レース傾向とペースの読み方

 

レース傾向。

 

データ予想を実践するとき

見るべき要素は多々ありますが

中でもレース傾向の把握は

とても大事な部分です。

 

脚質や枠順などに

特徴のあるレースもあれば

馬体重にローテーションなど

意外なものにあることもあります。

 

これらレース傾向というのは

予想の指針にもなりますし

それを読み解くことが的中を

引き寄せる鍵になります。

 

そこで今回は予想する際

どのように傾向と向き合うべきか

はしくれが実践している

方法を紹介しましょう。

 

☆過去5年の成績を見る

 

まず傾向を把握する際

どれくらい調べるかですが

馬場が悪くなければ大体

近5年までを調べます。

 

それというのも近年の馬場は

管理技術が優れているため

あまり過去の傾向になると

変化を加味しにくいからです。

 

ですので直近5年くらいが

丁度良いと思えるのですが

このときに使えるツールが

「過去5年の成績」欄です。

 

 

これですね。

 

このデータはレース名のある

特別戦に用意されていて

重賞でももちろん無料で

閲覧することができます。

 

スマホでは表示されませんが

パソコンならすぐ閲覧できるので

JRAの出馬表を開いて

下欄の一覧を確認しましょう。

 

☆先に頭に入れておくこと

 

そして過去5年分のデータを

一体どこから見ていくかですが

はしくれは一番古い

5年前から確認します。

 

順を追って段々と今に

至るという筋道を立て

動画もすぐに再生をせずに

「数字」をまずは確認します。

 

数字というのは

「ラップタイム」

「コーナー通過順」のことを指し

これらを読んでからじっくりと

レース動画を確認します。

 

この作業を習慣化すると

レースの理解が早まりますし

何より動画を見られなくても

予想を進める力がつきます。

 

ですのでまずはこの数字から

追いかけていくことにしましょう。

その読み方の注意点

以下に説明して参ります。

 

☆最初に解読すべき数字

 

それでは

最初に解読すべき数字

について見て参りましょう。

 

過去5年のデータを見る際

まず確認したいところが

「ハロンタイム」

と書かれたところの

数字を確認することです。

 

 

こちらの数字ですね。

 

これは

先頭の馬が1ハロン(200M)毎に

記録したタイムの羅列

このタイムを総称して

「ラップタイム」

と呼ばれています。

 

これを確認することによって

何が把握できるかというと

そのレース全体の流れ

「ペース」

を把握することができます。

 

これを把握することができれば

傾向を掴みやすくなりますが

計算が必要になるので

その式も説明します。

 

☆ペースの計算方法

 

①レース前半のラップを見る(60秒9)

②レース後半のラップを見る(59秒2)

③レース前後半のラップ差を計算する

前半60秒9-後半59秒2

1秒7差のスローペース。

 

これだけでOKです。

ペースは前半が速ければハイで

逆に前半が遅ければスローペース

このペースの違いによって

位置取りの優劣が分かれます。

 

このタイム差が全くないのを

ミドルペースと呼びますが

はしくれはコンマ5秒差くらいは

大体ミドルと捉えています。

 

このペースの違いがもたらす

重要な予想点があるので

そのことを以下の文章に

記したいと思います。

 

☆ペースによる位置取りの優劣

 

ペースによる位置取りの優劣は

「スローは前、ハイは後ろが有利」

というのが基本です。

 

前半が緩いスローペース

各馬余力が残りやすいため

前に行った馬がバテずに

先着しやすいという理論で

 

ハイペースは前が飛ばして

先行馬が疲れているので

後ろで脚を溜めていた馬が

逆転しやすいという理論です。

 

これは理論的に分かりやすく

当てはまることも多いのですが

実際に対象レースに

当てはまるか確認が必要です。

 

なぜなら

レースによっては基本が

違うこともありますので

安易にスローで前有利などと

決めつけることは避けましょう。

 

基本が通用するレースかの

見極めは特に重要で

予想の精度を高めるためにも

ペースと結果を照合しましょう。

 

☆真ん中のラップはどうするか

 

 

また

今回の例は真ん中に

ラップタイムが存在するため

前後半を分けるときに

どうするべきか

で悩みます。

 

そういうときの対処法

実はとっても簡単で

2で割って計算するか

ここだけ除くか

のどちらかです。

 

なぜなら

前後半の差が分かれば

問題はない

わけですので・・・

 

実際これを分けなかったから

予想が外れて悔んだという

経験は今のところ

はしくれにはありません。

 

ただ厳密にやりたい方は

調べてみるのも良いと思います。

予想を強固にするためには

そういう姿勢も必要ですので・・・。

 

☆仕掛けのタイミング

 

そしてこのラップを見ると

ある事に気がつくのですが

果たしてそれはなんでしょうか。

 

それは・・・

先に小見出しで述べてしまいましたが

仕掛けのタイミング

が分かることです。

 

レースが動いた瞬間というのは

流れが速くなるものなので

ラップタイムを見ると大体

それを知ることができます。

 

 

これを見ると残り5ハロン地点

つまりは1000mを切ったあたりから

それまでよりも急に流れが

速くなったことが分かります。

 

最後はタイムがかかって終わりを

迎えている状態になっていて

こういう内容だとスローでも

差し馬が強かったりするのですが・・・

 

 

勝ち馬は見事2番手からの

抜け出しを決めていました。

ではこのレースは一体何の

レースだったかと申しますと・・・

 

 

2018年に行われた

セントライト記念の結果でした。

 

このレースでは優勝馬が

2番手から抜け出しましたが

2~3着馬が差し馬な点も

見逃せないところです。

 

逃げ馬はバテてしまいましたし

差し馬不利とも言い切れません。

こうなると

優勝馬はかなりタフだった

と言えそうです。

 

こういう馬キャラも数字から

読み取ることができるわけで

まさに「数字は語る」

言うことができるわけです。

 

例はスローの前残りとも

言い難い一戦でしたが

例年そういうレースになるのか

5年間分は検証しましょう。

 

こうしてラップタイムやペースで

レース傾向を把握できたら

今度は動画で実際の各馬の

位置取りを確認します。

 

 

☆やっぱり動画!

 

以下は先ほどもアップした

コーナー通過順の画像ですが

太字はレースの隊列中の

勝ち馬の位置取り(馬番)

を表しています。

 

 

9番が離して逃げて

2番手に4番が追走し

以下11番と1番が

順に隊列を作って流れ・・・

それ以下は()でまとまりながら

各コーナーを進んだことが分かります。

 

これを見ると縦列に関しては

イメージができるのですが

馬場のどの辺を走っていたのか

横の広がりがイメージできません。

 

ですからやっぱり動画を見るのが

一番重要にはなりますが

数字を頭に入れてから見れば

より理解を深めることができます。

 

そろそろ仕掛けるはずだとか

坂では前がバテるのだとか・・・

どの辺りから差し馬が来るとか

知っておくことがポイントです。

 

こういう地道な検証をやって

5年間分も確認すれば

どういう傾向を持ったレースか

大体把握することができます。

 

☆掴みどころのないレースは

 

実際に直近5年のレースを

じっくり確認するとなると

それ相応の時間がかかることは

致し方ありません。

 

ですがこれだけやってみたのに

傾向の掴めないレースもあります。

そういう時は一体どうして

予想をすれば良いでしょうか。

 

こういう時にはしくれがいつも

使っている方法としては

目立った傾向がないレース

と捉えて前に進むことです。

 

こういうレースは実際にあり

予想に頭を悩ませますが

下手に固定概念を持つより

結果からデータを取るのが吉です。

 

はしくれはプロの予想家ですから

レースを選ぶことはできませんが

基本的にこういうレースは

見送るのが賢明です。

 

もちろん

外れても構わない

という姿勢ならそれも良いでしょうし

やるからには学びを得る

という姿勢なら良いでしょう。

 

また

はしくれはこういう時には

買い目を絞ることが多い

ですし

軸馬を立てない予想

臨むこともよくあります。

 

レースによって組み立てが変わるのも

競馬予想の醍醐味ですから

傾向が把握できないレースは

ステップアップに役立てましょう。

 

 

☆他に見るべき点

 

先にラップタイムやペースの

読み方を話しましたが

それとは別に

枠順の優劣

ローテの良し悪しも重要です。

 

コースや距離の適性と実績

ハンデや人気、得意騎手など

ひとつひとつ時間をかけて

じっくり探していきましょう。

 

そして

これらの傾向に合致する

出走馬を炙り出しましょう。

 

☆まとめ

 

それでは最後に今回見てきた

レース傾向とペースの読み方

についてまとめます。

 

①レース傾向を見る際は過去5年間分を見る

②JRAの出馬表の下、「過去5年の成績」を使う

③傾向の把握順序は5年前から前年へと進めていく

④まずは「ペース」と「位置取り」から傾向を把握する

⑤「ペース」は小見出し「☆ペースの計算方法」を参照のこと

⑥数字でイメージしてから動画で実際のレースを確認する

⑦目立った傾向を持たないレースは結果から学ぶ姿勢を持つ

⑧枠順やローテなども見落としがないか確認する

 

以上です。

 

やることは多いのですが

やればそれだけ身についてきます。

はしくれも実際こうして

予想を組み立てていますので・・・

 

この部分は予想時間を

大幅に使うところですが

単にデータを確率でまとめた傾向より

内容が濃く実践的です。

 

変化にも対応しやすく

予想力も磨かれますので

本格的にやりたい方はぜひ

参考になさって下さい。

 

それでは

プロの手の内を知って

収支改善が果たせますよう・・・

はしくれの切なる願いが

あなたに届きますように。

 

競馬予想の方法―効率的な8つの順序

こちらもぜひお役立て下さい。




投稿者: はしくれ

現役のプロ競馬ライターです。パドックが一番得意で、JRA全場を踏破。地方・中央問わず競馬が大好きで、ブログを通じて収支改善のお手伝いをしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です