長距離適性。
ラジオNIKKEI賞からの参戦で
適性が掴めなかったフィエールマンですが
ルメール騎手のインタビュー通りに
距離不安のない走りで優勝。
関東馬による菊花賞優勝は
マンハッタンカフェ以来
実に17年振りとなる
快挙を達成しました。
終わってみればルメール騎手に
デムーロ騎手、武豊騎手と
一流の騎手が揃って上位を
独占した菊花賞2018。
騎手50馬50の格言も
思わずにはいられなかった
この一戦をまずは予想から
振り返って参りましょう。
<菊花賞2018予想・印&買い目>
◎エポカドーロ
〇エタリオウ
▲ジェネラーレウーノ
☆ブラストワンピース
買い目・・・ワイドボックス各100円、計600円。
それでは結果です。
<菊花賞2018結果>
優勝馬・・・フィエールマン
2着馬・・・エタリオウ(〇)
3着馬・・・ユーキャンスマイル
(◎8着、▲9着、☆4着)
はしくれ・・・完敗です!
予想を参考にして下さった皆さん、誠に申し訳ございませんでした(><;)
はしくれの本命◎エポカドーロは8着・・・
4コーナーを回った時には
行けるかと思いましたが
残念な結果となってしまいました。
それではそんな一戦となった
菊花賞2018を
早速回顧して参りましょう。
まず、スタートですが・・・
内で4番ジェネラーレウーノが
好スタートを決めましたが
外の15番オウケンムーンが
一頭出遅れてしまいます。
その他の各馬は大体5分に
スタートを決めて早速
序盤のポジション争いへと
レースが流れて行きました。
先手をとったのは好スタートから
ポジションを確保したジェネラーレウーノで
1000mの通過タイムは
62秒7のスローでした。
画像の矢印エタリオウは
最初後方を進みましたが
ペースが緩いと見て1周目の
直線で押し上げていきました。
最後の直線に入るまでに
隊列は殆ど変わらず
先導役のジェネラーレウーノが
スタミナが尽きて下がっていきます。
ここで内からはエポカドーロ
外からはエタリオウが進出しますが
中を割って赤丸で囲った
フィエールマンが進出します。
一旦は完全に抜け出した
エタリオウとデムーロ騎手に
このフィエールマンとルメール騎手が
猛然と競り掛けます。
最後はもつれにもつれたゴールで
写真判定となりましたが・・・
ハナ差でフィエールマンが
差し切って優勝しました。
優勝後のインタビューで
ルメール騎手が話したことに
距離は問題ないと思った
という内容がありました。
これについてはしくれは
非常に悶絶する結果となりまして・・・
それを馬体診断の中で
お話ししたいと思います。
まずは優勝馬フィエールマンです。
この馬はメンバー中で
最も長距離体型の馬で
最初の1周目から配信で
印をつけるか悩みました。
☆のブラストワンピースよりも
距離の面では良さそうでしたが
馬体の厚みを重視したことが
裏目に出てしまいました。
また元々の好馬体で
スラっとした胴長な馬ですが
+4kgと決してそこまで
依然と変わった様子もなく・・・
ラジオNIKKEI賞での2着を
どう捉えるべきかで悩み
結論を結果に委ねる形で
敗戦を喫してしまいました。
パドック会員の皆様には
大変申し訳ございませんでした。
自身の未熟さを痛感させられた
一戦となってしまいました。
ただ今回の敗戦を糧に
立ち上がる決心は堅いです。
1800m戦しか経験のない
同馬でも走ったのです。
やはり体型的な適性については
これからも重視すべきと思います。
認識を改めて更に
上を目指したいと思います。
2着馬はエタリオウでした。
この馬には何度も驚かされますが
今回は長距離仕様の馬体でした。
はしくれのパドックロードでは
本命◎が重賞8連勝中で
この菊花賞でも選び抜いて
同馬に本命を打ちました。
+4kgと言えど絞れたお腹に
きっちりつくってきた輪郭と
それでいて消失を免れた
高い柔軟性が見てとれました。
ツヤもよく状態も絶好調で
行けるだろうと思いましたが
フィエールマンが差してきたときには
頭が真っ白になりました。
重賞9連勝を狙って
買った単勝馬券も散り
自身の判断の甘さと合わせて
悔恨極まるゴールでした。
プロの世界は結果は全て。
このハナ差は大きい差でした。
悔んでも悔やみきれない
そんな菊花賞でした。
3着馬はユーキャンスマイルです。
この馬は以前から好馬体が
目につく一頭ではありましたが
この日も長距離向きの馬体が
かなり気になる一頭でした。
ただ馬体の大きさの割に
少し華奢に見えたことと
フィエールマンの存在もあったため
印を回す余地もなく・・・
ブラストワンピースを交わして
3着としたのは適性でしょう。
今回は特に馬体面で
この要素が強く出ていました。
因みにパドックロードの印は
以下の通りでした。
◎2着→☆4着→〇8着→▲9着でした。
当ブログ予想と同じ4頭になりましたが
先週に引き続きこの判断は
かなり珍しい事態です。
結果は残念ではありましたが
上記の馬たちも仕上がりはよく
3000mまでならこなして
おかしくない仕上がりでした。
☆のブラストワンピースは
予想時には疑問でしたが
筋肉よりも柔軟性を
重視した仕上がりが好感でした。
出走レースのための陣営の
努力を感じた仕上がりでしたが
何分あの馬体の厚みからは
中距離が向いていそうです。
よく3000m戦で
走り抜いたと思います。
今後は中距離を中心に
見てみたい逸材です。
ということで・・・
これまでもはしくれは
敗戦を様々経験していますが
今回の菊花賞は相当の
ショックを受けてしまいました。
優勝馬と引き合う自分でないのが
心底悔しく思います。
これまでもこれからも予想力を
まだまだ鍛えねばなりません。
終わりのない戦いが競馬予想の
本質であり戦いです。
もっと当てたい、楽しみたい。
もっと学んでいきたいと思います。
それをご覧下さる読者の皆さんと
分かち合えたら・・・。
どうぞこれからも当ブログを
ご覧いただけますように。
☆ハナ差の2着でストップ・・・
重賞で本命◎8連勝を達成した
天皇賞秋も全力で臨みます。