新星誕生。
予想時から期待の大きかった
パクスアメリカーナでしたが
今年最初の西の重賞
京都金杯を見事優勝。
1番人気に呼応するように
力強く外から伸びましたが
粘るマイスタイルを差し切っての
重賞初制覇となりました。
世代レベルが高い4歳で
ステルヴィオとは同期ですが
またしてもマイル路線を賑わす
注目株がここで出現。
その期待の走りを振り返りますが
まずは予想の結果発表からで
その後に今回のレースを詳しく
解説して参りましょう。
<京都金杯2019予想・印&買い目>
◎パクスアメリカーナ
〇サラキア
▲グァンチャーレ
買い目・・・単勝◎300円、ワイド流し各100円、計500円。
それでは結果です。
<京都金杯2019結果>
優勝馬・・・パクスアメリカーナ(◎)
2着馬・・・マイスタイル
3着馬・・・ミエノサクシード
(▲6着、〇7着)
払戻金・・・単勝220円×3=660円。
はしくれ・・・的中です!
応援して下さった皆様、誠にありがとうございました(*^^*)
はしくれの本命◎パクスアメリカーナが優勝。
それでは早速この一戦を
振り返って参りましょう。
まず、スタートですが・・・
かなりばらけたスタートになりました。
外からツーエムマイスターが飛び出し
マイスタイルが2番手につけ
パクスアメリカーナは3番手から
中団へと下がりました。
序盤の流れは思ったよりも
速い流れになりましたが
ツーエムマイスターの好スタートが
その流れを呼び込んだようでした。
前半の800m通過は
47秒5という時計で
全体としてはミドルペースで
レースが進んでいきました。
この時点ではしくれが予想していた
スローペースにならないばかりか
パクスアメリカーナ(矢印)も外を進んで
スタミナが問われる展開でした。
4コーナーを回ってからの直線
内の先行馬が下がりましたが
外の好位を進んでいた
マイスタイルが抜け出しを図ります。
余力もまだありそうな走りでしたし
外から併せたパクスアメリカーナも
一瞬間に合うかどうか心配な
脚勢に見えました。
ですが・・・
最後は馬体を併せて更に
加速したパクスアメリカーナが
きっちり3/4馬身差で
重賞初制覇を果たしました。
今回のレースを振り返ると
パクスアメリカーナは地力強化と
ペースの違いにも対応できる
センスの良さも見受けられました。
川田騎手も終始落ち着いていて
馬の力を信じていた感じで
馬場とペースも読み切れていた
素晴らしい騎乗でした。
因みに馬場はインより外目の
3分どころが伸びてくる馬場で
3着に入ったミエノサクシードも
ここを通って穴を開けました。
ミドルペースが読めたとしても
このポジショニングの妙は読み難く
それだけにパクスアメリカーナは
一段上の力を感じました。
それではここからは当ブログ名物
馬体診断に参りましょう。
まずは「パドックロード」の印から
ご覧いただきたいと思います。
▲1着→☆5着→◎6着→〇7着でした。
当ブログで選出した3頭が
パドックでもよく見えましたが
順列的にはパクスアメリカーナが
3番手の評価でした。
これはグァンチャーレの毛ヅヤの良さと
サラキアのバランスを重視したためで
この馬自身の見た目も少々
緩く見えたことにもよります。
前走のパクスアメリカーナは
それはもうパンパンに張っていて
まずこの馬で間違いないなと
思わせる充実ぶりでした。
今回はその頭があるため
気性面でも気になりましたし
どうなんだろう・・・というモヤモヤが
最後まで抜け切れませんでした。
ただやはりパドックは縦よりも
横の比較が重要ですし
筋肉量と柔軟性は一番
目立っていたと思います。
胴の詰まったマイラータイプですが
スタミナも見せた今回でしたし
やはりこの距離ではそうたやすく
崩れそうにありません。
これからも益々楽しみ広がる
若きスター候補の誕生でした。
そして2着馬のマイスタイルです。
同馬はこれまではお腹周りに
特徴がある馬でしたが
今回はそのクセのようなものが
抜けてシルエットがきれいになりました。
悪くない仕上がりに見えましたが
少しトモが小さい気がしたので
印を回すところまでは
もってこられませんでした。
今回は同馬は距離短縮で
2年振りのマイル戦でしたが
勝利経験があることからも
適性の高さを見せてくれました。
データを精査する段階で
気になる要素ではありましたが
スタミナの要る展開と合わせて
浮上したのも納得でした。
それから3着馬ミエノサクシードです。
同馬は画像で改めて見てみると
かなり仕上がっていたようですが
これを中継で見極めるのは
中々難しいところでした。
普段から仕上がりは良い方で
特別な感じは受けませんでしたが
この時期の牝馬としては毛ヅヤが
良かったと思います。
バランス面では相変わらず
前後の均整がしっかり取れており
+4kgの影響も特に
感じられませんでした。
柔軟な馬体の6歳牝馬で
衰えは感じられませんし
出遅れて追い込んだスタミナからも
まだまだ活躍できると思います。
ということで・・・
内から差そうとした各馬は
伸びあぐねる結果となりましたが
3分どころの馬場はよく伸びると
感じた京都金杯でした。
昨年は一昨年の秋雨で
傷んだ馬場が影響しましたが
今年は単純にクッションの利く
馬場だったように思います。
高速馬場には騎手側からも
様々な声が聞かれますので
このあたりの推移も見極めながら
予想して参りたいと思います。
昨年に引き続き今年も緒戦を
飾ることができましたが
当ブログはこれからも全力で
取り組んで参ります。
今年一年が皆様にとって
実り多き一年となりますように・・・☆
そして
2019年も皆様からの
温かなご声援を賜りますよう
「競馬で生活する僕は」を
よろしくお願い申し上げます。