雨。
曇天ながら降り止んでいた
金曜日からの雨でしたが
メインレースを前に降りはじめて
稍重馬場へと変わった今回。
馬場状態は予想していた通りの
馬場になった一戦でしたが
レース展開がまるで想像と違う
内容になった一戦でした。
レース上がりが32秒9となる
超スローペースになりましたが
レイエンダが中から抜ける走りで
後続を見事振り切って優勝。
ルメール騎手も復帰してから初となる
重賞制覇を果たしましたが
その走りを振り返る前にまずは
予想から振り返って参りましょう。
<エプソムカップ2019予想・印&買い目>
本命◎・・・ダノンキングダム
対抗〇・・・カラビナ
単穴▲・・・ミッキースワロー
買い目・・・◎単勝&複勝各100円、ワイドボックス各100円、計500円。
それでは結果です。
<エプソムカップ2019結果>
優勝馬・・・レイエンダ
2着馬・・・サラキア
3着馬・・・ソーグリッタリング
(◎12着、〇9着、▲10着)
はしくれ・・・外れです!
予想を参考にして下さった皆様、誠に申し訳ございませんでした(><;)
はしくれの本命◎ダノンキングダムは12着。
外目を抑えて競馬をしましたが
最後伸びることができませんでした。
例年外差しが決まることに加え
明確な逃げ馬が存在せず
それだけに有利に運べるのではと
睨んだ今回の一戦でしたが・・・
ここからは早速レースを
振り返りたいと思います。
それではまずスタートですが・・・
5番のアップクォークが1頭
出遅れてしまいます。
その他の各馬はスタートを決めて
ポジション争いへと移りました。
序盤の展開は何が行くのか
注目されたところでしたが
驚いたことに差し脚鋭い
サラキアが先頭に立ちました。
逃げる可能性が最も高いと
思われたダノンキングダムが控えて
行くに行けない各馬も凝縮して
道中を進んでいきました。
前半の半マイル通過タイムは
51秒3の時計でしたが
これは前後半差6秒差もある
超スローペースになりました。
4コーナーを回りまだ先頭の
サラキアにも手応えがありましたが
その外にぴったりとつけていた
レイエンダは余裕たっぷりでした。
直線に入りダノンキングダムが
後退するのとは対照的に
抜け出しを図る先行した2頭が
併せながら後続を離します。
これを目がけて1番人気の
ソーグリッタリングも追い上げますが
最後はサラキアを振り切るように
レイエンダ(矢印)が外から伸びを見せて・・・
念願の重賞制覇をついに
雨中の稍重馬場の中で達成。
取り消しになったソウルスターリングの
分まで厩舎を活気づけました。
「今回は良い枠が引けたから」と
藤沢調教師も述べていましたが
展開も含め見事に捌いた
ルメール騎手の手腕も光りました。
返す返すも競馬予想というのは
簡単ではないところですが
スローペースが予想できたとしても
結果を読み切ることは至難でした。
また一からやり直して上昇に
努めたいと思います。
それではここからは当ブログ名物
馬体診断に参りましょう。
パドック速報パドックロードの印は
以下の通りとなりました。
◎3着→〇6着→▲7着→☆12着でした。
それでは早速馬体診断を
行って参りましょう。
まず優勝馬レイエンダです。
同馬は前走時と比べて一目で
上昇していることが分かりましたが
今回のパドックで指名することは
残念ながらかないませんでした。
その最大の理由は全ての馬が
良い状態にあったことにあり
選別が非常に難しく
頭を悩まされるところでした。
重賞ですから素晴らしいメンバーで
目移りしてしまうのも当然ですが
楽しい時間であるとはいえ
選び切るまでは至りませんでした。
休み明けの前走から中2週で
幅が出てバランスも非常に良くなり
雨でもツヤが冴えていることが
はっきりと確認できました。
±0の馬体重でありながら
別馬の仕上がりになるあたりが
藤沢マジックの真骨頂と
言える今回の仕上がりでした。
肩とトモの張りが格段に良くなり
ゲソっとした感じも消えていました。
休み明けで叩かれて上昇を
果たした素晴らしい優勝でした。
2着馬はサラキアです。
この馬はいつ見てもトモのボリュームが
素晴らしい馬体の持ち主ですが
全体的にも幅が増してきており
成長を感じられる仕上がりでした。
ふっくらとして距離がマイルならば
選出も有り得た一頭でしたが
僅かな距離の違いが稍重馬場で
どう出るのかなと疑問でした。
結果的に超スローペースになって
展開面の恩恵も受けましたが
切れ味があることが直線では
十分に役立っていたと思います。
やや前傾姿勢なフォルム自体は
以前と変わりありませんが
のめりやすい馬場でもこなせていましたし
これからも活躍に期待です。
最後3着馬はソーグリッタリングです。
同馬は一周目から特に目を引く
好馬体を披露してくれましたが
絞れた無駄のない腹回りと
浮き出た筋肉が印象的でした。
肩とトモにバランスよくついている
良質な筋肉は張りがあり
パンパンに張ることでふわふわのツヤが
雨を弾いて光っていました。
画像の通り外目を周回しており
雨でも気持ちよさそうに歩いていて
精神面でも落ち着きがあって
好状態だと思いました。
レースでは何分スローペースで
前に行かなければ届かない展開を
外から着実に差を詰めており
十分に頑張ってくれたと思います。
優勝したレイエンダが上がり最速
32秒7を記録していますから
コンマ1秒差の末脚を使った
この馬も褒めてあげたいところです。
ということで・・・
当ブログ予想は全く振るわず
惨敗に終わってしまいましたが
パドックではからくも本命馬が
3着に入線してくれました。
データ予想でもパドック予想でも
難解な一戦になりましたが
こういうレースに挑戦することには
楽しみを覚えるところです。
結果は受け止めねばなりませんが
上昇する余地はまだまだあります。
もっとご覧下さる皆様に
楽しみを届けられればと思います。
今回は敗戦となりましたが
来週もまた頑張りますので
どうぞこれからも当ブログを
よろしくお願い申し上げます。
馬場もペースも、僕にとっては”新感覚”で、興味深いレースになりました。
レイエンダ自身の力はもちろんあったと思いますが、ルメール騎手の位置取りや抜け出すタイミングが完璧すぎて、悔しさを感じる暇すらありませんでした!(笑)
当日は現地へ行けなかったので、テレビ観戦となりました。そこで解説の方がさらっと、「柔らかくなった馬場もレイエンダにとってはプラス」と一言おっしゃっていたのですが、その根拠を聞くことができなかったので、いまだに謎めいております…。
発走後、まさかサラキアが逃げるとは思いませんでしたが、超がつくほどの(?)スローペースを自分から作っての2着。出遅れがちだったサラキアを、初騎乗にして乗りこなした丸山ジョッキー。すごいと思いました!
思えば前週の新馬戦では、サリオスがアブソルティスモに勝ったわけですが、エプソムカップではレイエンダがサラキアに勝ちました。馬同士、何かを感じたのかもしれません。
さて今週末は、僕にとってはこれまた初めての「函館レース」が開催されます。少し調べてみると、どうやら芝の種類や状態が、東京や阪神のそれとは違うようで? また調教場所も普段のようにはいかないそうで、あまりにも未知すぎる世界が僕を待っています。
当日は2つの重賞があって、予想が忙しくなりそうですが、楽しみたいと思います(^^)
ジェイさん、ありがとうございます。
確かに柔らかくなった馬場がレイエンダにプラスと言い切れる根拠は謎ですね(^^;)
北海道での実績から力の要る馬場も合っているということかもしれませんが
このところの北海道の馬場は昔ほど洋芝適性が問われなくなってきています。
タイムも速くて出走馬の質も上がっているのでレベルも高く、
このあたりの変化を加味して予想することが必要になります。
新馬や2歳戦こそパドックの出番ですし燃えるシーズンですね。
またサラキアの丸山騎手は驚くような結果を出しましたね。
先行に味がある騎手ですが本当に面食らってしまいました。
はしくれも未知の結果がよく訪れて新しく学んでいます。
楽しく学んで着実に上達を果たしていきたいところですね(^^)
お互い頑張って予想しましょう☆