天皇賞春2019結果・優勝馬はフィエールマン

 

ステイヤー。

 

菊花賞で一冠を奪取した

明け4歳馬のフィエールマン

3か月振りのローテで優勝した

天皇賞春2019。

 

6戦4勝2着2回と

ほぼパーフェクトな成績の戴冠で

類まれな適性を示した

淀の3200mでした。

 

スタート後から折り合いがつけられ

道中緩んだところでも動かさず

勝負どころで前を飲み込む

ルメール騎手とのコンビが光りました。

 

最後グローリーヴェイズと併せて

大激戦となった今回でしたが

そんな一戦を振り返る前にまず

予想から回顧して参りましょう。

 

<天皇賞春2019予想・印&買い目>

本命◎・・・フィエールマン

対抗〇・・・エタリオウ

単穴▲・・・ユーキャンスマイル

特注☆・・・ロードヴァンドール

買い目・・・単勝◎100円、ワイド流し◎ー〇▲☆各100円、計400円。

 

それでは結果です。

 

<天皇賞春2019結果>

優勝馬・・・フィエールマン(◎)

2着馬・・・グローリーヴェイズ

3着馬・・・パフォーマプロミス

(〇4着、▲5着、☆12着)

払戻金・・・単勝280円。

 

はしくれ・・・的中です!

とはいえ、勝ち切るには及ばず・・・

申し訳ございませんでした。

 

当ブログを以前からご覧下さる

皆様にはご存知の通りですが

はしくれはガミりながら少しづつでも

回収するタイプの予想家です。

 

今年は当ブログ内で一度もまだ

トリガミがありませんでしたが

今年初のトリガミでこの一戦は

回収率70%でした。

 

全体の購入額を抑えて

良かったかなと振り返りつつも

単勝を200円買っておけばと

少々残念な気持ちもあります。

 

とはいえゼロにはならずに済みました

フィエールマンには感謝をしつつ

早速スタートからこのレースを

振り返りたいと思います。

 

それではまずスタートですが・・・

 

 

ほぼ揃った飛び出しになりました。

 

フィエールマンが少し後ろに下げ

序盤の攻防に移りましたが

ここからハナを主張したのが

内枠4番のヴォージュでした。

 

 

これにメイショウテッコンが並びかけ

外からはロードヴァンドールで

カフジプリンスとパフォーマプロミスが

並ぶように先団をつくります。

 

驚いたのは実況画面が引いて

エタリオウが映し出されたときで

差し馬とはいえ最後方から

間隔を開けて進んでいました。

 

 

前半1000mの通過タイムは

59秒8でしたが

ご覧のとおりエタリオウだけ一頭

離れて追走しています。

 

フィエールマンは中団の外を走り

ここから少し内に入れましたが

ルメール騎手が進路を取りながら

落ち着かせて進んでいきました。

 

 

レースが動いたのは道中緩んだ

向こう正面から800m地点で

矢印のフィエールマンの後ろに

エタリオウの姿も見えます。

 

またここから狙っていたかの動きで

グローリーヴェイズが外をまくりはじめ

フィエールマンとの熾烈な勝負に

戸崎騎手が持ち込みました。

 

 

勢いのついた4コーナーから

前出2頭が叩き合うと

離された3番手以下の馬は

ついていけなくなってしまいます。

 

実況アナも両頭の名を交互に

繰り返し叫ぶような激戦で

最後まで力一杯ゴールを

駆け抜けた戦いになりましたが・・・

 

 

最後は立ち回りの上手さを見せた

フィエールマンが振り切ってクビ差で優勝。

平成最後のGⅠ勝利に

同馬が選ばれた結果でした。

 

今回の天皇賞はスロー

前後半差が1秒5差あり

人気を分け合ったエタリオウには

さすがに厳しい展開となりました。

 

予想時に内枠は差し馬にとって

難しいかもと伝えましたが

デムーロ騎手の腕をもってしても

4着が精一杯となりました。

天皇賞春2019予想・本命はフィエールマン

 

これが菊花賞でフィエールマンに

差されていなかったら・・・と思うと

エタリオウとデムーロ騎手の作戦も

違うものになっていたことでしょう。

 

対してグローリーヴェイズに騎乗の

戸崎騎手は良い判断でしたし

「底力の差」で敗れたとはいえ

負けて強しの2着という結果でした。

 

3着にはパフォーマプロミスが入り

1→6→8番人気の結果で

3連単は49,110円の

小波乱となりました。

 

それではここからは当ブログ名物

馬体診断に参りましょう。

はしくれの速報パドックロード

印は以下の通りでした。

 

 

◎1着→▲5着→〇10着→☆11着でした。

 

それでは早速画像を交えて

馬体診断を行って参りましょう。

 

 

まず優勝馬フィエールマンです。

 

同馬は一目見て本命を決めたほど

充実した仕上がりでした。

張りのある馬体、ふわふわなツヤ

まとまりがあり伸びのある腹周り・・・

 

どれをとっても他馬より一段上の

ハイレベルな仕上がりでした。

 

本来ステイヤー体型とは

同馬のような馬を指す言葉であり

キタサンブラックなどの大型で

マッチョなタイプとは異なります。

 

前年のレインボーラインにしても

似たような長距離体型でしたが

画像があるのでこちらも参考に

比較して参りたいと思います。

 

まずフィエールマン

 

 

そしてレインボーライン

 

 

逆光なので比較をするには

難しいことは承知しておりますが

シルエットがかなりそっくりなことが

お分かりいただけると思います。

 

両馬を比較して思うのは

フィエールマンはより長距離体型で

お腹がすらっとしている点と

筋肉の柔らかさが特筆ものです。

 

少し華奢なようにも見えますが

筋肉も十分に張っていて

ディープインパクトをはじめ一流の

ステイヤーに通じるものがありました。

 

こういうタイプはロンシャンの馬場でも

それほど苦にしないと思いますし

ルメール騎手が凱旋門賞という

言葉を口にしたのも頷けます。

 

もし行くとすれば斤量差があるため

これに泣く可能性はありますが

期待の持てる一頭ではないかと

はしくれは思います。

 

 

そして2着馬はグローリーヴェイズです。

 

今回同馬は思うよりもずっと

良いレースを見せてくれましたが

体型としてはフィエールマンより

エタリオウに近いタイプです。

 

こちらも比較してみると分かりますが

長距離を得意にできるタイプです。

 

まずグローリーヴェイズ

 

 

そして今回のエタリオウ

 

 

毛色が黒いのでより似ていると

思える部分はあるのですが

どちらもフィエールマンより下腹が

大きく感じられるタイプです。

 

全体はやや詰まって見せており

これはこれで長距離が得意なタイプで

一見して違うタイプなので

どちらを上に取るかが問題です。

 

長距離が得意と一口に言っても

一つのタイプだけではありませんので

パドックを極めたなどとはおいそれと

言えるものではありません。

 

今回特別にお伝えしますが

フィエールマンタイプが現状上ですので

長距離戦で迷われたときには

思い出して下さると嬉しいです。

 

 

最後3着馬パフォーマプロミスです。

 

同馬は藤原調教師が非常に

大事に使ってきた馬であり

柔軟性ある薄い皮膚が特徴で

好印象を受ける馬です。

 

馬体がゴツゴツしてこないのは

天性のものもあるとは思いますが

出走回数よりもその馬に合う

ローテを組む厩舎によく見られます。

 

パドックでも気になる馬でしたが

フィエールマン以下がとにかく混戦で

選出には至りませんでしたが

総合力の高い仕上がりでした。

 

無駄のなさ、代謝の良さそうな皮膚。

3着したことを記憶しておきます。

 

ということで・・・

 

今回の天皇賞春2019は

フィエールマンの優勝となりましたが

希少なこのカテゴリーの王者が

向かう先はどのレースになるでしょうか。

 

中距離も問題ないタイプですから

宝塚記念でも楽しみですが

海外遠征が実現されれば

それもまた楽しみなところです。

 

父ディープインパクトが走った

ロンシャンへルメール騎手と渡るのか―

今後も目が離せない同馬の

活躍を祈りたいと思います。

 

またご覧下さるあなたにとって

当ブログがお役に立ちますよう

変わらず精進して参りますので

よろしくお願い申し上げます。

 

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