サトノティターン―馬体の殿堂(1)

 

優勝馬サトノティターン(牡・5歳)

2018年5月19日土曜日

10R是政特別

4歳以上1000万下

東京ダート2100m(晴れ・良)

走破タイム:2分12秒0(6馬身差)

馬体重:572kg(+10kg)

 

H.ボウマン騎手騎乗

堀宣行厩舎所属

ノーザンファーム生産

単勝1番人気(3.0倍)

パドックロード評価:〇

 

記念すべき第1回の選出馬は

是政特別優勝馬

サトノティターンです。

 

流線形の体つき

伸びやかな腹回り。

そして張りのあるお尻と

美しい毛ヅヤ・・・。

サラブレッドが芸術品と言われるように

うっとりするような仕上がりです。

 

堀厩舎の管理馬の多くが

切れ長の馬体を維持していますが

同馬もまたその特徴を

よく表しています。

 

管理する調教師によって

馬体に特徴が現れますが

これぞ堀厩舎の仕上がりという同馬を

最初に選出致しました。

 

東京コースでよく走る馬は

馬体が長い馬が多く

この馬もそれに適した仕上がりになっています。

 

お尻の部分にある模様は

ひし型のテンプレートでつけられた

おしゃれポイントです。

速そうに見えますね。

 

それではここでもう一枚

写真をご覧いただきましょう。

 

 

非常に均整の取れた馬体で

+10kgの馬体増も

全く太め感はありません。

 

元々馬格のある馬ですから

増減を消化しやすいでしょうが

毛ヅヤの良さからも体調の良さが

しっかりと窺えます。

 

リラックスして歩けており

とても良い雰囲気でした。

お尻の盛り上がった筋肉と

肩についた筋肉が

バランスよくついているため

理想的な仕上がりでした。

 

因みにこのときのはしくれの

パドックロードの配信結果は・・・。

 

 

〇1着→▲4着→◎5着→☆7着でした。

 

◎はハッスルバッスル(5着・8番人気)

でしたが

サトノティターンのレースぶりは

「格が違う」

と言ったところです。

せっかくなので◎と

馬体を比較してみましょう。

 

 

う~ん。

こちらも相当仕上がっていますが・・・。

馬格の違いが出たようです。

 

この馬自身は494kgと

中々見栄えのする馬体ですが

パドックは基本的に横の比較が重要

ですので・・・。

 

必ずしも大きい馬が勝つとは限りませんが

これは博物史でも証明された

ひとつの事実でもあります。

 

それではここでもう一度

サトノティターンの画像を

ご覧いただきましょう。

 

 

う~ん・・・

良い馬ですね~。

腹回りのすっきり感が

より良いようにも見えますね。

 

やはり無駄な肉がない上

走る筋肉はしっかりある。

人間でも言えることですが

これが重要なポイントです。

 

サトノティターンは今回の勝利で

4戦3勝となりました。

半年の休み明けでしたが

これくらい仕上がっていれば

勝負になるという一例です。

 

このあたりはデータだけでは

分からないところですから

相馬眼もぜひ身につけて

予想力を向上しましょう。

 

それでは記念すべき第1回

「馬体の殿堂」を終了します。

 

*殿堂馬選出ルールは

馬体の殿堂―序章から

第2回選出馬は

トゥザクラウン―馬体の殿堂(2)

よりご覧ください。




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