絶対的な存在として1番人気に推されたグレイル。
東京競馬場には多くのファンがつめかけ、同馬の走りに注目しました。
最後の直線では同馬の末脚爆発に期待が集まりましたが・・・。
優勝したのは好位で競馬を進めたオウケンムーンでした。
大手メディアによりますと敗因は「不明」という事ですが、
武豊騎手・野中調教師ともにショックだったと思います。
かくいうはしくれもパドックでは一番だと思っただけに・・・。
そんな今年の共同通信杯2018になりましたが、
しっかりと復習を怠らずにして参りましょう☆
それではまず、はしくれの予想です。
<共同通信杯2018予想>
◎グレイル
買い目・・・単勝200円、複勝200円。計400円。
このような予想でした。
そして結果は・・・。
<共同通信杯2018結果>
優勝馬・・・オウケンムーン
2着馬・・・サトノソルタス
3着馬・・・エイムアンドエイド
(◎グレイル7着)
はしくれ・・・完敗です!
予想を参考にして下さった皆さん、誠に申し訳ございませんでした(><;)
はしくれの本命◎グレイルは7着・・・。
非常に残念な結果となってしまいました。
それでは早速、波乱となったレースを回顧して参りましょう。
まず、スタートですが・・・。
内枠2番のカフジバンガードがやや後手を踏んでいますが、
大体各馬揃ったスタートとなりました。
ここから逃げ馬コスモイグナーツが早々先手を主張しますが、
他に競り合う馬もなく、単騎逃げが叶いました。
序盤はこのコスモイグナーツが2番手を離しにかかりますが、
東スポ杯と同様に、やや行き過ぎたかなと思います。
制御の難しい馬のようで、このあたり若さが目立ちますね。
離れた2番手にエイムアンドエイドが続いていきます。
前半の1000mの通過は60秒2というタイムで、
これはそんなに速い通過時計とは言い難いです。
特に2~3番手あたりからはスローは間違いないと思います。
こうなるとある程度前のポジションが欲しいところです。
隊列変わらず先頭コスモイグナーツ、
2番手エイムアンドエイドで4コーナーを迎えます。
◎グレイルは直線外に出して虎視眈々でした。
赤丸をつけたのが優勝馬オウケンムーンです。
3番手以下が実質スローでインが伸びる馬場でしたから、
北村騎手のレース運びは相当冷静だったと思います。
グレイルはその左3頭目にポジションを取っています。
ここは馬場があまり伸びない所ではあったのですが、
末脚に良いところがある同馬の力を信じたのでしょう、
武騎手はここからまっすぐ末脚を伸ばそうとしています。
ですが、無常にも追い込んでくる気配はありませんでした。
結局、完璧に立ち回ったオウケンムーンが優勝でしたが、
最後鋭く中を割ってサトノソルタスが追い込んで来ました。
3着争いは微妙でしたが、
ハナ差でエイムアンドエイドが粘り抜いています。
結果としては波乱の結果で場内も静まってしまいましたが、
競馬としては展開・馬場・位置取りの3要素からも、
オウケンムーンの優勝には極めて納得が行きます。
ただ、問題はグレイルが殆ど競馬をしていない事でした。
はしくれの「パドックロード」では以上の印で配信しました。
○2着→▲4着→◎7着→☆9着で、
▲ゴーフォザサミットが3着かと思ったのですが・・・。
・・・と、問題はそこではありません。
優勝馬オウケンムーンが買えなかった事もさる事ながら、
◎グレイルが馬体についても問題が無かった事です。
さて、どうでしょう。
はしくれとしては特に悪い点は見当たりません。
このあたりきっと、野中調教師も同じ感想だと思います。
それだけに「気持ちの悪い敗戦」という言葉が出たのでしょうが、
はしくれも全くこれと同じ意見です。
はしくれは同世代のダノンプレミアムもこの目で確認していますが、
この馬と比べても引けを取らないくらいに感じました。
事実速報の短評では「◎○抜けています」の評価を下したほどです。
やはり馬体からも敗因は「不明」と言うしかありません。
ただ、今回初めてこの目で馬体を確認できましたが、
本当にダービーを見据えられる一頭だと思います。
絞れた体、浮き出た筋肉、この季節でも悪くないツヤ・・・。
今回の敗戦だけでは到底見限れません。
そして、このグレイルに匹敵するほど仕上がりの良い馬が居まして・・・。
それが最後2着に食い込んだサトノソルタスでした。
う~ん・・・素晴らしい!(・・;)
今こうして写真で見ても出来の良さが伝わってきます。
これは先々実に楽しみな存在が現れました。
堀厩舎の管理馬にしてはゆったりとした腹袋であり、
このあたりも大物感がたっぷりと漂っています。
実はこのサトノソルタスとグレイルで散々悩んで、
配信に踏み切りましたが結果は上記の通りでした。
ですがサトノソルタス自体はポジションも後ろでしたし、
ペースを考慮すれば相当に価値ある2着だと思います。
それにしても今年の3歳世代は良い馬が凄く多いです。
そしてお待たせしました、優勝馬オウケンムーンです。
改めて写真で見ると中々の好馬体ですね。
この馬は上記2頭から離れた3番手候補の一角でした。
ではなぜこの馬を切ったのかと言うと・・・。
小さな馬格と未成熟さからです。
やはり馬格に恵まれた馬が多いこの世代の中にあって、
同馬は牡馬としては小柄な、458kgです。
-10kgは気になりませんでしたが、まだ馬体には緩さもあります。
ただこれだけ好仕上がりの上記2頭を凌ぐ勝利は、
はしくれの相馬眼の認識を改めさせられます。
正直、この馬を3番手に取れなかった事は後悔しています。
そして3着のエイムアンドエイドです。
この馬は写真で見てもあまり見栄えはしませんが、
-8kgでも太め残りで、緩さもまだ気になりました。
この馬はミナリク騎手が非常に上手く捌きましたし、
パドックとしては非常に選びづらい一頭でありました。
それでも長い東京の直線を前々で粘り込むのですから、
ペースが遅くなったとはいえ、先々が楽しみです。
春を迎えて絞れてきたら、より存在感を増すかもしれません。
血統的にも長く活躍を見せてくれた両親でもありますから、
息の長い活躍を期待したいところです。
と、いう事で・・・。
結局馬体から見てもグレイルの敗因はよく分かりませんが、
前走での差し切りの反動かもしれません。
実際タイムフライヤーはGⅠを勝つほどの馬ですから、
かなり披露が溜まっていたとしても不思議はありませんので・・・。
その馬にとって限界を超える走りだと次が不発になるのは、
キタサンブラックが昨年の宝塚記念で証明しています。
この時も敗因不明で随分騒がれたものですし、
グレイルはまだ3歳ですから見限るのは早計でしょう。
体勢を立て直されて次走は末脚爆発のシーンを今度こそ見たいですね!
*優勝馬クリンチャーの関係者の皆様、及び馬券的中者の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。
*クイーンカップの無料予想はこちらからご覧ください。
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