快勝。
1番人気に推されていた
3戦3勝のコントレイルが
最優秀2歳馬の貫禄を
見せつけた皐月賞2020。
中112日という間隔も
皐月賞史上最長ローテで
前哨戦を使わずにもぎ取った
強い内容の一冠目でした。
鞍上の福永祐一騎手も
親子制覇を達成しましたが
そんな一戦をまずは予想から
振り返りたいと思います。
<皐月賞2020結果>
優勝馬・・・コントレイル
2着馬・・・サリオス
3着馬・・・ガロアクリーク
<皐月賞2020予想・印&買い目>
本命◎・・・サトノフラッグ
対抗〇・・・コントレイル
単穴▲・・・ヴェルトライゼンデ
買い目・・・単勝◎300円、馬連ボックス各100円、計600円。
(予想結果=不的中)
勝ちタイム=2分00秒7(晴れ・稍重)
前半1000m通過=59秒8
ペース=ハイペース(1秒1差)
勝ち馬上がり3F=34秒9(最速)
レース上がり3F=35秒8
☆レース後のまとめ
・優勝馬コントレイルは4戦全勝GⅠ2勝目(全1番人気)
・コントレイルの前走ホープフルステークスからの間隔は中112日、昨年サートゥルナーリアの記録した106日を6日更新(中間は大山ヒルズにて調整)
・最優秀2歳馬の優勝は7年振り7頭目(ロゴタイプ以来)
・前日の不良馬場から稍重馬場に回復。前日15時ごろから雨が上がり、当日は晴天。
・前日不良馬場の開催もあり、芝の内側は傷みが見られるも、荒れ方はそんなにひどくなかった。
・福永騎手は皐月賞初制覇で史上11人目のクラシック完全制覇達成。「2コーナーでは後ろで焦った」とコメント
・福永騎手は父・洋一騎手(43年前)との皐月賞親子制覇達成。史上2組目の記録で、1組目は武豊・邦彦親子
・コントレイルの矢作調教師は皐月賞初制覇。氏のクラシック制覇は2012年ディープブリランテで制した日本ダービー以来8年振り
・上位3頭の4角通過順は7→4→9番手
☆はしくれ個人配信「パドックロード」の結果
◎1着→▲2着→〇5着→☆8着でした。
以下馬体診断を実施します。
まず優勝馬コントレイルです。
同馬は一目で本命に決まり
その美しさに心打たれましたが
ツヤもふわふわでしなやかさがあり
無駄なく絞れた好馬体でした。
休み明けを感じさせない仕上げで
四肢も真っすぐ伸ばしていましたし
理想的なバランスをしており
トモの真ん中も張っていました。
更に馬体全体が成長し
体重の増加は見られなくても
胴がやや伸びた印象もあり
十分なスタミナを感じられました。
もたれる面が解消されたとの
陣営のコメントもありましたが
レースでの落ち着きも秀逸で
GⅠを勝つに相応しい馬体です。
次走はダービーになるでしょうが
距離に不安は感じられませんし
ここから更に上昇できるのか
非常に注目しています。
2着馬はサリオスです。
同馬を最初に見た印象としては
「なんちゅう馬!」
という感想でしたが
それほど筋肉がムキムキに膨らみ
充実した仕上がりにありました。
これだけ鋼のような筋肉で
536kgの馬格もあり
並みの調教師なら持て余して
距離を持たせられないところです。
それが堀調教師の手腕と
ノーザンファームの調整の手腕で
驚くべきことにマイラーから
中距離が持つように仕上げてきました。
元々腹袋があるタイプで
ややボテっと見せるタイプでしたが
それが完全にすっきりしており
まず無印にはできませんでした。
稍重もやれると感じましたし
距離不安もない仕上がりにあり
ダービーでもどのように仕上げてくるか
ワクワクしてしまう逸材です。
3着馬はガロアクリークです。
同馬は前走時も悩みながら
印を打てなかった馬でしたが
今回も仕上がりはハイレベルで
選び切れず残念な気持ちです。
皮膚も薄くふわふわしており
前走時よりも今回がピークで
絞れた切れ長な胴体から
いかにもという切れ味を見せました。
馬体重よりもややコンパクトな
仕上がりに見えるまとまりがあり
とにかくツヤが理想的ですから
ここも判断のポイントになるでしょう。
ヒューイットソン騎手は前走後に
「距離はギリギリ」
とコメントしていましたが
今回を見ると同騎手は敢えて
そう言ったのではないかとも感じます。
大外を回して伸びてきましたし
前の2頭が強かったですから
この馬としては100%の
走りができていたと思います。
それから・・・
今回は5着となりましたが
ブログ予想本命◎のサトノフラッグです。
同馬もかなり良い仕上がりでしたが
前走時よりやや絞り足りないのと
ツヤが少し落ち着いたことから
2番手評価と致しました。
バランスが良く柔軟性があり
素質の高さに疑いありませんが
コントレイルの無駄のない馬体と
比較するとやはりもう一歩でした。
縦の比較は横の比較の上で
やるべきことではあるのですが
前走時の落差から言っても
本命視はできないかと思いました。
それでもこのメンバーの中にあっても
見劣りしない馬格がありますし
筋肉が非常に柔らかいので
スピードにも対応できるはずです。
日本ダービーの距離も問題には
しない馬体だと思いますから
直線で無理しなかったのも含め
次走に期待しています。
ということで・・・
素晴らしい馬ばかりのパドックで
目移りするような一戦でしたが
それでも垢抜けて良く見せる
コントレイルは新時代の馬体です。
何分大柄とも言えませんし
重たい馬場も得意そうですから
いずれ欧州の舞台に立つ日も
来るのではないかと思います。
そうなったらとても嬉しいですし
父の血も背中を押してくれるでしょう。
世代のみならず日本の競馬を
前進させてくれそうな馬体です。
皐月賞で第一冠が終わり
来週からは東京開催ですが
はしくれもこの花形開催で
結果を残せるよう努めます。
また今回のような渋った馬場でも
モニター観戦でも結果の出ている
はしくれの相馬眼の秘密は
に記しました。
こちらもぜひご覧いただきたいですし
更に自身を高めて参りますので
当ブログ予想も含め引き続き
どうぞよろしくお願い申し上げます。
*大阪杯&桜花賞&中山GJ&皐月賞馬券圏内2頭選出。4頭厳選
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