優勝馬エアウィンザー(牡・4歳)
2018年12月1日(土曜日)
11Rチャレンジカップ(GⅢ)
阪神芝2000m(晴れ・良)
走破タイム:1分58秒3(3馬身差)
馬体重:508kg(±0kg)
M.デムーロ騎手騎乗
中竹和也厩舎所属
社台ファーム生産
単勝2番人気(2.7倍)
パドックロード評価:◎
第10回の選出馬は
GⅢチャレンジカップを制し
充実の4連勝を達成した
エアウィンザーです。
骨太でありながら
非常にすっきりとしたラインで
抜群の好仕上がりを見せていた
この時のエアウィンザー。
GⅠ路線でも通用しそうな
発達した全身の筋肉と
鋼のように張り詰めた皮膚に
充実を感じさせてくれました。
父キングカメハメハも
母エアメサイアも好馬体でしたが
同馬は父のボリュームを継承し
母の柔軟性を受け継いでいます。
生産が社台ファームでもあり
より骨太で幅に優っていますが
脚元のバンテージを見ると
やや繊細な脚をしていそうです。
これまで同馬は7-5-1-1と
抜群の安定感で
一度の馬券圏外も重賞
共同通信杯のみでした。
その勝ち馬はダービー2着で
大阪杯馬のスワーヴリチャードであり
まだ馬体が完成していなかった
同馬には手強すぎる相手でした。
またこの画像は5月27日(2018年)の
むらさき賞時の馬体ですが
やはり幅があって美しいツヤがあり
好馬体を誇っていました。
実はこの時の同馬の仕上がりから
このコラムで紹介しかけましたが
まだ先に重賞が獲れたときにと
ここまで温存していました。
この画像のころはまだお腹周りに
余裕が感じられたこともあり
勝負仕上げはまだ先だろうと
いう判断もありました。
そして今回の仕上がりです。
う~ん・・・素晴らしいですね。
お腹周りがすっきり絞れて
且つトモの張りが半端ではありません。
全体が締まってくるとこういう
変化が馬体から察せられます。
これは圧勝もあり得るのでは
と思っていたパドックでしたが
案の定その走りには誰も
ついて行けませんでした。
それにしても直線に入って
M.デムーロ騎手はしごきましたが
同馬での初重賞制覇へ
高い意気込みを感じました。
そして今回挙げたいことが
管理する中竹和也調教師で
師の仕上げはきっちりする中にも
柔軟性を保っていることです。
かなり競走馬の理想形で
どの管理馬にも無理がないので
気性面でも落ち着いていて
パドックでもそれが目を引きました。
角居調教師が一時的に不在で
多くの管理馬を任されましたが
サートゥルナーリアでGⅠを勝つなど
素晴らしい実績を挙げました。
これから管理馬の質が上がれば
更に注目も高まるところで
益々目が離せない厩舎の
今後の活躍にも期待です。
そしてこのレースのはしくれの
パドックロードの印ですが・・・
◎1着→〇4着→▲6着→☆11着でした。
これは好仕上がりコメントが
必要だったなと思います。
このあたりきちんと経験を踏まえ
改良していきたいと思います。
バランスが良くて張りがあって
お腹が絞れていてツヤもあり
張り詰めた皮膚からは柔軟性と
ツヤの良さも感じられる好馬体。
まさに殿堂入りの馬体でした。
充実の4歳牡馬・エアウィンザー。
これから更に強敵と当たる
同馬の活躍が楽しみです。
*殿堂馬選出ルールは
馬体の殿堂―序章から
第9回選出馬は
第11回選出馬は
をご覧ください。
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