皆さんこんにちは、はしくれです。
毎週のように雨に祟られている秋のGⅠ開催ですが、
今週は古馬の大一番・天皇賞秋が東京競馬場で開催されます。
土曜日に実際、はしくれ自身が現地で確かめた雨の状態は「小雨」。
ですが時折強く降る事もあり、
水はけのよい東京競馬場と言えど、
水分を含んだ馬場になる事が濃厚な状態です。
1番人気キタサンブラックは宝塚記念のやや重馬場で敗戦、
3歳牝馬ソウルスターリングは毎日王冠の負け方と馬体の仕上がりに疑問、
海外帰りで半年振りのネオリアリズムはローテと中間の調整に不安と、
GⅠ馬にも死角が散見される難解な一戦です。
こうなると休み明けに加え、重馬場が大得意なサトノクラウンが急浮上。
恵みの雨になると踏んで、本命に抜擢です。
それでは早速、天皇賞秋の出馬表と予想をお送り致しましょう。
<2017 天皇賞秋予想 印&買い目>
◎サトノクラウン
○サトノアラジン
▲ステファノス
買い目・・・単勝◎・○各100円、馬連◎ー○100円、ワイド◎~▲ボックス各100円、計600円。
本命◎はサトノクラウンです。
今回の天皇賞秋の馬場状態の予想ですが、
先述の通り、やはりやや重以上に馬場が渋りそうな気配です。
府中の空は日曜日未明にかけて雨が強まる予報が出ており、
日中も日差しが望めないとあっては、
馬場回復の見込みは薄いでしょう。
となれば当然、
宝塚記念でやや重馬場を快勝してきた同馬の適性が生きてきます。
同馬はやや重・重馬場で重賞4勝と得意な上に、
上がりがかかる展開では同馬の持続力が武器になります。
また、今回も鞍上にはM.デムーロ騎手が騎乗で、
同騎手が手離さなかった点からも、
リアルスティールよりは上と考えて良いでしょう。
東京でも2勝しておりコース適性も高く、
内目の好枠2番をゲットと運も味方しています。
展開的にもスローの瞬発力勝負にはまずならなそうなメンバー構成で、
2400mの実績からも、タフな勝負は望むところです。
対抗○にはサトノアラジンです。
同馬は毎日王冠の結果でもお伝えしましたが、
馬体は今が完全に旬を迎えており、
叩き2戦目で上昇があれば120%の仕上げも有り得る、
今年の安田記念の勝ち馬です。
東スポに寄せられた池江調教師のコメントによれば、
同馬は前回時にはまだ「馬体に余裕が有った」という判断で、
今回は前走時よりも少し絞れて出てきそうです。
これについてははしくれの眼には前走時でも100%仕上がっていましたが、
確かに絞るか増やすかで言えば、絞るのが正解でしょう。
調教の動きからも絶好調が伝わる仕上がりで、
前走を上回る完璧な仕上がりに、期待が高まります。
尚、同馬は重馬場の京王杯で9着に敗れていますが、
この時は重馬場よりも、
休み明けとスローペースが複合的に影響したとはしくれは見ています。
その点今回は重馬場でも、
叩き2戦目でミドル~ハイペースになりそうな展開で、
データ優勢な上がり最速馬として外差しを決められそうです。
血統的にもエリザベス女王杯優勝のラキシスの弟で、
スタミナ的にも2000mは守備範囲だと思います。
最後に▲はステファノスです。
同馬はこれまで天皇賞秋で連続して好走しており、
それでいて今回は人気が無いのが不思議な馬です。
大阪杯でキタサンブラックに詰め寄っている事からも、
好位で折り合ってタフな流れになる事は歓迎のクチ。
前走のオールカマーを叩かれた事も好感です。
それというのも前回は距離が今回よりも長かったからで、
スタミナ勝負になりそうな今回、この経験が生きてきそうです。
重馬場実績も1戦1勝と馬場も問題にしないでしょうし、
瞬発力より持続力で勝負するのも合っています。
叩き2戦目も2-3-1-1と4着以下は僅かに一回、
これだけ材料が揃っていれば、
勝ち切るまでは行かないまでも、上位入線は有りそうです。
そして馬券に加えなかった1番人気キタサンブラックですが・・・。
最初は☆として、ワイドボックスの4番手に加える予定でした。
ただ、ワイドボックスよりも配当的に単勝も買っておきたかった事、
ワイドでは◎との本線が低配当になりそうな為、
今回は敢えて見送りにして様子を見たいと思います。
因みに同馬は1番人気に支持された宝塚記念が9着で、
今尚当時の明確な敗因を見出せていません。
この宝塚記念敗戦時、
主戦の武豊騎手が
「重馬場だけでこんなに負けない」
と言った事もひっかかっており、
いかに休み明けが得意と言えども積極的には買いづらいです。
ただ、東京では3-0-0-1とコース適性抜群な上に、
緩みの無い流れで走って押し切れるスタミナのある馬です。
宝塚記念の敗戦だけでは見限れない馬で、
距離も2-1-1-0と馬券圏外が有りません。
しかし、仕上げで言えば引退試合の有馬記念がピークがでしょうし、
ある意味負けても許されるのが今回だと思います。
この辺り、同馬の引退宣言とその後の種牡馬入りの流れを考慮し、
ジャパンカップと有馬記念まで馬券は控える事にしました。
よって買い目は単勝2点と、本線の馬連、ワイドボックスです。
さて、今年もハイレベルなメンバーが集った天皇賞秋ですが、
先頭でゴールを駆け抜ける優駿はどの馬になるでしょうか。
大注目の一戦を、見守りたいと思います。
それでは皆さん、この大一番も・・・グッドラック☆