パドック大好き

 

パドック大好き。

 

ということがあまりにも当たり前過ぎて

パドックの記事を沢山書きながらも

このことを書き漏らしていたはしくれ。

 

バイト先の後輩に質問された

「競馬の何が好きなんですか?」

の言葉に

突然はっとさせられて今回

この記事を書くことに致しました。

 

競馬の中でもはしくれは特に

パドックが大好きで仕方ないですが

何故そんなにパドックが好きと

感じられているのでしょうか?

 

今日はそんな素朴な疑問から

はしくれが大好きなパドックについて

ここでしか得られない競馬の魅力を

伝えて参りたいと思います。

 

 

☆競走馬の美しさ

 

まず最初に挙げたいことと言えば

競走馬の持つ美しさがあります。

 

はしくれは競走馬を見るたび

うっとりするほどときめきますが

特にこれを感じられる瞬間が

その日最初のパドックです。

 

一週間色々なことが起こって

競馬場のパドックにたどり着くとき

今日は結果が出せるだろうかと

時々不安になることもあります。

 

ただその日最初のパドックが始まり

美しい競走馬を目にしたとたん

一瞬でそれらの杞憂がどこかへ

吹き飛んでしまうのです。

 

競走馬の持つフォルムの美しさ

毛づやや歩様から受ける優美さ

黒々と澄んだ瞳の深さなどに

心奪われてしまいます。

 

詩人の谷川俊太郎氏は

「絶句したときの身の充実」

を説きましたが

その日最初のパドックに臨む

はしくれはまさにそういう気分です。

 

そこで何もかもリセットされて

新しく一日を始められる。

はしくれは何と言ってもこれが

一番大好きな瞬間です。

 

競馬をはじめたての頃の自分には

想像できない感覚と言えますが

ずっとこの場所で馬を見ることを

これからも楽しみにしています。

 

 

☆様々な会話とドラマのある場所

 

二つ目の理由はファンの会話です。

 

パドックってどんなところ?

でも述べたことがいくつかありましたが

この場所はレースが始まる直前の

ファンの肉声が聞こえます。

 

当ブログをはじめメディアに載るものは

整頓された言葉たちになりますが

現場の声というものは瑞々しく

そこでしか得られないものがあります。

 

どの人が今日は来ていないなとか

あの人が選ぶ馬は良く来ているなとか

この人はヤジばかりで嫌だなとか

色々な経験をしてきました。

 

良いことばかりではないにしても

同じように競馬に臨む人たちと

時々「あの馬はすごい馬だ!」と

一つになれる瞬間が味わえます。

 

こういう感動の共感というのは

とても清々しい体験ですし

その馬がきっちりと勝ったときには

より嬉しい気持ちに浸れます。

 

また同じ馬を見ているというのに

違う視線が交差していることや

実際に馬券ではライバルとなる

予想家たちの熱を直に感じられます。

 

負けてられないと気持ちを引き締めたり

当てていて凄いなあと思ったり

予想家として自分を高められる

一番自分と向き合える場所です。

 

 

☆馬の匂い

 

はしくれはプロの予想家ですが

馬の飼育をしたことはありません。

馬はおろか犬や猫でさえも一度も

飼ったことがない人間です。

 

そんな人間にとってパドックは

動物の匂いのする珍しい場所で

最近では馬糞の匂いを嗅いでも

はあ~・・・いい匂い・・・などと感じます。

 

土をいじると体に良いという話は

よく聞く話ではありますが

この匂いを嗅ぐこともはしくれには

何かとても良いことに感じます。

 

目の前を過ぎる馬を見る度に

自分と同じものを感じますが

こういう一体感は日常を

解き放てる稀な時間です。

 

パドックの周回が終わるとすぐ

馬糞は片付けられてしまいますが

この匂いもパドックでは必要だと

個人的には感じます。

 

それと同時にいつもパドックをきれいに

保って下さる清掃員の方に

心よりの感謝の気持ちをここで

表したいと思います。

 

 

☆人気(ひとけ)がなくなったところも好き

 

ビッグレース当日の混雑などは

当たり前の事ではありますが

はしくれはこの嵐の状態が

去ったあとのパドックがまた好きです。

 

さっきまであれほど熱っぽかった

現場の空気は一転してしまい

ぽっかりと馬たちの去った空間が

脱力するように佇(たたず)んでいます。

 

このぽっかりと急に広くなった

パドック周辺の気配が好きで

しばらくこの光景をぼんやりと

見つめている静かな時間が好きです。

 

時にはそのまま立ち尽くしたりして

背中で実況を聞いたりもしますし

何とも言えない「夢のあと」感が

スタンドと違う風情があります。

 

こんなに短時間でわっと混雑して

ざっと人がいなくなる場所も稀で

ただ流れに乗って行き来するだけでは

もったいないと思ったりしています・・・。

 

 

☆5感を揺さぶる場所。

 

真の成功するビジネスとは

「顧客満足ではない」

と言われます。

 

もちろん顧客満足度が高い

ビジネスは素晴らしいものと言えますが

真に成功するビジネスとは

「顧客感動」

を生み出すというのです。

 

この話は以前はしくれが目にした

ビジネス書に書いてあったものですが

いつでもパドックを訪れるたび

この言葉を実感しています。

 

そうしてパドック予想をしながら

配信が終わり一息つけると

少しでもファンの方々が的中で

感動を得られるように願います。

 

そういう下地はこのパドックには

十分過ぎるほど詰まっていますし

これをパックして届けられないかと

思いながら過ごしている日々です。

 

美しい馬を見てファンの声を聞き

熱にあてられつつ匂いを感じる・・・

そうして予想を咀嚼しながら

この場所にまた立ちたいと思います。

 

 

☆あなたの場所は

 

5感を揺さぶる場所はあなたにとって

どんな場所が思い浮かぶことでしょう。

それらはきっとあなたにとって非常に

大切な場所であると思います。

 

はしくれにとってまさにパドックは

そういう場所になっているのです。

 

楽しいこともつらいことも同じく

与え続けてくれるパドックですが

あなたにとってももしかしたらそんな

場所のひとつかもしれません。

 

競走馬と時代の変化を見守り

感じることができるこの場所から

この感動を少しでもご覧下さる

あなたへ届けたいと思います。

 

はしくれにとってはおそらく最も

神聖な場所のひとつであるパドック。

 

この場所で出会う感動があなたにも

どうか届きますように―

 

*はしくれの個人配信

パドック速報・はしくれの「パドックロード」開幕!

 

投稿者: はしくれ

現役のプロ競馬ライターです。パドックが一番得意で、JRA全場を踏破。地方・中央問わず競馬が大好きで、ブログを通じて収支改善のお手伝いをしたいと思います。

「パドック大好き」への2件のフィードバック

  1. 春の東京開催では、はしくれさんに憧れて「生パドック」デビューが果たせました。
    1R目(未勝利戦)にパドックを訪れたとき、位置取りや角度もあってか「馬は意外と小さい?」と思いました。しかし、午後、それもメインレースになるにつれて、明らかに馬体(そして美しさ!)が変わっていきました。「これが競走馬か!」と。

    気づけば東京開催が終わり、今週から当分の間は、映像パドックになります。
    (しかも、的中した覚えがほとんどない、福島や中京でのレースです…。)

    それでも、この春の経験が少しでも生かせればいいなと期待を込めて、明日の開幕を迎えたいと思います(^^)

    1. ジェイさん、ありがとうございます(^^)!

      良いですね~、新しい挑戦!
      とても初々しいジェイさんの期待をしっかりと感じ取れました。
      初日にクラスによって馬が大きくなることを感じられたのですから、
      十分な収穫を得られたのではとはしくれは思います。

      特に初期の経験は強烈ですから大事にしていただきたいですし、
      勝ち負けに関係なく相馬眼の上達には場数がどうしても必要です。
      それを踏んでらっしゃるのですからあとは時間の問題ですね(^^)

      そしてそして今週からは、そうです、モニターの期間が来ました。
      生パドックをご覧になったジェイさんがどの競馬場に馴染むのか?
      これははしくれにとってもとても興味深い話題になるところです。
      ぜひどんな感想をお持ちになったか、お聞かせ願いたいと思います。

      またぜひコメントをいただければ幸いです。
      お互い頑張りましょう☆

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