アエロリット―馬体の殿堂(7)

優勝馬アエロリット(牝・4歳)

2018年10月7日(日曜日)

11R毎日王冠GⅡ

東京芝1800m(晴れ・良)

走破タイム:1分44秒5(1馬身1/4差)

馬体重:508kg(+6kg)

 

J.モレイラ騎手騎乗

菊沢隆徳厩舎所属

ノーザンファーム生産

単勝1番人気(2.3倍)

パドックロード評価:◎(コメントあり)

 

 

第7回の選出馬は

GⅡ毎日王冠快勝の

4歳牝馬アエロリットです。

 

1周目のパドック登場時から

周囲がざわつくほどの好仕上がりで

一際光り輝いていた

この日のアエロリット。

 

牝馬とは思えないほどの

馬格と豊富な筋肉量で

古馬牡馬を圧倒するほどの

状態にありました。

 

菊沢厩舎の管理馬ですが

同厩舎にはダイワキャグニーもおり

ややスレンダーなバランスの良い

馬体づくりが得意な厩舎です。

 

また鞍上のモレイラ騎手は

末脚を長く活かせる騎手で

展開的にも性質的にも

うってつけのパートナーでした。

 

 

どうでしょう。

モレイラ騎手も堂々として

自信たっぷりに見えませんか?

 

ちなみに

この日のアエロリットは特に

安定した歩様を見せており

脚捌きの軽やかさが特に

印象的なパドックでした。

 

張り詰めた筋肉にツヤのある肌

柔軟性の高い関節・・・

どれをとっても非の打ち所のない

パーフェクトな仕上がりでした。

 

また

この一戦での個人配信

「パドックロード」の印ですが・・・

 

 

◎1着→▲4着→〇6着→☆7着でした。

 

ライバルもさすがに良い馬でしたが

アエロリットだけは別格で

毎日王冠2018結果・優勝馬はアエロリット

でもお伝えしたとおりに

周囲から感嘆の声が上がっていました。

 

いかにもノーザンファームの体型で

それも一流の馬に見られる

良質なバランスで垢抜けている

スピードタイプの牝馬です。

 

距離的には中距離が合いそうですが

1800mは2-1-0-0と

条件もぴったりだったと

言える今回の一戦でした。

 

また

4か月の休み明けでしたが

仕上がりをみれば問題はなく

安田記念時と比較しても

それがはっきり分かります。

 

その前走の安田記念が

以下のような仕上がりで・・・

 

 

今回の毎日王冠が

このような仕上がりです。

 

 

やや画像がぼやけていますが

殆ど変わりなく仕上がっていることが

お分かりいただけると思います。

 

同馬は3か月以上の休み明けは

1-3-0-0と苦にしておらず

新馬戦も優勝するなど

いきなりから走れるタイプです。

 

気の良い牝馬

を地で行くような

パドックだったと思います。

 

それでは

もう一度近くから見た

画像を取り上げておきましょう。

 

 

う~ん・・・

惚れ惚れしますね。

 

うっすら浮き出たあばらといい

やや外目を歩く歩様といい・・・

この馬の子どもを見るのが

今から非常に楽しみです。

 

昔は

名牝は名馬を産まない

という格言もありましたが

現在はその流れも変わってきており

それだけに期待してしまいます。

 

その仔馬たちが成長して

ターフを沸かせてくれること

そんな未来も願って同馬を今回

選出するに至りました。

 

まずは競走馬として無事に走り抜き

その姿で魅了してほしいですし

旬の馬体で大舞台に

華を添えてほしいと思います。

 

アエロリット=隕石

という名に負けない

インパクトのある同馬。

 

今後も益々その走りから

目が離せないところです。

 

*殿堂馬選出ルールは

馬体の殿堂―序章から

第6回選出馬は

グランアレグリア―馬体の殿堂(6)

第8回選出馬は

オジュウチョウサン―馬体の殿堂(8)

をご覧ください。




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