なぜ今、パドックなのか。

 

皆さんこんにちは、はしくれです。

雨の日も、風の日も、

雷の日もパドックに興じてきたはしくれ。

 

データ競馬が叫ばれて久しい競馬予想の世界の中で、

はしくれは予想力の向上を、パドックに注いできました。

 

アナログからデジタル全盛に切り替わっていくこの世の中で、

どうして今、パドックこそが大事だと言い切れるのか。

今日ははしくれのこれまでを振り返り、

パドックに情熱を注ぐ理由をお話したいと思います。

 

まず、皆さんに質問ですが、

皆さんは競馬を楽しんでいますか?

 

大部分の方が悩みつつも楽しんでいると思いますが、

以下の点があれば黄信号です。

 

・いつも騎手に文句を言っている

・確たる予想法がない

・予想する時間が持てない

・高配当ばかり狙っている

・競馬が好きと人に言えない

・運が無いと嘆いている

 

これらは競馬が外れてばかりの人に見受けられる特徴です。

何を隠そうはしくれも、この道を通ってきました。

だからこれは本当ですし、実際楽しめてもいないのです。

 

幸い「競馬が好き」という部分だけは、

競馬好きな友人がいた為に隠さずに済みましたが、

やはり周りを気にして予想していたのでは、

予想の精度も上がりません。

 

はしくれは今でこそプロの予想家のはしくれですが、

競馬を始めた最初の頃は、

何も知らない素人でした。

 

競馬サークルの方々と面識などありませんし、

何から予想をして良いのかも全く分かりませんでした。

そんなわけで最初の内は競馬はひたすら見るものでしたし、

実際高校生でしたから馬券も買えなかったわけです。

 

最初の内の4年間は、競馬ゲームで過ぎました。

夏休みなどは殆どゲームで一日潰れる事もありました。

ダビスタとかウイポとか、

ご存知の方には分かると思います。

 

最強馬を生産する事を目的としたゲームの中で、

競馬の仕組みについての基礎は身に付いたと思います。

そして、成人して馬券が買えるようになり、

競馬場で実際に馬券を買ってみた結果・・・。

 

これが全く当たらなくて、びっくりしたのを覚えています。

まず、最初にパドックを見た時の印象は、

「どの馬も同じに見える」

でした。

 

 

目の前を歩いている馬を眺めていても何も分からず、

仕方ないので新聞を買って馬柱の読解に挑みました。

それまで見てきた競馬からは、

人気馬が強いという理論くらいしか持っておらず、

殆ど「何が人気しそうか」を考える程度に過ぎませんでした。

 

馬柱からも殆どレースの格と着順を見るだけで、

馬場を読んだりペースを読んだりといった、

基本が全くありませんでした。

 

やればやるほど当たらなくなる競馬が不思議で仕方なくて、

どんどん研究を重ねる内に少しは詳しくなってきました。

それでも中々結果は出ずに、

知識ばかりが量を増し、

財布の中身はいつもカラで競馬場を後にしました。

 

それが一変する出来事は、

ある日突然訪れました。

 

それは競馬場に妻を初めて連れて行ったある日の事・・・。

この日初めて妻が選んだ馬が、

単勝90倍という大穴馬だったのですが、

これがいきなり1着でゴールを駆け抜けていきました。

 

 

2着には1番人気で、

周りは皆この馬に声援を送っていました。

直線に入ってから大穴馬を応援していたのは、

はしくれたった一人です。

 

妻には訳が分からないので、

こうなるしかありませんでしたが、

単勝馬券を握り締めて、

それまで一度も取った事の無い、

高額配当に一人で絶叫しました・・。

 

最初はとても驚きましたが、

はしくれはこの最初の出来事を、

「ビギナーズラック」

で片付けていました。

 

でも、違いました。

 

その後も妻は事ある毎に高配当を的中し続け、

単複だけで十分な回収率を誇っていました。

本人は才能があると特に思っていませんでしたが、

複勝50倍を的中するなど、明らかに異常でした。

 

最初の出来事をきっかけに、

良く二人で競馬に出かけましたが、

勝つのはいつも妻ばかりで、

はしくれは負けてばかりでした。

 

知識ばかりが太った人間に良くありがちな失敗ですが、

はしくれはこれが悔しくて、妻に教えを請いませんでした。

今考えれば馬鹿げていたと、心から思います。

 

独力で何とかしたくて毎日パドックに通い詰め、

段々勝ち星は増えましたが、

満足の行く結果は出せず・・・。

その間もやはり妻だけ勝って帰る日が続きました。

 

最悪なのは外れた事を騎手の騎乗のせいにしたり、

運や手持ちが少ない事など、何かのせいにした事でした。

こういう時の人間というのは、

とても意固地になっており、

とても妻が「この馬だよ」と言える空気ではありませんでした。

 

そんな中パドックを止めて、

データ予想にシフトしようとした時期もありましたが、

一旦パドックに慣れてしまうととにかく時間が勿体なくて、

どうしてもパドックへと足を運んでしまいました。

 

 

はっきり言ってデータ予想は時間がかかり過ぎます。

一般の競馬ファンがなけなしの時間をはたいて、

ちょこっと予想するくらいでは時間が全然足りないのです。

 

競馬の事ばかり考えられる競馬記者でさえ外れるのです。

大事な時間を競馬だけに使える人間は少ないです。

 

そうして結局、パドックこそが理想的だと結論しました。

パドックはデータ予想と比べて逆に時間が少ないですが、

以下の点で他には無い、圧倒的な優位性があります。

 

・競馬が開催されている間しか時間が取られない

・1レースの予想時間は長くても20分

・他のどんなデータよりも情報の鮮度が高い

 

特に情報は鮮度が命ですから、

この部分は大きいです。

 

既に当ブログでも告白していますが、

データ予想とパドック予想では印の違いも起こります。

それも、しょっちゅうです。

 

必死に時間を割いて予想をしたのに、

目の前を歩く馬を確認する事僅か15~20分で、

その全てが覆されると正直非常に落胆します。

 

ですから、データがデジタルでいくらまとめられようと、

アナログで馬を見る技術の方が優れていると思います。

そもそも電池も要りませんしね。

 

また、パドックの上達の秘訣ですが、

これははっきり言ってしまえば、

分かっている人から直接、その馬を教えてもらう

事が一番の近道です。

 

はしくれも10年間、妻に教わらず粘りましたが、

どうしても一線が越えられず、

ついに頭を下げました。

 

それまでも「妻が買うのはこの馬じゃないか」とか、

考えながら買っていたのに、です。

こういう自分がつくづく嫌になりましたが、

おかげで下地はできていました。

 

そうして妻が教えてくれた馬を久しぶりに買ったあの瞬間・・・。

結果はやっぱり1着でした。

 

あの時から3年。

 

単位こそ殆どが百円単位での購入ですが、

2017年にはついに相馬眼で年間プラスを達成しようとしています。

これからの継続が鍵ですが、

これまでも90~100%の回収率を維持してきました。

 

だからこそ今、思うのです。

競馬を上達させたいのなら、

今、パドックに打ち込むべきだと。

 

競馬関係者の情報も、

他人の意見も要りません。

必要なのは技術です。

 

勝てなければ・・・

せめて、負けない競馬ができなければ、

競馬は楽しくありません。

 

パドックに熱中すれば、自然と馬券も単複に寄ります。

高額配当を狙って大事なお金を失うよりも、

まずは勝つ為、負けない為の技術の習得を目指しましょう。

それが何より競馬の楽しさを、

知るきっかけになりますから・・・。

 

皆さんの馬券の収支改善は、

皆さん自身の技術の習得にかかっているはずです。

それをはっきり意識できるかが、

今後を左右する事でしょう。

 

*はしくれ流パドック術の基礎&極意は、パドックの見方、お教えします!をご参照下さい。




投稿者: はしくれ

現役のプロ競馬ライターです。パドックが一番得意で、JRA全場を踏破。地方・中央問わず競馬が大好きで、ブログを通じて収支改善のお手伝いをしたいと思います。

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