敗戦。
はしくれ本命のステルヴィオは
4着に沈みましたが
優勝したのは7番人気の
エポカドーロでした。
前哨戦のスプリングステークスで
接戦を演じた2頭でしたが
今回は逆転を許す結果となりました。
稍重発表の馬場の中
懸命に駆け抜けた16頭。
第一冠の結果をまずは
予想から振り返りたいと思います。
<皐月賞2018予想・印&買い目>
本命◎ステルヴィオ
対抗○ワグネリアン
単穴▲オウケンムーン
買い目・・・単勝&複勝◎各100円、ワイドボックス各100円、計500円。
それでは結果です。
<皐月賞2018結果>
優勝馬・・・エポカドーロ
2着馬・・・サンリヴァル
3着・・・ジェネラーレウーノ
(◎ステルヴィオ4着、○ワグネリアン7着、▲オウケンムーン12着)
はしくれ・・・完敗です!
予想を参考にして下さった皆さん、誠に申し訳ございませんでした(><;)
馬場が渋ること
馬群がふたつに割れる事
ペースが速くなる事等は
予想に織り込み済みでしたが・・・。
早速レースを回顧して参りましょう。
まず、スタートですが・・・。
少しバラっとしたスタートになります。
赤丸で囲ったエポカドーロは
好スタートを決めましたが
中団の競馬を期待した
▲オウケンムーンは出遅れてしまいます。
内からアイトーンが先手を主張しますが
ジュンヴァルロ、ジェネラーレウーノも
簡単には譲りません。
1000m通過は59秒2でしたが
稍重馬場を考えるとこれは速い流れです。
馬群が真っ二つに割れましたが
予想以上に前に行く馬が
少なかったと思います。
後方を行く各馬は少し前との差が開いています。
最後の直線に入ると
さすがに前との差は詰まってきますが
馬場の影響も受けて中々
後続の馬が追い込んできません。
先団で粘っていたジェネラーレウーノが
後続を振り切りにかかりましたが
2分した馬群の先頭で機を窺っていた
戸崎騎手のエポカドーロが
勢いよく伸びてきました。
最後は後続を2馬身振り切り
エポカドーロが優勝。
2着には中団外を回ったサンリヴァルで
3着にはジェネラーレウーノが残しました。
4~6着争いは
熾烈な差し争いになりましたが
3頭が上がり最速で並んでいます。
馬場が荒れてきた事もあり
伸びあぐねた様相です・・・。
因みにパドックロードの印は・・・。
▲3着→○4着→◎7着→☆12着という結果でした。
非常に残念な結果となってしまいましたが
馬体診断を実施して参りましょう。
まず、優勝馬エポカドーロですが・・・。
前走時からの上積みは大きくはありませんでした。
以前もお伝えいたしましたが
中山向きの馬体をしており
この点コース適性の差が
顕著に出たと思います。
戸崎騎手も好騎乗でしたが
馬もよくそれに応えたと思います。
見栄え以上に走るタイプです。
2着馬サンリヴァルも
同じく中山向きの馬体で
力の要る馬場になって
前進したと思います。
この馬もさほど前走より
上積みは見られませんでしたが
コース適性のある馬のワンツーで
意外と珍しい同タイプの馬体の
決着となりました。
3着馬ジェネラーレウーノは
相当仕上がっているように見えました。
この馬としては90点は付けられる仕上がりで
休み明けと展開を考えれば
十分な成績でしょう。
今回の馬体をみれば
ダービーでも楽しみです。
4着のステルヴィオは
上昇が緩やかでした。
線の細さは変わらずですが
それよりもハリがやや乏しく映りました。
それでもバランスは随一ですし
全体で見ると垢抜けています。
ダービー時は上昇してくれる事を願います。
5着はキタノコマンドールですが
これも中々好馬体でした。
ただやや緩さが残り
全体的に幼く見えます。
+12kgは決して太く感じませんでしたが
筋肉にもう少し張りがあると
ぐっと良くなると思います。
それからワグネリアンですが
同馬はかなり仕上がっていました。
前走からも良化が窺え
中距離も十分こなせる馬体に映りました。
何度やってもこの馬の一番手評価は
変わらなかったと思います。
ただ、この馬でも100点を付けるには
至りませんでした。
レース内容も福永騎手の
騎乗は良かったと思います。
明確な敗因が見つからない7着でした。
最後にオウケンムーンですが
同馬は5着のキタノコマンドールと悩んで
上位にとりました。
結果をみれば間違いのようですが
出遅れがかなり痛手に
なってしまった感もあります。
お腹周りがもう少し絞れて
張りが出てくると尚良いです。
この馬も成長途上でまだ幼いところがあります。
こうしてみるとダービーでは
着順ががらりと変わりそうで
馬体からも混迷具合が見て取れました。
パドック診断から察するには
ジェネラーレウーノの馬体のつくりや
仕上がり具合が目を引きましたが
同馬はダービー馬エイシンフラッシュに
似てるなという印象で
皐月賞3着というのも似通った面があります。
そういう意味ではダービーでは
更に不気味な存在でしょう。
そしてワグネリアンですが
今回の仕上がりならば
2400mは何とかこなせておかしくないと思います。
とにかくノーザン・社台系馬が
一頭も馬券に絡まないとは
データ面からも驚きましたが
逆転の余地は残されていると思います。
今回の一戦によって
予想の難度が上がりましたが
やはり大目標のダービーに向けて
各馬の仕上がりの上昇も
非常に楽しみなところです。
あとはダービーは枠順が命ですから
この点好枠に入るのが
どの馬になるかも注目です☆
皐月賞2018データ
・馬場状態:稍重。インが荒れていて、重馬場に近い馬場。
・走破タイム:2分0秒8
・1000m通過:59秒2
・ペース:ハイペース(馬群真っ二つ)
・レース上がり3F:37秒3=優勝馬35秒1