがあるとしても

相馬眼を磨く上では決して

軽視できない一戦となります。

 

仕上げのレベルが高いレースでは

お手本となる馬が多く見られ

より良い結果が出せる仕上がりを

学ぶことが可能になるからです。

 

(フォイヤーヴェルク:グリーンチャンネルwebより)

 

☆実際の配信結果

 

それでは実際に予想配信した

新潟ジャンプステークスの結果です。

 

 

◎1着→〇2着→▲3着→☆6着となり

本線パーフェクト的中となりました。

 

これを受けて障害の見方には

あまり触れてきていないなと思い

今回のコラムを書き出すことを

思い至った次第です。

 

これもいつも述べてきたことですが

実績を挙げられる理論なので

どうぞご安心の上で極意を

ご覧いただきたいと思います。

 

また障害特有の競馬では

スタミナが要求されてきますが

この理論の詳細については

「シークレットオブパドック」

に記しています。

 

先行者利益を確保するため

ここでは詳細を語れませんが

「スタミナ」の概念やその馬体の

見方をふんだんに記しています。

 

何から何まではしくれ自身が

手がけたパドックのための本で

馬券術や取り組みの姿勢など

役に立つ機会もあることでしょう。

 

ということで今回は障害馬の

馬体の見方を伝えましたが

障害馬も平地の馬にしても

極意の部分に変わりはありません。

 

基本を身につけて種類の違う

レースで相馬眼を鍛えながら

どんなレースでも競馬を楽しく

観戦できるよう祈ります。

 

パドックの道は果てしないですが

当ブログがあなたのお役に立ち

長く競馬を楽しむきっかけに

なればこれ以上ない幸いです。

 

*はしくれのパドックの見方は

パドックの見方、お教えします!

更に学びたいあなたのために―

「シークレットオブパドック」




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