皆さんこんにちは、はしくれです。
日曜日は京都競馬場で、
GⅠエリザベス女王杯が開催されました。
戦前の予想通りスローペースになった当レースですが、
優勝馬はM.デムーロ騎手騎乗の5番人気モズカッチャンでした。
今回はしくれが推した本命◎ヴィブロスは5着・・・。
この本命には自信があっただけに、驚きの敗戦でした。
相手に選んだ▲モズカッチャンと、
☆ミッキークイーンは1着・3着と馬券対象にはなりましたが・・・。
流し馬券のみの購入で的中には至りませんでした。
ヴィブロスは何で負けたのか。
この部分についてはしくれなりに分析を致しますので、
どうぞご覧になって下さい。
因みにはしくれの全予想は、以下の通りでした。
<エリザベス女王杯2017 印&買い目>
◎ヴィブロス
○ルージュバック
▲モズカッチャン
☆ミッキークイーン
買い目…馬連&ワイド流し◎ー○▲☆各100円、計600円。
それでは、結果と配当をお伝えしたいと思います。
<エリザベス女王杯2017 結果&払い戻し>
はしくれ・・・完敗です。
予想を参考にして下さった皆さん、誠に申し訳ございませんでした(><;)
はしくれの本命◎ヴィブロスは5着・・・。
それでは早速、レースを振り返って参りましょう。
まず、スタートですが・・・。
特に大きな出遅れはなく、
大体揃った飛び出しになりました。
内枠のクロコスミアが先手を主張するかと思いきや、
更に内から1枠1番のクインズミラーグロが行きました。
最初の600m通過時点ではこのような位置取り。
赤丸で囲った◎ヴィブロスは好位の4番手で絶好のポジショニングで、
正直この時点で既に、まず凡走はしないだろうと高を括っていました。
1000mの通過タイムは1分2秒0。
この通過タイムからも後ろの馬には厳しそうでした。
これは予想時もお伝えした通りで、
秋華賞馬ディアドラや、
2着馬リスグラシューには厳しい流れだったと思います。
残り800m地点での各馬の位置取りです。
既に1着馬▲モズカッチャンは4番手のインを進み、
2着馬クロコスミアが2番手、
4着馬マキシマムドパリが3番手で競馬しています。
ヴィブロスはこの直後で大体5番手の競馬でした。
直線に入ったところで、
クロコスミアが抜け出しを図ります。
こういう荒れ馬場の逃げ馬は消耗が激しいもので、
一番前を走っていたクインズミラーグロが下がって行きます。
赤丸で囲ったヴィブロスはこの時点で4~5番手。
これなら十分差し届くだろうと期待を込めて見守りました。
ですが・・・。
???
どうした事でしょう。
ここから勝負というところで、溜まっているはずの脚がありません。
前で粘る各馬を捉えきれずに伸びあぐねている内に、
今度は外から強襲する☆ミッキークイーンにあっさり抜かれてしまいます。
そうこうする内、中から抜け出したモズカッチャンがクロコスミアを捉えにかかり、
外からミッキークイーンが上がり最速の脚で追い込みます。
このミッキークイーンが全てを飲み込むかと思いきや・・・
モズカッチャンが粘り切ったところが、栄光のゴールでした。
2着にもクロコスミアが粘って、
5番人気→9番人気の波乱の決着。
ヴィブロスはギリギリ5着で掲示板を確保しました。
この結果には本当に驚きました。
◎ヴィブロスは、ルメール騎手が非常に素晴らしい騎乗をしてくれたと思います。
最初から最後まで理想的な競馬でしたが、
それにも拘わらずの5着。
これでは尚更敗因を分析しない訳には行きません。
じっくりとレースを見直し、
これまでのヴィブロスの歴史も振り返ってみますが・・・。
最初の内は、
負けた理由がさっぱり分からない、
という結論になっていました。
というのも、スローのギアチェンジに弱いかといえば、
秋華賞を勝った際には、
レース上がりを1秒も上回る上がり最速で勝っていますし、
本日の馬体を見ても悪い部分は見当たりません。
ルメール騎手も上手でしたし、
ミッキークイーンよりも前で脚を溜めて仕掛けているので、
仕掛けが遅かったとも思えません。
堂々巡りになってしまいましたが、
ここで「はっ」と思いつきました。
敗因は同馬では無く、他馬にあると見るしかないのでは・・・と。
と、いう事で・・・。
敗因はこちら。
上位馬はこういうレースにヴィブロスよりも強かった
という事です。
(フローラステークス優勝時:はしくれ撮影)
こういうと当たり前の事なのですが、
その結論から更に中身を分析すると、
①2200m以上の距離経験がヴィブロスには無かった事
②荒れた馬場状態でスタミナがより問われる状況だった事
③スローペースで先行各馬が内枠を引いていた事
という点が挙げられます。
実際距離経験では2着のクロコスミア以外の、
1~4着馬に実績がありました。
また、2着のクロコスミアに関しても、
父がステイゴールドで、
この点血統的にも得意な距離だったかも知れません。
更に今年は連週の降雨の影響で、
馬場状態が非常に読みにくいレースが続いていますが、
きれいな馬場が理想の同馬はこの点苦しんだかも知れません。
走破タイムが2分14秒台というのも、
良馬場としては遅いですしね。
また、最初からインで走れた1~2着馬の枠順も、
スタミナロスの低減に繋がった可能性が高いです。
予想時は中々ここまで考慮できませんでしたが、
ヴィブロスが絶対的とは言い切れない理由もこうしてみるとありますね・・・。
そして一つ思った事は、
各馬のポジションを考えるにつけ、
ミッキークイーンは相当強い競馬をしたという事です。
終わってみれば外寄りの10番枠で4角12番手の位置取り・・・。
スローペースの荒れ馬場でタイム差なしの3着という結果は、
正直、勝ちに等しい内容です。
休み明けで1-2-2-0と馬券圏外が有りませんし、
更に関西圏での競馬も4-3-3-0となりました。
この馬、本当に強いです。
と、いうことで・・・
荒れ馬場ではスタミナ重視、
ミッキークイーンは次走もより楽しみで、
ヴィブロスはきれいな芝の中距離でもう一度見直したいです。
これらの点が次の的中に生きてくれば嬉しいのですが・・・。
今回は◎ヴィブロスの敗因を探る事で、
次の競馬に活かせるよう、発見をしていきました。
競馬は予想と復習が二つで一つです。
これからもレースを回顧しながら、
もっともっと競馬に強くなりたいと思います。
今回は的中できず、申し訳ございませんでした。
これからも精進して参りますので、
何卒変わらぬご声援を下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、また来週の予想もお楽しみに☆
*勝利されたモズカッチャンの関係者の方々、及び馬券的中者の皆さんに、心よりお祝い申し上げます。本日は誠におめでとうございました。